カフェ・モンマルトル

高野雲の雑記帳。音楽・映画・読書・模型。

雑想 2002年10月

      2022/06/14

東方快車 LOGIC SYSTEM

「東方」という二字熟語、『ジョジョの奇妙な冒険』の第四部の東方(ひがしかた)ではなく、私にとっては『東方快車』の東方(とうほう)と読んでしまう。

そう、松武秀樹(ロジック・システム)の3枚目。
ちょうど、個人的にも、世の中的にも、テクノテクノしていた時期に発売されたので(YMOが最高傑作の2枚を発表した1982年)、多くのテクノ好きピープルは飛びついたのではないだろうか。
もちろん私も飛びついた。

そして、最初は1枚目の『ロジック・システム』の《ユニット》や《ドミノ・ダンス》のような「いわゆるテクノテクノした曲」が楽曲が少ないことに少し肩透かしを食らったことも覚えている。

もちろん、「オリエント急行(東方快車)」が立ち寄るそれぞれの地域の文化、香りを楽曲としてひとつのアルバムにまとめるというコンセプトは十分承知しつつも。

だって、A面のラストは《ペルシアの市場》でしたからね。

この曲は、私が小学校2年生か3年生のときに、ヤマハ音楽教室の「ジュニア・アンサンブル科」の発表会の時のテーマ曲だった。私はその時ヴィブラフォンを担当したのだが、このようなこともあり、《ペルシアの市場》は個人的には、「学校や習い事でやらされる教科書曲」というイメージが強く、なぜシンセサイザーでバシバシに尖った音楽を作り出す松武秀樹が取り上げるんだろう?という思いが強かったものだ。

もちろん、「オリエント急行(東方快車)」が立ち寄るそれぞれの地域の文化、香りを楽曲としてひとつのアルバムにまとめるというコンセプトは十分承知しつつも。

とはいえ、このナンバー以外は、魅力的な曲、アレンジのものが多く、より「人間的になった」女性ヴォーカル入りの《シムーン》には当初「はっ!」となったものだ。
ほどなくして、結局は細野さんヴァージョン、すなわち『イエロー・マジック・オーケストラ』のほうに戻っていく私ではあったが……。

個人的には、やはり「イマジン・ア・ロジック」がカッコいい《哀愁のオリエント急行》が今でも好きだ。
メロディは懐メロ映画みたいでくさいんだけど、音色とアレンジが、いわゆる「折り目正しいテクノポップ」な感じがして(あくまで自分基準)、いいんだよね。

そして、同じく「メロディがくさいけど、なんか感動」は、ラストの《ジョルジュ・ナゲルマケールスの夢》も同様。

これ、松武秀樹がシンセではなくライナーノーツに書かれている「オリエント急行の設立者であるジョルジュ・ナゲルマケールスは極東の国・日本までの路線拡大を考えていた」というような内容の文章を読みながら聴くと、それはもう感動もひとしおなんだよね。

銀河鉄道999のナレーションにも通じる感動に近い?
やっぱり鉄道はロマンだよなぁ、と安直に独り言をいったりして。

喜多朗の『絲綢之路』が、アジア的ユーラシア電気インストだとすると、Logic Systemの『東方快車』は、ヨーロッパ&中東的ユーラシア電気ポップスですな。

▼収録曲
1. 序曲
2. 哀愁のオリエント急行
3. シムーン
4. 休戦記念号の悲劇
5. ペルシャの市場にて
6. 霧のカレリヤ
7. ワゴン・リー
8. ソフィアの想い
9. クラシカル・ガス
10. ジョルジュ・ナゲルマケールスの夢

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ナラ・レオン いつか、どこかで

ボサノヴァの女王(ミューズ)、ナラ・レオンが、ジャズのスタンダードにトライしたアルバム。

予想以上の成果、というか、これを聴くと、ジャズの4ビートとはなんともブッキラボウなリズムフィギュアなのか…、と一瞬思ってしまう(一瞬ね)。

それほど、柔らかでデリケートなタッチで蘇る、聴きなれたスタンダード群。このサウンドが鳴り響いている空気すら愛おしく感じる。

ながら聴きが大好きな私にとっては、日常の心地の良いBGMとしての1枚なのだ。

▼収録曲
1.ス・ワンダフル
2.ラヴ・レター~ドリーム
3.バット・ノット・フォー・ミー
4.サマータイム
5.センティメンタル・ジャーニー
6.マイ・ファニー・ヴァレンタイン
7.いつか,どこかで
8.ナイト・アンド・デイ
9.知らないでしょう
10.マイ・フーリッシュ・ハート
11.あの日からサウダージ

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星空のガイキング

小学生の頃、夢中になって毎週木曜日の夜7時から放送されていた『大空魔竜ガイキング』を見ていたものだ。

特にインパクトだったのが、中盤からパワーアップされたガイキングの顔がむき出しになった「顔面兵器」。

これ、放映前に『テレビマガジン』の表紙に顔面アップで掲載されていたのだが、かなり度肝を抜かれたものだった。

ヒーローらしからぬ凶悪な面構えが当時の私にとってはめちゃくちゃインパクトだった。

もっともガイキングに私が惹かれていた大きな理由が、ヒーローらしからぬプリミティヴなメカ群にあったわけで、ガイキングを収納する「母艦」である大空魔竜にしろ、支援兵器のスカイラー、ネッサー、バゾラーにしても、どこかしら動物や恐竜を彷彿とさせるものがあり、これらのスリムで流麗ではない、むしろ悪役っぽいデザインが子ども心を鷲掴みにしていたのかもしれない。

もちろん、親に頼んで主題歌のレコードも買ってもらった。
特に、エンディングの《星空のガイキング》が、いい~歌でしたねぇ。
歌はささきいさお。
いい~声で歌ってましたねぇ。

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