雑想 2020年4月

      2022/10/11

ドナ・リー ベース・レッスン

《ドナ・リー》のテーマ(ジャコ・パストリアス風)のベースレッスン動画。

テンポ80からスタート。譜面付き。
これは便利。

一緒に合わせて、また1からやり直そうかな……(最近指が劣化して弾けなくなっている私)。

ノラ・ジョーンズのガールズバンド 新譜

ノラ・ジョーンズファンならお馴染みのガールズユニット、プスンブーツ(プス・ン・ブーツ)。

「プス・イン・ブーツ」といえば、「長靴をはいた猫」の原題ですが、このネーミングもノラのセンスなのかな?

このプス・ン・ブーツは、彼女がギターの練習をするために結成したバンドで、活動拠点はブルックリン。

思えば、このグループの歴史はけっこう長く、結成されたのが2004年とのことだから、もう16年もマイペースに活動を続けているんですね。

そんな彼女たちのアルバムが先月発売されています。

タイトルは『シスター』。

ノラのオリジナルほか、トム・ペティやドリー・バートンのカバーも。

プスンブーツのバンドサウンドは、非常にオーソドックスで素朴な味わいがあります。

決してテクニカルなプレイに走ることなく、基礎に忠実というか。

さながら、ミュージック・スクールで初期に習うオーソドックスだけれども大事なエッセンスをきちんと守り、フェイクすることなく、シンプルながら味わいのあるプレイに徹しています。

決して悪い意味ではなく、ハイスクールの女子バンドが、パーティなどで楽しく演奏しているようなテイストを味わえます。

……と書くと、日本だと、シシャモや「けいおん」になっちゃうかもしれませんが、あくまでアメリカのハイスクールのイメージね(通ったことはないけれど、映画などから想起するイメージで)。

ノラのルーツにカントリーがありますが、(全曲ではありませんが)醸し出るカントリーテイストに、「良きアメリカ」を感じます。

気取らず、飾らず、素朴に音楽を愉しんでいる感じが良いですね。

それは、1枚目の『ノー・フールズ、ノー・ファン』から一貫したテイスト。


No Fools, No Fun by Puss N Boots

今回の新譜の『シスター』も、前作同様に、気軽に楽しく、上質な時間を過ごすのにはもってこいの音源だと思います。

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成型色仕上げ 簡単?

らいだ~JOEさんのおかげで、ガンプラの成型色仕上げをする人が増えてきた。

しかし、一見お気楽に見えるこの手法だが、じつは、こちらのほうが手間がかかる(手数が増える)ことのほうが多い。少なくとも私にとっては。

まず、きちんと満遍なくつや消しクリアを吹かなければならないし、ひとつひとつのパーツに汚しをかけていくのって、けっこう時間がかかる。

だったら、一気にダーッとくみ上げてしまい、一気にグワーッと下地スプレーを吹いてしまって、あとは一気にドバーッと汚しながら塗装しちゃったほうが早いし手数少ないし、面倒じゃないんだよな。

あくまで、大雑把な私の場合の話です。

らいら~Joeさんが開発した手法は素晴らしいことには間違いありませんです、はい。

私も影響受けて、何度かトライしてみましたよ。
そして時間かかった、うーん、几帳面な人向きな手法だぁ、と悟った次第。

だって、Joeさんの本も以前買って読んだけど、そこまでやるか!ってほどに手間を惜しまずかけているんだもの。

ベースのミンガス、編曲ミンガス、ピアノのミンガス

少し前にYouTubeにチャールス・ミンガスの解説動画をアップしたところ、予想以上に視聴者の数が多く、また反応もあるように感じます。

それだけ多くのジャズ好き(音楽好き)は、ミンガスに関心があるということがよくわかります。

もしかしたら、ミンガスの音楽そのものからではなく、ジョニ・ミッチェル経由でミンガスを知り、関心を持つようになった方も少なくないのかもしれませんね。

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たしかに、ジョニの『ミンガス』は最高!

ジャコ・パストリアス好きにとっても見逃せない一枚でしょう。

もしかしたら、ジャコ経由でミンガスに関心を持った人もいるかもしれませんね。

そうそう、「ジャコ=エレクトリックベース奏者」、「ジャコ=フレットレスベース奏者」という連想から、イギリスのフレットレスベース奏者、パーシー・ジョーンズを思い出したのですが(一時期フィル・コリンズがドラマーで在籍していたブランドXのベーシストですね)、彼もミンガスのベースに心酔していた模様。

なので、ミンガスの女房役でもあったドラマー、ダニー・リッチモンドと共演したときは天にも昇る喜びだったようです。

このように、個性の強いミュージシャンたちからもリスペクトされているチャールス・ミンガス。

まずはベーシストとしてですが、とにかく彼のテクニックは素晴らしい。

それは、先日アップした『カーネギー・ホール』の動画でも語っています。

と同時に、ベースも凄いですが、やっぱりアレンジも素晴らしいですね。

個人的には《オレンジ色のドレス》という曲が、エリントンを崇拝していた彼らしさが表出された一曲であると感じていますが、晩年の『クンビア・アンド・ジャズ・フュージョン』なんかも、大らかなサウンドでとても良いですよね。

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作編曲家としての幅の広さがうかがえます。

ま、暑苦しいところは変わらないかもしれませんが……。

そして、このミンガスの思考パターンや、頭の中に鳴り響くハーモニーの一端をうかがい知ることが出来るのが、『ミンガス・プレイズ・ピアノ』だと思います。

たしかに彼はピアニストではないので、流暢なピアノというわけではありませんが、無骨で味わい深いピアノは、これはこれでキツめのバーボンをロックであおりたくなるような素晴らしいムードを醸し出していると思います。

ベーシストとしても最高、作曲者、アレンジャーとしても最高。

しかも、現代の多くの「秀才ミュージシャン」たちが、自らの個性を出そうとして躍起になっていることに比べ、ミンガスはもう最初から個性の塊。
きっと抑え込んでもムンムンとミンガス流の体臭が湧き出てくる人なんだと思います。

この内なるエネルギーを、テクニカルに(ベース)、
ロジカルに(作曲・アレンジ)、エネルギッシュに(バンド演奏)、
独特な味わいに(ピアノ)と共存させながら、唯一無二の存在感を放っていたミンガス。

ミンガスは、ベースもピアノも曲作りも、全部凄い!
……と私は思うわけなのです。

>>ミンガス・プレイズ・ピアノ/チャールス・ミンガス

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