雑想 2007年1月
2023/02/01
FIZHEUER ZIEHEUER Ricardo Villalobos
気持ち良い?
気持ち悪い?
私は前者(  ̄∇ ̄)
ベイシー&ズート
極上演奏、
ハッピー快感(・∀・)b
▼収録曲
1. I Never Knew
2. It's Only A Paper Moon
3. Blues For Nat Cole
4. Captain Bligh
5. Honeysuckle Rose
6. Hardav
7. Mean To Me
8. I Surrender, Dear
ミンガス・ジャズワークショップの映像
ジャッキー・バイアード。
器用なピアノだ。ストライドから、モダンな雰囲気までなんでもこなす、さながらジャズの歴史百科事典のようなピアニスト。
エリック・ドルフィー。
なんといっても、彼でしょう。この素っ頓狂ですらある跳躍の激しくアグレッシヴなアドリブは、よーく聴くと、本当によく「歌って」いる。特に、《A列車で以降》においての無伴奏のソロに注目。ほんとうに、このアドリブのラインは、彼の体内に流れている血液なんだなということがよーく分かります。
ジョニー・コールズ。
妖しい! ビジュアルもそうとう怪しい。
まるで余命いくばくもない白血病患者みたい(失礼!)。しかし! この線がほそくて、消え入りそうなくせに、メロディアスなラッパは、ものすごく病的な妖気を漂わせてます。
ほんと、消え入りそうにはかない音色なんだけれども、こちらの脳髄にジンワリと侵食してくる魔力を持っているんですね。
クリフォード・ジョーダン。
うーん、いい味出しているテナーサックス奏者だ。ほかの面子と比べると、アクが少ないかもしれないけれども。
ダニー・リッチモンド。
ミンガスによくついてきています。
オヤビンのベースに吸い付くように、一瞬たりともオヤビンのベースの動きを見逃すまいという気迫と執念はそうとうなもの。
盛り上げるところは盛大に、盛り下げるところもそれなりに、彼なりの技術に裏打ちされたストーリー展開と構築をしています。
と、こんなに個性溢れる、いや個性強すぎてアクの漂う連中ばかりを束ね上げ、しかもこれだけの人数なのに、まるで人数以上に錯覚するほど壮大な響きを作り上げてしまったミンガスの手腕とリーダーシップはさすが!
この親分肌っぷりは、是非とも映像でごらんになってください。
ノートはオレの宝物で、命の次に大事だから
先日、息子と風呂にはいっていたときのことです。
人間の脳内麻薬の話題になりました。
ようするに、楽しいことワクワクする人は病気になりにくいし、逆に、いつもジメジメ、ウダウダ、暗くて、不安を抱えている人は病気になりやすい。
それどころか、暗いことを考えることは、すなわち人間誰しもが持っている体内のガン細胞の種に水をやっているようなもんなんだぜーというような話です。
興味深げに聞いていた息子は、「じゃあ、オレは元気で明るいから大丈夫だ」と自信満々。
しかし、どんな明るくポジティヴな人間でも、時には暗い気分になったり不安な気持ちに陥りことはある。でも、大事なのは、そういう状態から出来るだけ早く抜け出す方法を自分で持つことだ、というような話をしました。
この方法は人それぞれで、もっと大きくなったら自分なりにそういう方法を見つけなさい、というような話もしました。
昔から伝わるオマジナイのたぐいでもいいし、ゲンをかつぐのも良い。
音楽を聴いたり、体操したり、絵や好きな映画を観るのも良し。
自分にとって効果のあることには、科学・非科学関係なし。
じつは一番難しいことって、人よりも自分自身のコントロールだったりするから、逆にいえば、自分をコントロールする方法を持てば持つほどいいんだよ、って話をしました。
「ちちうえはどうしてるの?」と訊かれたので、私は「口癖かな」と応えました。
私の口癖、学生時代から「なんとかなるだろ~」です。
最初は甲高い声で「なんとかなるだろ~」と言った友人の話し方が面白おかしくてマネをしていただけなのですが、マネをしているうちに、クセになってしまったのです。
ライブが迫っているのに、ぜんぜん練習していないときも「なんとかなるだろー」。
シゴトで締め切りが迫っているのに、手付かず状態でも「なんとかなるだろー」。
お金と使いすぎて、懐が寒くなっても「なんとかなるだろー」。
こんな感じでオレは生きてきたんだよ。
で、実際なんとかなってきてるし、なんとかならなかったことって思い出せないなぁ、と説明したら、ウケました。
息子は一呼吸おいて、「オレの場合はノートだな」と言いました。
ノートにいいことをたくさん書けば、ボクは大丈夫だ、そうです。
「ノートはオレの宝物だし、命の次に大事だから、それにたくさんいいこと書けば絶対大丈夫なんだと思うよ」だそうです。
うーむ、わが子ながら素晴らしいこと言うじゃありませんか。
ノート研究家の樋口健夫さんが聞いたら泣いて喜ぶことでしょう(笑)。
以前もここに書いたことあるかもしれませんが、非常に大雑把なんですけど、私は親が子供に施す教育って、ノートと読書の習慣をつけさせれば、大半は完了だと思っています。
あとは、辞書や図鑑などで調べるクセをつけさせること、挨拶、礼儀ですね。
調べるクセをつけさせることは大事です。
クセをつけることと同時に、調べるための手段、インデックスを頭の中にたくさん持てば持つほど良い。
これは辞書で調べよう、
これは専門家の誰々さんに聞こう、
これは図書館のあの棚を調べてみよう、
国会図書館や大宅文庫に行って過去の雑誌のバックナンバーを閲覧してみよう、
ネットで検査してみよう、
この資料は青山ブックセンターには置いてありそうだな、
これは調べる時間がないから詳しそうな誰々さんに相談してみよう…
このように目的や状況に応じて、調べる手段をたくさん持てば持つほど毎日が楽しく幸せになる可能性が高いです。
ノートの習慣、
読書の習慣、
調べる習慣。
この3つを、習慣化し、心底身体のクセとして身に付けさせてしまえば、あとは勝手に一人で成長してゆくと思います。
大きくなっても、どんな環境に身を置いてもです。
いや、むしろ、大きくなってからのほうが大事な習慣かもしれない。いつまでも親や先生が付き添ってくれるわけじゃないですからね。
てことは、あとは辞書を友達にさせてしまえば、私の役割はほぼ終了ってことだ(笑)。
あとは遊ぼう(笑)。
記:2007/01/12(from「趣味?ジャズと子育てです」)
日本の印象 デイヴ・ブルーベック
ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテットによる「日本の印象」。
タイトル眺めるだけで、なんともステレオタイプなニッポンワードが並びますが、演奏のほうも、《コト・ソング》あたりはかなり「和」を意識したものになっていますね。
ホレス・シルヴァーの『トーキョー・ブルース』と同様、日本人にとっては興味深い一枚です。
そういえば、ホレスは「トーキョー」のブルースだけど、ブルーベックは「オーサカ」のブルースですね。
イメージ的には、逆のような気がしないでもないのですが(笑)。
▼収録曲
1. トーキョー・トラフィック
2. ライジング・サン
3. トキのテーマ
4. フジヤマ
5. 禅・イズ・ホエン
6. 街が泣いている
7. 大阪ブルース
8. 琴ソング
エチオピア カレー 70倍
昨日、神保町(お茶の水)にあるカレー屋さん「エチオピア」で、その店最高の辛さ、70倍にチャレンジし、問題なく平らげました。
エビと野菜のカレーね。
0倍から70倍まで、辛さを調整してくれるこの店、おそらく、●倍というのは、辛さというよりは、スパイスの量の増減なのでしょう。
だから、70倍がメチャクチャ辛かったかというと、舌が感じる辛さは、50倍の辛さとそれほど変わるというほどもありませんでした。
あるいは、私の舌が麻痺してるだけの話しなのかもしれませんが…(笑)。
とはいえ、スパイスの量が増えているわけだから、ツーンとくる香りはやはり50倍は55倍のときよりは強い。
辛さはもちろん、香りを楽しみながら食べたという感じです。
その後、下痢をするでもなく、体調はきわめて良好。
昨日も2時まで呑んで、家でも4時まで呑んでましたから、カレー効果は激大!
おれ、元気です(笑)。
記:2007/01/27
ザ・ウエポン デヴィッド・ニューマン
デヴィッド・ニューマンのなかでは、特にソウル度、ファンク度の強い1枚ですね。
「オレっち、ホントはこんなの演りたかったのさ!」
ニューマンのテナーサックス(あるいはアルトサックス、あるいはフルート)のバイブレーションから、そんな声が聞こえてきそうな楽しげな演奏の連続。
なんたって、ベースがチャック・レイニー(・∀・)b
これだけでもベーシスト必聴!
▼収録曲
1. ミッシー
2. シームズ・ライク・アイ・ガッタ・ドゥ・ロング
3. ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ウォント
4. イエス・ウィ・キャン・キャン
5. ハッピー・タイムズ
6. ドラウン・イン・マイ・オウン・ティアーズ
7. フリーダム・フォー・ザ・スタリオン