【三文日記】2002年12月

      2024/05/22

SANYO DIGITAL CAMERA

12/1(sun)

今週末の大阪行きの飛行機のチケットを買いに行くが、希望する時間帯のシートがほとんど無いので、仕方なく「のぞみ」の指定席を予約した。

『ゴジラvsメガギラス』、『銀河漂流バイファム』の43~46話、『戦闘メカ・ザブングル』の1~4話までのビデオを観る。

おもちゃ屋で、警察のミニカーのセットと、メカゴジラ(昭和版)のソフビを息子に買ってあげる。

12/2(mon)

仕事中に、私が「姫」と呼んでいる横山優貴に似たお洒落な女性からメールが来たので、すぐに返事を返したら、向こうもすぐに返事を送ってきて、また私もすぐに返事を返して……なんてことを際限なく繰り返し、ほとんどチャット状態に。

疲れていたので、帰宅後すぐに就寝。

ジャック・ワークス、ニコラス・E・ルーベン(著)、坂本希久子(訳)、神田昌典>(監修)『売り込まなくても売れる!-説得いらずの高確率セールス-』(フォレスト出版)読了。

12/3(tue)

渋谷の味源にて激辛鉄火麺を食べ、タワーレコードにてビートルズの『ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)』と、TOTOの『TOTOⅣ(聖なる剣)』を買う。

いずれもレコードで持っているものをCDでの買いなおしだ。

あらかわ奈美『収納しない、キレイな生活』(宝島社)読了。

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12/4(wed)

新しく入ったアシスタントのB嬢とイタ飯屋で夕食。

椎名林檎のファンだということが分かり、話が盛り上がる。

調子に乗って喰いすぎ&飲みすぎで、帰宅後すぐに就寝。

12/5(thu)

市ヶ谷の『パク森カレー』というカレー屋で「パク森カレー」を食べたが、いまいち好みの味ではなかった。

仕事で、ほぼ徹夜。

週末の“椎名林檎バンドオフ会”に備えての練習をしたいところだが、おそらくもう時間的に無理だろう。

12/6(fri)

日経の賞の授賞式。

今年も昨年と同じくダブル受賞、昨年と同じく赤坂プリンスの「五色の間」、昨年と同じスーツで壇上に立ち、昨年と同じブロンズ像と盾をいただき、なんだか毎年同じことを繰り返しているような錯覚に陥る。

寝不足ゆえか、妙にハイになった頭の中に、イクエ・モリの『ガーデン』のリズムが清らかな真水のごとく反復され、覚醒と沈静のハザマをユラユラと漂うような意識の中で、もくもくとお仕事。

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12/7(sat)

息子を連れて、大阪へ。

本町のいつものスタジオにて行われた椎名林檎のバンドオフ会と、二次会に参加し、椎名林檎ファンサイト管理人・S氏のお宅に泊めていただいた。

深夜、S氏と息子と3人でバーに飲みに行くが、一番元気なのは息子だった。

12/8(sun)

二ヶ月前に、出張ついでに息子を大阪へ連れて行き、大阪城の天守閣に登らせて以来、息子はなぜか大阪城にハマッてしまい、毎日大阪城へ連れて行って欲しいと言いつづけていたので、雨の中S氏宅から徒歩で大阪城へ向かい、天守閣に登ったり、兜をかぶせて写真を撮ったりしたが、その時の息子の喜びようといったら……。

S氏家族とともにオムレツのおいしい洋食屋で昼飯。

東京に戻り、女房と待ち合わせをして、馴染みのイタ飯屋でワインを飲みながらチーズとピザ。

12/9(mon)

雪。

『銀河漂流バイファム13』の1~2話を観る。

土山しげる『喧嘩ラーメン』1~17巻読了。

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12/10(tue)

終電にて帰宅。

晩飯を喰った後は、バーボン片手に黙々と読書。

石原慎太郎 『弟』(幻冬舎)読了。

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12/11(wed)

知り合いからマット・デニスの『プレイズ・アンド・シングズ・マット・デニス』をいただく。

貴方は、こういう軽妙洒脱な音楽も好きでしょう?と、わざわざCD屋で買ってきてくれたのだが、私としてもこのアルバムは、前々から買おうと思っていただけに嬉しい。

村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(新潮文庫)読了。

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12/12(thu)

青山へ行き、後、F嬢と原宿餃子楼で飲み。

帰宅し、明け方まで仕事。

朝倉卓弥『四日間の奇蹟』(宝島社)読了。

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12/13(fri)

明け方近くまで仕事。

神経が静かに興奮しているので、帰宅してもすぐには寝付かれず、ウイスキーを飲みながら、しばらく読書。

ボリュームを落として、チャーリー・パーカーの『フィエスタ』。

12/14(sat)

息子と横浜へ行き、シーバスに乗り、祖母の家に行く。

帰りにCDショップで坂本龍一の映画音楽ベスト『UF』(Warner Music Japan)、CM・TV音楽ベスト『CM/TV』(Warner Music Japan)を買い、週末にゆっくりと聴こうと思ったら、このページの掲示板によく遊びに来てくれる奄美大島のCDショップの店長に注文していた高柳昌行の
『クール・ジョジョ』(Three Blind Mice)、
『フリー・フォーム組曲』(Three Blind Mice)
『ロンリー・ウーマン』(Three Blind Mice)
が届いていたので、坂本龍一どころではなくなる。

女房&息子と、回転寿司屋とカラオケ屋に行く。

12/15(sun)

息子と『ゴジラ×メカゴジラ』を観に行く。

後、女房と待ち合わせをして近所のイタ飯屋で晩飯、帰りにCD屋に寄り、家にある音源とだぶりまくってはいるが、昨日購入したベストの応募券と一緒に応募すれば“お宝音源”が貰えるということなので、坂本龍一のソロベスト『US』(Warner Music Japan)を買う。

荒木飛呂彦 『ジョジョの奇妙な冒険part3 スターダストクルセイダース』9・10巻読了。

12/16(mon)

喉が痒く、身体が芯から熱くなってきたので、早めに帰宅。

片岡義男『ドライマティーニが口をきく』(角川文庫)再読了。

姫野由宇『謝肉祭-小説・オオコソの森』(宝島社)読了。

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12/17(tue)

デザイナーにお願いしていた年賀状のデザインがあがってきたので、早速写真屋に入稿。

仕上がりが来週末なので、年賀状を出すのは年末ギリギリになりそうだ。

帰宅後、息子と仮面ライダー関係のサイトめぐり。

12/18(wed)

渋谷の「汁べえ」にて忘年会。

後、一人で六本木へ移動し、飲み。

風邪気味なのか、喉の奥が痒い。

12/19(thu)

スーパーデザイナーO氏と六本木の「一蘭」でラーメン、「タヒチ」で飲み、「バックステージ」でカラオケ。

帰宅し、ほぼ朝まで仕事。

勢古浩爾『ぶざまな人生』(新書y)読了。

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12/20(fri)

朝、人身事故で地下鉄が止まってまいったまいった。

アニメ版の『キカイダー01』を観る。

中山治『日本人はなぜナメられるのか』(新書y)読了。

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12/21(sat)

寒くて雨なので、今日は煙草を買いに行く以外は、一歩も外を出なかった。

ベースの練習に、ホームページのレイアウトを修正したり、掲示板にレスをつけたりの繰り返し。

たまには、部屋に閉じこもって過ごす一日も良い。

12/22(sun)

風邪を引きかけていたので、昼にコンビニ弁当を二人前食った後は、薬を飲み、夕方まで布団の中でじっとしていた。

先日の大阪でのバンドオフ会で知り合ったクリエイターの方が上京したので、六本木で待ち合わせ、寿司屋で飲み、タヒチで飲み、バックステージで飲み、蕎麦屋で飲んだ。

大阪から東京に到着したてのΩ氏を、調子に乗って夜中の3時まで引っ張りまわしてしまったので、ちょっと反省。

12/23(mon)

実家の両親と弟を招いて、よく行くイタ飯屋で一日早いクリスマス・パーティ。

息子はおもちゃを買ってもらって、とてもゴキゲン。

調子にのってワインのボトルを空け過ぎた私は、酩酊状態となり、帰宅後すぐに就寝。

12/24(tue)

息子が風邪をひき、いつものやんちゃぶりとは打って変わった元気の無さ。

久々にミシェル・ペトルチアーニの晩年のトリオのLDを鑑賞。

小浜逸郎+佐藤幹夫『中年男に恋はできるか』(新書y)読了。

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12/25(wed)

高円寺にて、忘年会。

忘年会の趣旨が“オタクの会(界、もしくは怪)”と呼ばれているだけあって、出版界の“超”がつくほどのミリタリー・マニアが高円寺に集結したという感じで、銀河(帝國海軍の戦闘機です)のプロペラを90万円で買った人とか、イラン入国のビザを取り、新年早々から砂漠で戦車の残骸を発掘するんだ!と目を輝かせている人とか、やたら戦闘機の操縦桿や照準機の値段に詳しい人とか、そんな人ばかりに囲まれて、とっても楽しいひと時を過ごせマシタ。

玉木明『ゴシップと醜聞―三面記事の研究』(新書y)読了。

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12/26(thu)

渋谷のタワーレコードで、ビル・エヴァンスの'61年にヴィレッジ・ヴァンガードで行われたライブ、そう、ジャズファンにはお馴染みの『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と『エクスプロレーションズ』と『ワルツ・フォー・デビー』の3枚に収録されている、ベースがスコット・ラファロのライブだが、これらのライブを演奏順に編集し、さらには、開演直後停電になったため録音が中断した模様や、演奏合間のメンバーのやり取りや、冒頭のアナウンスなどもカットされずに収録された生々しいドキュメント『ザ・コンプリート・ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード 1961』のボックスセットと、フランク・シナトラの代表的レパートリーを42曲収録したボックスセット『ナイト・アンド・デイ』を購入。

デザイン事務所主催の忘年会、新宿で。

忘年会の後は、一人で六本木に移動し、飲み。

12/27(fri)

今年、最後の出社の日だが、なんというか、なんというか、忙しい、忙しい。

思いっきり乱暴にベースを弾きたい今日この頃の私は、思いっきり安くて、思いっきりえげつない音が出て、ふてぶてしいほどに頑丈なプレシジョンベースが猛烈に欲しい。

中山治『「勝ち抜く大人」の勉強法』(新書y)読了。

12/28(sat)

プレシジョンベースが欲しいと、先日書いたが、結局御茶ノ水で投げ売りされていた激安の¥14,800の黄色のプレシジョンを買った。

台湾食堂で昼飯の後、古本屋にいらなくなった本を40冊ほど売りに出し、近所の楽器屋で新しいベースを改造するためのパーツ類や備品と、ジミ・ヘンドリックス・システムというオクターヴ・ファズを購入。

延々と深夜まで、パーツ交換→音だし→調整→音だしを繰り返すが、実は、新品のベースを少しずつ自分好みにカスタマイズしてゆく作業がしたかったのも、新しいベースが欲しくなった理由の一つなんじゃないかと思った。

12/29(sun)

渋谷のスタジオでぱぴヨンズの練習、後、「汁べゑ」にてバンド忘年会。

後、六本木に移動して、バックステージへ行ったらカラオケ大会が始まっていたので、ベースを弾きながら「丸の内サディスティック」を歌ったら、“信じられないくらいジャズっすねぇ”と言われ、店の女の子たちが「アジアの純真」を歌うバックで、ジャンプをしながらベースを弾いたら、“パンクっすねぇ”と言われた。

突然店にやってきた“痛め”なベースオジサンが、付き添いのギタリストと一緒に、リズムマシンのチープな打ち込みに合わせて、Eのキーで即興演奏を始め、テクはあるのかもしれないが、音楽的にもぜーんぜん面白くなく、イマジネーションに乏しいクリシェの連続で、部屋の中でやってろ的なオナニー長尺演奏を延々と繰り広げた後、何も言わずにすぐ帰ってしまうという“お寒い”一幕もあったが、基本的には、年末だからなのか客も多く、盛り上がった店内だった(店に入った瞬間、客が多いので遠慮して帰ろうとした私に“すぐにセッション出来ますよ”と、相変わらず嘘をついて引き止めるのは止めて欲しいものだが)。

12/30(mon)

先日購入したジミヘン仕様のオクターブ・ファズの歪みと音色と音抜けがあまりに素晴らしいので、もうほかのエフェクター類は必要無いと感じ、中古楽器屋に、持っているエフェクター類のほとんど(フランジャー、コーラス、ベースコーラス、デジタル・ディレイ、デジタル・リバーブ、サンズ・アンプ・ベースドライバー、コローション、デスメタル、ビッグマフ、ラット、フェイザー)を売り、そのかわり“50年代風のエコーがかかる”というダンエレクトロのスラップ・エコーを購入した。

新宿で、モデルの花楓にそっくりで、椎名林檎が“発育ステータス”で弾いていた、ダンエレクトロのベースを購入したR嬢と食事&カラオケ。

六本木に移動し、H嬢と朝まで飲み。

12/31(tue)

朝に帰宅した後、すぐに家の大掃除に取り掛かる。

女房&息子と人生ゲームをやって大晦日の晩を過ごす。

高井高盛『なぜ男は暴力をふるうのか』(新書y)を読了。

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