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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

奄美大島の朝仁海岸で、まったり。

      2015/05/31

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まだ、奄美大島にいます。

昨日は、一日中、海岸にいました。

takara氏にとって思い入れの深い場所だという、朝仁海岸。

ここは、昨年もtakara氏に連れていってもらったのですが、正直、何もないところです。

いつ行っても人は殆どいない。

とくに風光明媚というほどの景観でもなし。

見えるのは海と、海に迫った山のみ。

奄美独特の、鉛色の成分のまじった青鼠色の海が眼前に広がるのみです。

特に観光スポットというわけでもない海岸だし(一応、国定公園のようですが)、ウインドサーファーの死体がよく打ち上げられたり、昔からUFOの目撃されたりと、およそ観光地とはかけ離れた要素満載のマイナーな要素に満ちています。

いわゆる、観光というよりは、ミステリー色の強い“スポット”。

takara氏は小学生の頃は、この海岸に来て、一日中ボーっとしていたらしいですが、きっと自然界の精霊たちと、チャネリングでもしていたのでしょう(笑)。

そんな、なーんにもない海岸なのですが、息子は昨年からえらく気に入っているのです。

息子が「奄美にいきたい」ということは、イコール、朝仁海岸にいきたいということなのです。

ここで何をするのか?

石を投げる(笑)。

ひたすら海に向かって石を投げる。

石を投げて水切りをする。

takara氏が海に向かって石を投げると、海面の上をポン!ポン!ポン!ポン! と5回も6回も石が跳躍していきます。

我々は、せいぜい、1回か2回、よくて3回が限度(それも何回も投げて)なのですが、さすが小さい頃から石投げ遊びを友達とやっていたtakaraさんは鍛え方が違います。

軽くサッと投げるだけで、波間を縫って気持ちよいほど、石が軽やかに沖に向かって跳躍してゆくのです。

石の選び方、海面に侵入する角度、波と風の動きを読むセンス、投石するフォーム、どれをとっても素晴らしい。

そのtakara氏の素晴らしき石投げに、すっかり息子は昨年の朝仁海岸で魅せられてしまったのです。

ですので、今年も「奄美へ行きたい」というのは、「奄美の朝仁海岸で石投げをしに行きたい」という意味でして、

石を投げるためだけに、奄美に行くだなんて、なんて贅沢なヤツだ!と私なんかは思うわけです。

しかし、観光スポットをせっせと巡らずに、ただひたすら石投げをするためだけに、人っこ一人いない海岸で過ごすというのも悪くありません。

おととい、奄美に到着したら、早速、朝仁海岸で石投げをしました。

プラス、息子は宝探しと称して、海岸からガラスや貝殻を拾って楽しんでいました。

で、昨日も息子の強いリクエストで、朝仁海岸(笑)。

午後から夕方まで5時間近くいた(笑)。

何をやったのかというと、takaraさん、蛍博士、息子、私の男4人でひたすら「石投げ」(笑)。

そして、焚き火。

石投げて、近くから拾ってきた木や草を火にくべて火を絶やさないようにする。

ただのそれだけで、いや、たったそれだけのことが、ものすごく楽しかった。

時間のたつのがあっという間。

息子の嬉しそうな顔といったら。

ハワイのワイキキビーチよりも、朝仁海岸のほうが数倍楽しそうなんだもん(笑)。

私は途中で眠くなったので、海岸に横たわり、いつのまにか眠りに落ちてしまいましたが、気が付くと、満ち潮。波が私の眼前数メートルのところまで迫っており、目が醒めるのがあと1時間遅かったら、私は海の中で眠りつづけていたことでしょう。

海と石と火。

自然のもっとも根源的なものに触れつづけた数時間でした。

なんだか、自分の中にある本能的な部分が、くすぐられたような気がします。

南国の島で、何もせずに、ひたすら一日中海岸でダラダラと過ごす。

もっとも、理想的な休暇を過ごせたと思います。

夜は、みんなで魚料理の美味い居酒屋で食事&飲み。

良い休日でした。

記:2006/10/10

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