【三文日記】2003年9月

      2022/08/04

pp_sabitataiya500 (1)

9/1(mon)

Norah嬢と寿司屋、ジャズ喫茶。

秋刀魚の刺身、秋刀魚の酢の物。

もう秋だからというわけでもないが、《枯葉》がはいったジョニー・グリフィンの『リターン・オブ・ザ・グリフィン』のA面。

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9/2(tue)

美人OLとジャズ喫茶。

後、餃子の宇明家。

後、再び、ジャズ喫茶。

9/3(wed)

パン、ヨーグルト、かき揚げ蕎麦、ゆで卵、カップヌードルなどと、朝飯を食いすぎたので、昼飯時には腹が減らず、タリーズで読書をしていた。

久保博司『詐欺師・悪魔の説得術』(別冊宝島/宝島社)読了。

そして、中山康樹『JAZZ 聴きかた入門!』(宝島新書)読了。

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9/4(thu)

Y氏と六本木で飲み。

最近結婚したばかりの彼は、奥さんの“臍”に夢中で、自称“臍フェチ”、いろんなフェチがあるもんだと思った。

お互いしょっちゅう会っているつもりでいたんだけど、実は今年になってからは一度も会っていないR嬢と長電話。

9/5(fri)

Norah嬢と渋谷のタワーレコード。

後、旨くて安くて面白い場所にある、秘密の居酒屋で飲み。

監修・斎藤精一郎『まんがと図解でわかる経済の話』(別冊宝島814)読了。

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9/6(sat)

御徒町の格安チケット店で奄美大島への往復航空券を購入。

秋葉原へ行き、アイ・オー・データ製、640MBのポータブルMOドライヴ(MOP2-U640P)を購入。

「信長の野望」で、ようやく天下統一。

9/7(sun)

下駄を新調し、行き着けのヘアサロンで微妙にカットとパーマ。

オールド・ギター・ガレージにてベースのメンテ。

買うのをすっかり忘れていた椎名林檎のDVD『性的ヒーリング-其ノ参-』を購入し、鶏とトマトを煮込んだカレーの晩飯。

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9/8(mon)

元スイングジャーナル編集長にして、『マイルスを聴け!』の著者、さらにジャズだけではなく、ビーチ・ボーイズ、ビートルズ、ボブ・ディランの本も精力的に執筆し、今もっともノリノリな音楽文筆家にして、もっとも面白い文章を書く(と私は思っている)中山康樹氏よりメールをいただき、嬉しいなったら嬉しいな(←中山節)。

中山氏は、現在私が執筆を依頼されている11月に出るジャズの本の監修者なので、きっと私のやる気を奮い立たせるための、心配りとしてのメールだったのだろう(でも嬉しい)。

で、その本に書く予定の曲とアルバムの割り振りが本日決まり、私の書く曲名&アルバムリストを見て、ひぇ~。

9/9(tue)

渋谷へ行き、タワーレコードで、ディジー・ガレスピー『ザ・チャンプ』(Savoy)、ザ・グレート・ジャズ・トリオ『KJLH』(East Wind)を購入。

会社の女の子2人に晩飯をたかられる。

2人とも綺麗で面白い子たちだから悪い気分ではないが。

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9/10(wed)

「雲」というペンネームでのライター活動は難しいと思われるので、苗字名前のあるカッコイイペンネームを考えておくよう編集長に言われる(さて、どうしよう)。

先日オープンした近所の居酒屋に、女房と息子と行くが、やはりそこらへんに転がっている居酒屋チェーンと同様、“安かろう・不味かろう・店員アホ”の三拍子が揃ったファーストフード居酒屋だった。

別冊宝島853『僕たちの好きなマジンガーZ』読了。

9/11(thu)

現在、11月14日に発売予定の『JAZZ “名曲”入門』という本の原稿を依頼されているが、とりあえず細かいことは何も考えずに、いつもメルマガに書いているような調子の原稿を3本書き、編集長に本のトーン・マナーや表記規則に照らし合わせて問題が無いかどうかをチェックしてもらったら、特に問題なし、この調子でどんどん原稿を書いて欲しいとのこと。

原稿を頼まれているアルバムのうち、持っていないものも数枚あったので、その旨編集プロダクションに連絡をしたら、早速、手配をしていただき、別のライターが所有しているCDがバイク便で送り届けられてきた。

帰宅したら、アマゾンより、スタン・ゲッツとケニー・バロンの涙無しには聞けない聴けないラスト・レコーディング『ピープル・タイム』(Emarcy) が届いていた。

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9/12(fri)

「JAZZ本」の原稿、頼まれている14本のうち、4本を仕上げ、3本を提出。

Norah嬢と新宿のパスタ屋さんで晩飯。

中山康樹『超ボブ・ディラン入門』読了。

9/13(sat)

近所の美容院にて、襟足を微妙にカット、後、息子の音楽教室に付き添う。

息子が保育園のガールフレンドからデートに誘われたそうで、彼らはどこでデートをしたいのかというと「うどん屋さん(笑)」だそうなので、“じゃあキチンとエスコートしろよ”とばかりに訓練もかねて、ファーストフード感覚な安かろう不味かろうなうどん屋へ息子を連れてゆく。
お茶の水へ行き、ディスクユニオンにて、
アート・ブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズ『キャラバン』(Riverside)
サム・ジョーンズ『ザ・ソウル・ソサエティ』(Riverside)
を購入し、オールドギターガレージに行き、フレットレスベースの指板をコーティングする塗料についての相談と、今度はコルグチューナーを購入し(私はよくチューナーを壊す・これで通産15~6個目のチューナー)、ついでに来週の奄美大島でのセッションのための備品をいくつか購入した。

本日のまるで夏のような天気は、日差しが非常に強烈だが、湿度を感じさせないカラリとした気持ちの良い暑さなので、夏の北海道の一番暑い時期に近い陽気で、気持ちがよかった(そのかわりコーラなどの炭酸飲料を飲みまくり)。

9/14(sun)

依頼していたアナログ・ディレイの修理がようやく完了。

依頼されているジャズの原稿も、メルマガの原稿も遅々として進まず。

女房と息子とイタ飯屋で晩飯。

9/15(mon)

義弟の結婚式。

目黒(白金台)にて。

村上龍+中田英寿『文体とパスの精度』(集英社文庫)読了。

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9/16(tue)

渋谷のディスクユニオンにて、ハンク・モブレイ『ワークアウト』(Blue Note)、“ビッグ”・ジョン・パットン『ザ・ウェイ・アイ・フィール』(Blue Note)を購入。

まだ暑い。

依頼されているジャズ本の原稿、3本書きあげ、残すところ、あと8本。

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9/17(wed)

エミネムの弟子のオービー・トライスのデビューアルバムが来週発売されるが、それに先駆けてのリスニング・セッションが青山のユニバーサル・ミュージックの視聴ルームで行われたので、行く。

来ていたのは、高校生、専門学生風の垢抜けない子供ばかりで(きっと『8マイル』以来のファンなのだろう)、重くて粘りのあるヒップホップの映像が流れる中、誰も踊らず、ノリもせず、床にベターッと座り、口をボケーッと空けて終始映像をポカンと観ているという、まったりとした不思議な光景だった。

村松友視『ヤスケンの海』(幻冬舎文庫)読了。

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9/18(thu)

ジャズの原稿5本仕上げ、残すところ、あと3本。

週末の奄美大島行きの準備を微妙に。

本田健『90日で幸せな小金持ちになるワークブック 今日から始める72のわくわくレッスン』(ゴマブックス)読了。

9/19(fri)

明日締め切りのジャズ本の原稿、なんとか無事に仕上げることが出来た。

靖国神社の近くで焼肉を喰い、再び仕事に戻り、再び飲みに繰り出し午前様。

橘ゆかり写真集『LIFE』(カメラ・伊波正文)読了。

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9/20(sat)

台風の影響で奄美大島への便がすべて欠航のため、出発を翌日に延期。

重たい荷物を背負ってしらけた気分で羽田より帰宅し、不貞寝。

別冊宝島編集部編『「脳力」の鍛え方』(宝島社文庫)読了。

9/21(sun)

女房&息子と10時10分発の羽田発、奄美大島行きのJAS 991便に搭乗し、15分遅れの12時30分に奄美空港に着、バスに1時間揺られて名瀬市街に着いたが、宿泊するホテルは、チェックインが始まっていなかったため、フロントに荷物を預け、ハードケースからベース取り出し、そのベースを担ぎながら、市街の商店街を散策しつつ、インターネット上でお世話になっているSounds Paloo(サウンズ・パル)というCDショップへ行き、 、「irico 51」のテナーサックス奏者で、音楽のメールマガジンも発行している高良氏とめでたく初対面、

オーティス・スパン『ウォーキング・ザ・ブルース』(Candid)と、ワンコインDVD『トムとジェリー~恋するトム編~』を購入、しばらく世間話をした後、いったんホテルに戻り、チェックインして部屋で荷物を解いた直後に、高良氏が車で迎えに来てくれ、岩と波の荒々しい景色のホノホシ海岸に連れて行ってくれ(絶景に感激!)、後、高良氏オススメの串焼き屋「大樹」へ行き、、落ち着いた内装と4ビートのBGM、そして涙が出るほど旨い創作串料理のコースに舌鼓を打った後、高良氏の車で島の北端にある「宇宙音種畑」というお洒落な内装と、充実した機材とスペースを誇るスタジオ兼バーにて、高良氏の音楽仲間と2時間ほどセッション。

当初は私の飛び入りでライブをやる予定だったのが、イベント主催者の都合によりライブが不可能となった為、高良氏の粋な計らいで、満点の空の下、岸壁の真上にある別荘風の建物の下、窓を全開にして波の音を聞きながら、大音量で夜の12時過ぎまでセッションすることが出来たので、とても良かったといえるし、息子も四六時中庭の犬と遊びまわれてご満悦だったし、女房はバーのカウンターに座って酒を飲みながらまったりと出来たようなので、各人それぞれ楽しめたといえる(いずれにしても、中止になったライブの予定日は、台風の影響で飛行機が欠航になった20日だったので、この日にこのような形でセッション出来たことは、結果的に良かったといえる)。
深夜に高良氏に車でホテルまで送ってもらい、3人ともすぐにベッドに倒れ込み爆睡。

9/22(mon)

午前中は、女房&息子と名瀬市街をぶらぶらと散策し、地元の様々な店を覗きながら、お土産を買ったり、Sounds Palooへ行き、高良氏のお父さんに会い、世間話をしたり、里国隆の『黒声(クルグイ)』(off note) や、おみやげ用のご当地ビデオやカセットを購入した後、“けいはん(鶏飯)”が食べたくなったので、街中の小さな串焼き屋で“けいはん”と“けいはんラーメン”を食べる。

午後に、高良氏のバンド「irico 51」のドラマーのユーキー氏が車を出してくれ、あまり人が訪れないというディープな穴場、マテリアの滝やその近くの植物園や、波の荒い断崖絶壁などに連れて行ってもらった(感謝)。

夕方、Sounds Palooにて『メルス・ニュー・ジャズ・フェスティバル'80/高柳昌行とニュー・ディレクション・ユニット』を購入した後、「新穂花」という居酒屋へ行き、地元の黒糖焼酎や料理を堪能した後、「新月」という、茶碗蒸しがうまい上に、オーディオのシステムと、ストックされているCDとレコードが充実している上に、自由にCDをかけても良い飲み屋で、昨日のセッションメンバーと飲み会をし、女房は途中で帰るが、息子と私は1時過ぎまで飲み。

9/23(tue)

高良氏と奥様がホテルまで車で迎えに来てくれて、空港まで送ってくれた(感謝)。

空港の食堂で食事をした後、12時50分の便に搭乗、東京に戻る。

台風が湿気を運び去った奄美大島は比較的涼しく快適に過ごせたが、東京は涼しいを通り越して寒いのなんの、体を温めようということで、晩飯は近所のパスタ屋へ行き、ワインに唐辛子入りのリゾットやスープパスタ。

9/24(wed)

女房が仕分けした奄美土産を中身の確認をしないまま会社に持って行ったものだから、いざ社員に配ろうと包装を解いたら、全然違う内容の荷物が出てきたので恥をかく(確認しない俺も悪いのだが)。

肝心の会社で配るはずのパイや饅頭は、家に帰って確認してみたら、息子と女房がほとんど食い散らかしていたので(普通ケーキや饅頭を10個も20個も食べるか?)、職場で配れるほどの量が残っていなかった。

アマゾンより注文していた、ザ・バーズ『ザ・バーズ・プレイ・ディラン』(Sony Records)が届く。

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9/25(thu)

睡眠時間が短いせいか、食欲が湧かない。

奄美大島で買った里国隆の『黒声(クルグイ)』の映像を観たが、結構ディープ。

マーク・トゥエインの短編集を読んでいるが、結構面白い。

9/26(fri)

Norah嬢と四谷の「いーぐる」、そして「こうや」。

今日は朝の4時に試しに起床してみたのだが、夜の11時を過ぎると猛烈に眠くて、眠くて。

古沢安二郎(訳)『マーク・トウェイン短編集』読了。

9/27(sat)

息子の音楽教室に付き添った後、フレットレスの指板表面に薄くエポキシをエアガンで吹いてコーティングしてもらうために、お茶の水のオールド・ギター・ガレージに'65年ジャズベースを持って行く。

乾燥剤を含まないエポキシを指板表面に吹き付けるため、乾燥するまでにはなにしろ時間がかかってしまい、塗装が完全に乾いてから表面加工の作業に取り掛かるため、一ヶ月ほど時間がかかるとのことだったが、特に急いでいるわけではないのでお願いすることにする。

61年もののジャズベースが入荷していて、その値段、実に190万円!

9/28(sun)

秋葉原へ行き、5年前にiMacを買ったときに一緒に買った古いハブを二束三文で処分し、エレコムのカード式の2.0タイプの薄型カード式のハプを購入。

後、スタジオにてバンドの練習を3時間。

食欲を満たすことが優先の店ばかりで、小奇麗かつお洒落な空間で酒や料理を楽しませてくれるような店(要するに女性をデートに連れていけるような店)が極端に少ないように感じる秋葉原だが、そんな秋葉原にも、「へぇ~、こんな店もあったんだ」と思わせる素敵な内装とアジア料理のおいしい「熱風食堂 Typhoon」にて、打ち上げ&夕食

9/29(mon)

近所のヘアサロンを数件を経営している方(静かにエネルギッシュで、素敵な方です)と呑み。

9時前から飲みはじめ、そんなに飲んでいたつもりはないんだけど、きっと話が盛り上がって時間が経つのをすっかり忘れていたのだろう、時計を見ると午前2時近くだったので驚き。

中山康樹『これがビートルズだ』読了。

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9/30(tue)

ヨーロッパのピアノ・トリオの熱心なファンの方から「なごみますよ~」と、ロイ・ヘルヴィンのトリオのアルバム『オールド・フレンズ』をいただく。

ジャケ写がいい雰囲気。

ただ綺麗過ぎてエッジとガッツの足りない“典型的な最近のヨーロッパもの”な内容なので、こういう上品であっさりしたピアノを聴いた後って、オーティス・スパンやメンフィス・スリムの頭にくるほどクドいピアノを聴いて耳を汚したくなるのよねぇ(で、立て続けに聴いて頭の中がガンガンだ)。

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