カフェモンマルトル

ジャズと映画と本の日々:高野雲

親が頑張る姿を見せれば、「頑張れ」「勉強しなさい」といわなくても、子供は頑張るし、勉強する。

      2016/03/04

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私は記憶の範囲では、一度も息子に「勉強しろ」とか「100点取れ」と言ったことはありません。

しかし、息子の周りのおともだちは、多かれ少なかれ学校の成績のことやテストの点数のことを親から言われているようです。

クラスメートはみんな成績のことを言われているのに、うちの親は何も言わない。

もしかして、これは何かあるのでは?と逆に息子は不安になっているかどうかまでは分かりませんが、結構勉強しているようです(笑)。

だから、時々抜き打ちで過去のテストの検査をしても、概ね80点以上、3枚に1枚ぐらいの割合で100点といった具合です。

これで十分だと思います。

だから、ま、この調子でガンバレよ、と頭をなでなで。

不安そうに私の表情を見上げていた息子も、ほっとした表情で、安堵顔といった具合です。

昨日も、私は帰宅したのが、午前3時ごろだったのですが、女房の話によると、午前1時ぐらいまでは勉強したり本を読んでいたそうです。

「もう遅いから寝なさい」
と女房が言っても、
「いや、ちちうえがシゴト頑張っているんだから、ボクもちちうえが帰ってくるまで頑張る!」といってきかなかったようです。

嬉しいこといってくれるじゃないか(笑)。

しかし、さすがに私が帰ってきた時間には電池切れで寝てましたが、ま、それでいいのだ。寝ろ、寝ろ。子供はたくさん寝て大きくなれ。勉強はやろうと思ったときにいつでもできるし取り返せるけれども、成長盛りのタイミングは取り返せません。

実際、私が小学校2年のときの記憶といったら、遊ぶか寝てるか喰ってるかしか覚えていない(笑)。

むしろ、勉強しないでもっと寝ろ!と言いたい(笑)。

親が子供に勉強させようと頑張るよりも、親自身が頑張っていれば、自動的に子供も頑張るもんなんだな、と思います。

中途半端にグズグズせず、やりたいことがあれば、遊びでも、勉強でも、シゴトでも徹底的に頑張れば、きっとそれは子供に伝わります。

マンガ読みたきゃ、『三国志』や『ドラゴンボール』を一気に30冊以上買ってきて、机にドン!とつんで「よーし、読み倒すぞ!」な私ですし、見たい映画があれば、息子を連れて、1日3本ハシゴしたこともあります。

オリジナルベースが欲しくなったときも、「よーし、これからこの木で、世界にひとつしかない、ちちうえ専用ベースを作るぞ!」と、材やパーツを厳選して、自分の身体と奏法にシックリくるベースを作りましたし、

好きなミュージシャンが見つかると、「よし、この人の音楽を徹底的に研究して、一ヶ月後に講演を開くからな!」な、なんだか異常なまでに好きな対象にはディグ・ディグなのです。

暇なときは、録画したテレビドラマは半日かけて一気に見倒したり、ベースをずーっと弾いたりしている姿も息子はじーっと観察しています。

赤ん坊時代は、ジャムセッションに朝まで付き合わせたこともあるし(さすがに夜中は寝てましたが)、息子を飛行機に乗せたいがために、出張時に自腹きって息子を連れて地方に連れて行き、昼は息子は託児所に預け、自分は仕事、仕事が終わったら一緒にうまいものを飲み食いしにいったこともあります。

こんな親父に幼い頃から振り回されっぱなしな息子。

親父の楽しいことに付き合わされ、好きなことはトコトン味わうものだということが骨身に染みているのかもしれません。

ですので、仕事してるところはほとんど息子には見せていないのですが、遊びであれだけ徹底的なんだから、仕事も徹底的に楽しんでいるに違いない、と思っているのだと思います。

だから「ボクも頑張ろう!」という思考回路になるのだと思います。

子供は独特の感覚で、親のことをじっと見ています。

良いことも悪いことも、親の真似をします。

子供に「頑張れ!」とハッパをかける前に、親は自分自身に「頑張れ!」とハッパをかけよう。

親が頑張れば、それも「あなたのために頑張っているんだから」というお仕着せがましいガンバリではなく、「自分自身のために」頑張っている姿は、きっと子供は気持ちよく受けとめてくれるだろうし、子供も「自分自身のために」頑張りはじめると思います。

自分自身を楽しくするための工夫なら、子供は得意ですからね。

一度、軌道に乗せてしまえば、子供はどんどん好きなことを好きなように開拓し、応用し、世界を築き上げてゆくんじゃないかと思います。

というわけで、今日も仕事がんばったオレは、そろそろ呑みに頑張るモードにうつり変わりたいと思います(笑)。

記:2007/06/18(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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