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ジャズと映画と本の日々:高野雲

掲示板あれこれ

      2016/04/08

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akizora

掲示板に書き込みがあると、単純に嬉しい。

書き込みは、あればあるほど嬉しい。

しかし、掲示板に書き込みが多い時に限って、公私共にものすごく忙しいことが多い。

仕事に追われて息をつく暇も無い時ほど、一息ついた合間に掲示板を開いてみると、ドカンと書き込みがある。

そして、不思議なことに、比較的時間を持て余している時にほど、掲示板への書き込みが無いのだ。

なんだか「マーフィーの法則」みたいだが、実際そうなのだ。

掲示板に返事を書くことは楽しい。

しかし、返事をつけることに熱中してしまうと、メールマガジンの執筆が滞る。

どうやら私が一日に書ける文章量には限界があるようで、返事をものの3本も書いてしまうと、もうメールマガジンの原稿を書く気力が萎えてしまう。

だからといって、掲示板の書き込みを迷惑だと思ったことは一度もないし、むしろ、とてもありがたいと思っている。

寂れているよりは、賑わっているほうが良いにきまっているからだ。

だから、書き込んでくださるお客さま、本当に有難うございます。

掲示板やメールのような“時間差コミュニケーション”はインターネットがもたらした新しいコミュニケーション形態だと思う。

もちろん、手紙だって“時間差コミュニケーション”には違いないのだが、いかんせんレスポンスが相手に届くまでの時間が長すぎる。

掲示板やメールによる“ちょっとした時間の差”が私にとっては丁度良い“間”なのだ。

もちろん、チャットのように、ほぼリアルタイムに近い対話も、インターネットならではのコミュニケーション形態だが、これは電話やアマチュア無線に近い時間差で、私にはちょっと苦手な時間差だ。

掲示板の書き込みを読み、ちょっと考えて、返事を書く。

この読んで、考えて、書いて、送信するまでの“間”が、私にとっては心地よいのだ。

ポイントは、“ちょっと考えて書く”こと。

この“ちょっと”が、私にとっては重要だったりする。

手紙の場合は、「せっかく書くからには」と構えてしまい“ちょっと”どころか“いっぱい”考えないといけないような気分にどうしてもなってしまう。それ相応な時間をかけないと、相手に失礼なんじゃないかと思ってしまうのだ(結果、返事が遅れたり、結局出さなかったりになる)。

逆に、電話やチャットだと、他愛もないやり取りに終始してしまいがちだ。

時間ばかりがいたずらに過ぎ去ってしまうわりには、ほとんど充実感を得られない。

もちろん、充実感だけを私は求めているわけではないが、費やした労力のわりに手ごたえが少ないことほど気力も体力も消耗してしまうことはない。

その点、掲示板は良い。

私は掲示板の返事を書くと、読み返したり、推敲をすることなく、書き終えたらすぐに送信ボタンを押してしまうことが多い。だから、あとで読み返すと、滅茶苦茶な論旨だったり、酷い悪文で赤面することも多いが、半ば文章を書くつもりで、そして、半ば会話を楽しむつもりでキーを打っているので、あまり文章文章した内容にしたくないという気持ちがどこかにあるのだと思う。

会話のような生々しさを大事にしたいとまでは思ってはいないが、会話をしているような気持ちで、そして、会話をしているときのテンポで私はキーを打つ。

会話の場合は、とっさに言葉が出てこない心配もあるが、掲示板の場合は、少し手を休めれば良い。

だから、言いたいことをすぐに言語化しなければならないという、会話上における切迫感は感じないし、あくまで最初から最後まで自分のリズムを殺さずに、言いたいことを主張出来る。

そういった点では、掲示板へ書くレスこそが“ちょっとした間”も含めて、私にとっては快適な“時間差コミュニケーション”と言えるのだ。

もちろん、同じことはメールにも言える。

しかし、私は、メールでの一対一のやり取りよりも、衆目にさらされた上での対話を好む。

常に誰かに見られているのだという心地よい緊張感が好きなことも理由の一つだが、何より、一対一の対話に終わらず、掲示板上でのやり取りを読んだ人が、思わぬタイミングで対話に参加(乱入)してくれるのが嬉しいのだ。

結果、話がどんどん脱線してあらぬ方向に発展してゆくこともあるが、それもまた良し。

私は飽きっぽいところがあるので、また、掲示板上では何かの対象に対しての結論めいたものを求めているわけでもないので、一つの話題を延々と続けるよりも、どんどん話の枝葉が広がってゆくほうが性に合っている。

広く浅くではなくて、広くちょっと深く。

これぐらいの塩梅が私にとっては丁度良い。

そして、こういった塩梅でのやり取りが生まれやすいものこそ、私のホームページ上における“時間差コミュニケーション”としての掲示板なのだ。

記:2002/11/23

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