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XII(トウェルヴ)/大西順子

XII(トウェルヴ)/大西順子

XII(Twelve)/大西順子

今度は3管セクステットだっ!

ジャケット見た瞬間、一瞬、ジャズのアルバムというよりかは、ハードロックを思い出したというか。

なぜだかホワイトスネイクの『白蛇の紋章~サーペンス・アルバス』を思い出してしまったものですが、

サーペンス・アルバス ~白蛇の紋章~

いやいや、よく見比べると、全然違いますな(汗)。

とにかく中身の演奏なんですが、これがまたカッコいい!

今度は3管セクステットだっ!

いやはやこれぐらいやってくれると気持ちいいですね。

大西順子さん、本領発揮です。

管楽器好きジャズ通ピアニストだと思う

もとより、彼女は管楽器好きのピアニストだと思っています。

デビューアルバムかセカンドアルバムを発表した時のインタビューでも「ピアノレス・トリオが好き」とおっしゃっていた記憶が。

要するに、管楽器が好きってことですよね?

ファーストの『ワウ』だと、《ブロードウェイ・ブルース》やってますしね、ラストに。

参考記事:WOW/大西順子

《ブロードウェイ・ブルース》は、オーネットが、ピアノレス・トリオではないけれど、ピアノレスカルテットで、デューイ・レッドマンやエルヴィン・ジョーンズと共演しているアルバム『ニュー・ヨーク・イズ・ナウ!』に録音されていた曲でして、これ聴いたときは「ピアニストがピアニストらしからぬナンバー(?)を取り上げていてカッコいい!」と思ったものです。

参考記事:ニューヨーク・イズ・ナウ/オーネット・コールマン

2ndアルバムの『クルージン』では、ロリンズの《ブルー・セヴン》を取り上げているし。

この時も、『サキコロ』から《セント・トーマス》でも《モリタート》でもなく、じつは一番渋い《ブルー・セヴン》を取り上げるなんざ、この方、絶対ジャズマニアだ、ワカッテル~!と思ったものです。

参考記事:クルージン/大西順子

目の付け所がシャープでしょ、じゃなくて、目の付け所がマニアック。

ジャズピアニストであり、ひょっとするとそれ以上にジャズマニアなんだろうな、この人は、と思ったものです。

で、ああ、やっぱり!と思ったのが『ピアノ・クインテット・スイート』ね。

参考記事:ピアノ・クインテット・スイート/大西順子

これ、私の愛聴盤なんですが、やっぱり管楽器が入っている時の「ジュンコ・プレイズ・ピアノ」のほうが私は好きですね。

もちろん、ピアノトリオも好きですが。

大活躍!

管楽器好きのピアニストが、今回は3管で出したアルバム。

うーん、やっぱりイイですね、管楽器が入っていると。

少し前に『グラマラス・ライフ』や『ヴェリー・スペシャル』といった少々「お行儀の良いアルバム(?)」を発表して、あのツッパリ姐御だった大西順子も、そろそろ円熟期を迎えたかなと思っていたら、いやいやとんでもない。

もちろん音楽的な、というか表現力に深みを増しているにもかかわらず、ストレートアヘッドなジャズから、曲によってはエレピを弾いたりして、楽しそうに暴れまわってくれています。

やっぱり管楽器入りの大西順子は良い!

というか、ようやく『フラジャイル』なヤンチャ時代に戻ってくれた?!

みんなで即興演奏して作った《みんなの曲》という、その「まんま」なタイトルのナンバーもいいですね。

やりたいことがまだまだたくさんある⇒だからやりました

こんな潔さっぷりが堂々と表出されているアルバム、これぞ、快楽、快楽、快楽ジャズ通信(?!)でございます。

記:2019/01/13

album data

XII (Somethin’Cool)
– 大西順子

1.One Lap Behind
2.Falling Rocks
03.Apple Of My Eye
04.Dr.Pu!Poon
05.Baby I’m Yours
06.July
07.Teenager
08.Dark Chime
09.Head Towards The Light
10.Cura de Gatos
11.Unity 1 みんなの曲
12.Remembering Spring

大西順子(p,Rhodes,Wurlitzer,clavinet)
広瀬未来(tp,flh)
吉本章紘(ts,fl)
片岡雄三(tb)
井上陽介(b)
高橋信之介(ds)

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