ライザップで痩せる理由は、結局「この一点」に尽きるのではないだろうか
2019/06/08
人間は基本、意思が弱い
テナーサックス奏者、、ソニー・ロリンズは、悪しき麻薬癖を断つために、自ら志願して刑務所に入ってコールドターキー(麻薬断ち)をしたのだそうだ。
これって、賢い方法だと思う。
なぜかというと、人間って、けっこう意志が弱い動物だからだ。
いや、瞬間的な意志の強さは発揮できるかもしれないけれども、何週間、何ヶ月と長期にわたってその意志力を維持するには適さない動物なのだと思う。個人的には。というか、少なくとも私は。
と同時に人は見栄っ張りなところもある。
自分には甘いけれども人前ではカッコつけたがる習性がある。
だから、継続したい努力があれば、常に人前で努力をするような環境にもっていくことが賢いのだと思う。
だから、ライザップ。
痩せるのは当然といえば当然だと思う。
あ、べつに宣伝じゃありません。
知ってて痩せないダイエット法
今日び、ダイエットの方法を知らない人は皆無だと思う。
糖質制限ダイエットから、レコーディングダイエットに低インシュリンダイエット、ジョギングダイエット、断食ダイエット、ダンベルダイエット、バランスボールダイエット、骨盤ダイエット、酵素ダイエット、半身浴ダイエット、サウナスーツダイエット、サランラップダイエット、加圧シャツダイエット、ヨガダイエット、置き換えダイエット、体幹リセットダイエット、耳ツボダイエット、足つぼダイエット、青汁ダイエット、スムージーダイエット、リンパダイエット、縄跳びダイエット、キャベツダイエット、りんごダイエット、バナナダイエット、グラノーラダイエット、黒豆ダイエット、寒天ダイエット、こんにゃくダイエット、クッキーダイエット、ゆで卵ダイエット、黒酢ダイエット、ヨーグルトダイエット、バターコーヒーダイエット、唐辛子ダイエット、下剤ダイエットと、ダイエットの手法を挙げれば枚挙に暇がない。
痩せることに興味を持っている人で、ダイエットの知識が皆無だという人は皆無だろう。
しかし、なかなか痩せない。
当然だ。
知っているだけでは痩せられない。
いや、実行したのかもしれない。
しかし、痩せないのは結局、継続しないからなのだと思う。
継続すれば、どんなダイエットだって、ある程度の成果は出るのではないかと思う。もちろん再現性の高いものと低いものもあるだろうし、体質的に向き・不向きというのもあるだろうし、中にはオカルト的かつ眉唾的なものも中にはあるとは思うけれど。
しかし、たいていのダイエットメソッドは、続ければ、そして自分を甘やかして手心を加えなければ、相応の効果は2~3ヶ月後には出てくるものなのではないかと思う。
プチ刑務所としての強制力
私は「ライザップ」で行われているメソッドの詳しいところまでは知らない。
しかし、取材に行った人からの話によると、べつだん目新しい目からウロコが落ちるような革命的かつ初めて知ったというようなオリジナルなメソッドは見当たらないという。
しかし、ここに通うと痩せる人が多い。
その理由は、おそらく「刑務所力」なのだと思う。
もう少しソフトな言い方をすれば、「強制力」。
30数万円もの大枚をはたいて入会をするわけだから元を取らねばという気持ちになる。
そうすると通うようになる。
通えば、厳しいエクササイズが待っている。
しかし、30数万円もの大枚をはたき、かつ、ライザップが推奨する数万円分のプロテインをも購入してしまった。
⇒元を取らねば!
⇒だから、通う。
しかし、エクササイズの内容は想像以上に厳しい。
ヘコたれそうになる。
実際、あまりのツラさに、ヘコたれて退会を考える会員も出てくるそうだ。
しかし、そういう人たちのことを想定したフォローアップのシステムがある。
会員専用の掲示板というかSNSというか、要は会員同士のネット上の交流システムだ。
このシステムを介して、多くの会員とオンラインで知り合いになる。
そして、互いに励まし合う。
コーチからも助言や励ましの書き込みやメッセージもくる。
同じジムに通う人と知り合いになることもある。
そうすると、「逃げられない」。
特に日本人は、人からどう見られているのかを意識する国民性だ。
一度「頑張ります!」と書いてしまった以上、しかも、会員専用掲示板で知り合った人たちの「ソフトな監視」があると、頑張らないと恥ずかしい、みっともないと思う。
だから「仕方なく」通うことを継続する。
辛くても「仕方なく」エクササイズを続ける。
続ければ誰だって、変化が皆無ということはあり得ない。
要は、痩せる。
「結果にコミットする」と謳うだけのことはあるネ(宣伝じゃありません)。
結局、ライザップに高いお金を払うのは、監視料であり、強制力のための人件費なのだろうね。
それで痩せられるのだから、ライザップは儲かり、お客は痩せて嬉しい。
ウイン・ウインの関係になれるところが良いのだろう。
達成したけりゃ環境作り
塾や予備校の自習室、あるいは図書館で勉強する時間の長い受験生のほうが、自宅で勉強する受験生よりも合格率が高いというような話を聞いたことがあるけれど、これも、日本人特有の「人前ではカッコつけたい」というよりも、「人前では恥をかきたくない⇒だから頑張る」という心理が働いているからなのではないかと。
であれば、何か上達したいこと、達成したいことがあれば、多くの人目にさらされる環境を自ら設定して努力せざるをえない方向に自分を持っていくことも一つの方法かもしれないね。
ま、いわゆる「有限実行」というやつですか。
努力するには環境が大事。
環境というのは、ライザップのようなお金を払って監視してもらえる環境かもしれないし、努力せざるをえないようなシステムもある意味、環境。
環境作りを制した者が、目標を達成しやすいといえるのかもしれない。
記:2017/10/25
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これに関する動画もアップしてみました。