YouTubeは立って話している~投稿する動画、立って喋ったほうが、テンションが上がり、アイディアが湧いてくる
電話でお辞儀する人
昔、営業職の人で、取引先との電話を切る際に、必ず立って「ありがとうございます」とか「失礼します」と言いながらお辞儀をしている人がいました。
駅のホームとか公園とかでも見かけるよね、電話を切る時にお辞儀をしている人。
あれ、気持ちは分かるけど、お辞儀したところで、その姿は相手に伝わらないじゃん、ってずっと思っていたんですね。
ところが、最近は、もしかしたら誠意のようなものって伝わっているんじゃないかと思い始めています。
気付くきっかけとなったのはYouTubeです。
テンション高まりアイディア浮かぶ
YouTubeに音声をアップするようになってから、はじめて気が付いたことなんだけど、立って話しているときと、座って話しているときとでは、ぜんぜんテンションが違うんですね。
もちろん、立って話しているときのほうが勢いがつくんですよ。
逆に座りながら話しているときは、テンションが低い。
立って話す、座って話す。
たったこれだけの差でも、ずいぶんと印象が違うことに気付きました。
と同時に、立って話しているときのほうが、話題がどんどん浮かんでくることが多いんですよね。
お陰で、時おり30分を越える長喋りになってしまうこともあるんだけど、そういう時は、ほぼ例外なく立って話しています。
ヘッドセットをして話しているので、コードが届く範囲であれば、多少うろうろ歩きながら話すことも出来るし。
こういう時ほど、喋るネタがあまりなく、せいぜい5分話せれば良いだろうなと思って録音を始めるのですが、話はじめると、次から次へと話したいことが思い浮かび、気がつくとけっこうな時間が経っているということが多いんですね。
先日、勢いにまかせて、ほとんどテーマを決めずに話し始めたら、なんと時間以上もモリモリ話していました。さすがに冗長すぎるし、重複もあったので、この録音はボツにして発表していませんが、まあそれほどまでに、立って話すとアイデアが湧いてくるのです。
座っていると、そうはいきません。
でも、私が立って身体を動かしながらテンション高めで話している姿は、とても見せられたものじゃありません。
私が知っている人が見たら、きっと驚くんじゃないかと思います。
スタンディングがスタンダード
ですので、最近はもっぱら立って喋って録音することが普通になってしまいました。
逆に深夜、寝ている息子を起こさないために、奥の部屋でしゃがんで録音した声をアップしたときなんて、こちらはつとめてテンションを上げて話しているつもりだったんですが、常連の視聴者の方からは「体調悪いんですか?」とコメント蘭に書き込まれる始末。
立っていても座っていても自分の中のテンションは同じつもりでも、身体の体勢が違うだけでもずいぶんと相手に与える印象って違うものだということに改めて気付かされる出来事でした。
そういえば、YouTubeはじめたての頃は、ほとんど座って喋っていたのですが、それらの動画のほとんどは、テンション低く、勢いがありません。
もちろん、内容も大事なんですが、内容以前に言葉の勢いやトーンから受ける印象がいまいちだと、話している内容がまったく頭にはいってこないものですね。自分の声ですらそうなのですから、第三者が聞けば、さらに聴く気にならないんだろうなと思った次第です。
多くのユーチューバーが早口でテンション高い喋りをするのも分かるような気がしますし、立つor座るという身体のカタチひとつで、ずいぶんと放出される言葉の波動って違うものなんだなと思うようになりました。
なので、きっと受話器(携帯電話)を耳にあてながらお辞儀をしている人は、じゅうぶんその熱意や敬意のようなものは相手に伝わっているんでしょう。
記:2019/07/09