カフェモンマルトル

text:高野雲

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結論1「男は大和とガンダムが好き」結論2「宝くじは非効率だ」

      2016/01/28

gomi

銀座に『男たちの大和』の試写会に行ってきました。

いつもはガラガラな試写会場も、今日は中年のオジサンたちで一杯。

補助椅子までもが用意される始末。

そういえば、いつもはガラガラな試写会場が、ビックリするほど満員になって補助椅子が出たことは、最近だと、『Zガンダム』だったかな。

このときは、20代30代の男性ばかりでした。

というわけで、結論!

男は、大和とガンダムが好き(笑)。

もちろん、私も例に漏れずですが。

あ、あと「零戦」も好きですね。

それを実感したのが、数年前の2つの試写会です。

試写会というのは、通常マスコミ関係者しか足を踏み入れることができないし、注目作でもない限りは、平日昼間の上映が多いため、会場はガラガラなことが多いのです。

でもなぜか、『男たちの大和』と『TOKKO-特攻-』のときは、補助椅子が出るほどの、会場満席、すし詰め状態でした。

しかも、顔ぶれが、どう考えてもマスコミとは無関係そうな日本酒の匂い漂ってきそうオッサンが多い(笑)。

どこで試写状を手に入れたのか、どういうツテでやってきたのは分かりませんが、「零戦」と「大和」関係の試写会は、少なくとも同業者ではない、というか、ふだんは見慣れぬ匂いを漂わす人たちで会場が埋め尽くされる(笑)。

遺族や関係者の方も招待されていたのかもしれませんが、会社のお偉いさん的な人も多く、ふだんはゴミ箱行きだった映画の試写状も、零戦と大和関係のものには響いてやってきたのかもしれません。

模型雑誌のライターをやっている友人の話によると、「零戦・大和・タイガー」の3つが、「模型誌・3種の神器」だそうで、この3つのうちのいずれかの特集を組むと、必ず売れることが分かっているそうです。

ドイツの戦車・タイガーは別ですが、やっぱり、「大人になった男の子たち」の永遠の憧れの日本の乗り物は、零戦と大和のようですね。

そんな私も「子供大人」の一人なのかもしれません。

そういえば、今日の銀座は、デモ行進やってましたね。

「シュプレヒコール!」
「(ちからない声で)ぉ~おう!」

韓国や中国のデモとはエライ違いです。

というか、日本のデモって老人ばかりだけれども(そりゃそうだ、平日の昼間とか夕方にやってるんだもん)、向こうのデモは若者が多いし、共産主義でネットや言動が監視されている中国にとっては、日本の我々からは想像も出来ないぐらいストレスが溜まる社会には違いなく、そんな環境下と精神的ストレスの中ではデモは格好のガス抜きの手段となるわけですね。

中国のデモといえば、「反日デモ」が真っ先に思い浮かぶでしょうが、じつは農村部では、所得の低い農民たちのデモ、というよりも、もはや一揆に近い政府への反抗が相次いでいるらしいですが、それも年間に10や20のレベルではなく、3ケタを超える件数で起きているらしいですが、言論も報道も規制されている国なので、そういう事実は、あまり我々の耳には入ってきません。

そんなことを考えながらデモをボンヤリと見ていましたが、後ろを振り返ると、サラリーマンや主婦たちがワンサカとものすごい行列をなしています。
ディズニーランドでアトラクションを待っている人たちのように、細かく縄で行列が区画整理されています。

なんだろう?と思ったら、3億円と書かれた赤い風船が目につきました。

年末の宝くじです。

それにしてもすごい人ごみです。

何時間も並んでいる人もいるようです。

この中から、何人かは当たりが出るのでしょう。

当然です。

これだけ人数が多いんだから。

宝くじに当選した人の9割は不幸になる、ということを聞いたことがあります。

多くの人は、当選しても自分はその9割ではなく、1割のほうになるぞ!と思っているに違いありませんが、じつはこの話しにはオチがあって、不幸にならなかった1割は、最初から大金持ちの人たちでした、なんですって。

つまり、小型車しか運転したことが無い人が、いきなりF1とか、大型車を手に入れてしまったようなものなので、うまく運転しきれるわけがないということです。

あ、クルマは運転だけれども、お金は運用か。

年収500万円という金額をやりくりして生活している人は、500万円レベルの運用は当然出来るんでしょうけど、いきなり20倍とか60倍の大金が転がり込んでくるわけですからね。

使い方の訓練を受けず、具体的な金額の大きさをイメージ出来ない人に、いきなり高性能だけれども運転するにはコツや練習が必要なクルマを渡されても、いきなりは運転できないのと同じなんだと思います。

ちなみに、私は宝くじには全然興味がなくて、昔、実験的に1回だけ、200円か300円だかのものを1枚だけ買ったことがあるけれども、たしか200円だか300円だかが戻ってきて、結局チャラということがありました。

いいえ、チャラじゃありませんね。

買いに行く時間や発表を見る時間の支出があるので、トータルではマイナスです。

そんなケチな根性の持ち主の私なので、こんな寒空の下、しかも勤務時間中なのに仕事もせずに、何時間も行列を作っているサラリーマンの姿を見ると、正直バカなんじゃないだと思います。

バカは言い過ぎでしたね。

すいません。

私だったら、この時間、コツコツ仕事していたほうが後々トクなのになぁと思ってしまうので、根っからの真面目人間ですね、って自分で言うか(笑)。

どうせ仕事をサボって何かをやるんだったら、私の場合は本を読むか、原稿書くかをしますね。

だって、読書は、もしかしたら将来役に立つかもしれないし、原稿書いてブログやホームページにアップしておけば、将来本になって印税が稼げるかもしれない(笑)。

そんな望みの薄いことを…、と仰る方も多いかもしれませんが、宝くじで3億円当てる確率と、どちらが高い確率でしょうか?

宝くじの場合は、外れれば、何も残りません。

いや、残るどころか、減ります。財布の中身が(笑)。

ところが、仮に本にならなくても、文章書いたり、本読んだりすれば、思索が深められます。文章を書くスキルもアップします。目には見えないけれども、何らかのメリットは残るのです。

どちらがトクか?といわれれば、明らかに私は後者だと思います。

前者のほうがトクだよ!と仰られる方もたくさんいらっしゃると思います。それはそれでいいと思います。

宝くじといえば、今年、宝くじやロトでトータルすると10億円以上の当選を果たしてきた人に会いました。上坂元祐さんという方です。

岐阜まで取材に行ってきました。

その方の話を伺うと、「ああ、ここまでしなきゃアカンのかぁ、オレには無理だなぁ」と思いました。

また、宝くじの印刷をしている会社の人からも、毎回どれほど莫大な量の紙が印刷されているのかの話を聞いたことがあります。

これを聞いて、「そんな量から10枚や20枚の当選を当てるのは無理だなぁ。だったら、起業して社長になってビジネスを軌道に乗せるほうがまだ確率高いじゃんか。起業して5年間倒産しないで黒字の会社は1割に満たないといわれてるけど、それでも1割の確率は、宝くじに当たる確率の何万倍も高い確率じゃないか」と思いました。

だから、私は宝くじに並んでいる時間は映画みたり、本よんだり、文字かいたりと、自分お根っこづくりに時間を投資したほうがトクだと考えてしまうのです。

だから、今日はサラリーマンが並んでいる間は、『大和』を観ていたわけで(笑)。

ま、自分の中の根っこづくりになった映画かどうかは疑問だけれども(笑)、長いスパンで考えないとね、長いスパンで(笑)。

で、帰りにこの本を買った。

意味がなければスイングはない意味がなければスイングはない

村上春樹の新刊です。

読むのが楽しみ。

でも、読むのは、読みかけの数冊を読んでからにしよう。

記:2005/11/25

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