カフェ・モンマルトル

高野雲の雑記帳。音楽・映画・読書・模型。

雑想 2017年12月

      2022/11/02

四間飛車上達法 藤井猛

四間飛車。

知ってはいても、どう活用して、どう勝ちに持っていくのか。

道筋が見えない初心者にわかりやすく解説してくれる本です。

知ってるだけではダメ。
何事もトレーニング、トレーニング!

ハンプトン・ホーズが奏でる《セント・トーマス》

ハンプトン・ホーズの『グリーン・リーヴス・オブ・サマー』。

なんと、なぜか(?!)、ソニー・ロリンズのカリプソ名曲《セント・トーマス》を弾いております。

ハンプトン・ホーズのピアノのタッチは、けっこう強い。

だからパキポキと聴こえる。

このパキパキとした歯切れの良い《セント・トーマス》に対しては賛否両論があるかと思いますが、個人的には、こういうのもアリかな?と思っておりまする。

もっと硬質で「寒い」タッチのデニー・ザイトリンの演奏もあったりしますからね。

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西インド諸島のカリプソ、つまり暑い土地を彷彿とさせる素朴で親しみやすいメロディが奏でる人のタッチによって、

真冬になったり(ザイトリン)、初夏になったり(ホーズ)と、まるで表情が変わるところがジャズの面白いところでもあるんですよね。

ハンプトンのパキパキピアノといえば、このアルバムのタイトル曲である映画「アラモの砦」のテーマ曲の《グリーン・リーヴス・オブ・サマー》、果たして彼のピアノのタッチに似合うのかどうかという問題もありますが、最初は違和感を感じつつも、彼が本心から「この曲を弾いてみたい」という想いが切々と伝わってくるので、聴いているうちに、これはこれでアリだよな~なんて思えてくるので、不思議なものです。

ア・シンプル・マター・オブ・コンヴィクション ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスが初めてエディ・ゴメスと共演したアルバムが、『ア・シンプル・マター・オブ・コンヴィクション』。

ゴメスのベースの音色が、とても太くて円やか。

おそらく、このアルバムの録音技師がルディ・ヴァン・ゲルダーだということも関係しているのかも。

ゴメスのベースが、エヴァンスのピアノと綺麗に調和しているんだよね。

そして、鋭角的なアクセントというか、ビシッとシャープなシェリー・マンのドラムスのスパイスが効いていますね。

三者の個性が良い形で活きたピアノトリオだと思います。

ジャケットも秀逸。

▼収録曲
1. ア・シンプル・マター・オブ・コンヴィクション
2. 星影のステラ
3. アンレス・イッツ・ユー
4. ローラ
5. マイ・メランコリー・ベイビー
6. センチになって
7. スター・アイズ
8. オンリー・チャイルド
9. ジーズ・シングス・コールド・チェンジズ

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ポール・チェンバース・クインテット

ポール・チェンバースと相性の良いドラマーといえば?

まずパッと浮かぶのがアート・テイラー。

チェンバースのラインとテイラーのブラシの音が耳の中で鳴り始めている方は、かなりのハードバップ好きさんですね。

レッド・ガーランドの『グルーヴィ』とか、バド・パウエルの『アメイジングvol.5』とか、いいですよね。

次にパッと思い浮かぶのが、やっぱりフィリー・ジョー・ジョーンズですかね。

フィリージョーのスティックワーク。
力強いシンバルへの打撃音や、破裂するようなハイハットの「シャッ!」。

マイルス・クインテットの『リラクシン』などの諸作品を思い浮かべる方も多いと思います。

では、アート・テイラーやフィリージョー以外だと?

意外とエルヴィン・ジョーンズとの相性も良い。

コルトレーン・カルテットでのエキサイティングなポリリズみまくりなドラミングも彼の持ち味ですが、じつは、かなり繊細で腰のあるドラムも叩く人なんだということが、『ポール・チェンバース・クインテット』を聴くとよーく分かります。

ハードバップ名盤であることは言うに及ばず、ベーシストリーダーの名盤であることと同時に、ドラム名盤でもあるのです、じつは。

▼収録曲
1. Minor Run-Down
2. The Hand Of Love
3. Softly As In A Morning Sunrise
4. Four Strings
5. What's New
6. Beauteous
7. Four Strings (Alt.Tk)

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ジミー・スミス・プレイズ・プリティ・ジャスト・フォー・ユー

ブルーノートは1563番、『ジミー・スミス・プレイズ・プリティ・ジャスト・フォー・ユー』。

ブルーノート1500番らしからぬ(?)、穏健かつ無難なジミー・スミスだ。

これは、穏健なジャケットからも中身が想像出来るかもしれないけれども、まさにジャケット通りの内容というべきか。

クオリティの高い演奏ではあるのだけれども、この時期の他のアルバムと比べると攻撃性が希薄。
より多くのリスナーに、ジミー・スミスのオルガンを無難に楽しんでもらおうという趣旨で作られたのだろうね。

ま、聴きやすいっちゃ聴きやすい。

ただ、『アット・ジ・オーガン』シリーズなどの勢い溢れる演奏に慣れてしまうと、もっと「ドバーっ!」とやってくれ~という欲求不満はつのるかもしれない。

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