雑想 2004年5月
2022/10/17
オープン・マインド/松永貴志&矢野沙織
番組見ている人は、おなじみのナンバーでしょうね。
テレビ朝日系「報道ステーション」の番組テーマ曲です。
オリジナルTVバージョンのほか、松永貴志と矢野沙織、それぞれの別バージョンも収録されています。
▼収録曲
1. Open Mind - Original TV Version
2. Open Mind - Takashi Matsunaga Version
3. Open Mind - Saori Yano Version
記:2004/05/19
大西順子 ジャッキー・マクリーン
あの大御所ジャッキー・マクリーンと、大西順子が共演!ということで、発売当時はかなり話題になったアルバム。
マクリーンの劣化が悲しかったけど、
(特に《センチメンタル・ジャーニー》や《レフト・アローン》など)
ゴツゴツと低音でドライブしまくる大西順子のピアノがカッコいいと思ったものです。
(特に《ソーラー》など)
▼収録曲
1. Little Melonae
2. A Cottage For Sale
3. Solar
4. Bags` Groove
5. Will You Still Be Mine
6. Left Alone
7. Jackie`s Hat
8. Sentimental Journey
9. Bluesnik
マイルス・デイヴィス スタン・ゲッツ
タイトルはライブハウスの「バードランド」を冠していますが、内容はスタジオでの演奏を収録したもの。
スタン・ゲッツをフィーチャーした統一感のあるアンサンブルが心地良いです。
抑制を効かせたこの2人の表現はけっこう相性が良いと感じます。
もっとマイルスとゲッツの共演、聴いてみたかったと思わせる内容ですね。
バルネ・ウィラン サンジェルマンでのライブ
1959年。
パリの『クラブ・サンジェルマン』でおこなわれたライブの模様が収録されています。
レコードだと全4曲なんですが、CD化の際にさらに曲が追加されているのでタイトルには「more」がついているんですね。
なにがいいかって、もちろん若き日のバルネも頑張りようも素晴らしいのですが、やはり、本場からやってきた2名のジャズマン、ケニー・ドーハムとデューク・ジョーダンの活躍でしょうね。
彼ら2名の音が演奏に締まりを与えている、というか、ケニー・ドーハムのトランペット1音でムードが濃厚なジャズになってしまうところが凄い。
共演したダニエル・ユメールやバルネらは、このような共演を通じて、本場ジャズマンからジャズエキスを注入されていったのでしょう。
ソニー・ロリンズ ユー・スティープド・アウト・オブ・ア・ドリーム
聴きどころは無数にあるのだけれども、最近のツボは、《ユー・スティープド・アウト・オブ・ア・ドリーム》のロリンズの豪快なソロ。
このスピード感、キレ味、閃き!
重量感も伴っているので、丹田にグッとくるのです。
J.J.ジョンソンのトロンボーン・ソロを煽りまくるブレイキーのドラミングもエネルギッシュ。
強制的に元気をもらえる演奏というか。
いやはや、パワフル。
▼収録曲
1. Why Don't I
2. Wail March
3. Misterioso
4. Reflections
5. You Stepped Out Of A Dream
6. Poor Butterfly
ジャズ・アット・ホッチキス ジョージ・ウォーリントン
ウォーリントンは白人でありながらも、骨の髄まで生粋のビ・バッパーだったんだなと思わせる快作。
バド・パウエルへの心酔っぷりが伺える冒頭の《異教徒たちの踊り》で決まり!!
▼収録曲
1. 異教徒たちの踊り
2. ストレンジ・ミュージック
3. ビフォア・ドーン
4. オウー
5. ス・メイク・イット
ニュー・ジャズ・コンセプションズ ビル・エヴァンス
ビル・エヴァンスのデビュー作。
スコット・ラファロ参加の4部作も素晴らしいけれど、じつは、私はその前の初期の作品のほうが好きだったりします。
硬質で、けっこうアグレッシヴ。
同時代のピアノトリオと比較すればするほど、エヴァンスという人は、かなり尖ったピアニストだったのだということがよく分かります。
私はトリスターノが好きなんですが、初期のエヴァンスの表現にはトリスターノの影もチラリと見え隠れするところも好きな理由の1つなのです。
▼収録曲
1. アイ・ラヴ・ユー
2. ファイヴ
3. アイ・ガット・イット・バッド
4. コンセプション
5. イージー・リヴィング
6. ディスプレイスメント
7. スピーク・ロウ
8. ワルツ・フォー・デビイ
9. アワ・デライト
10. マイ・ロマンス
11. ノー・カヴァー、ノー・ミニマム (テイク2)
12. ノー・カヴァー、ノー・ミニマム (テイク1) (ボーナス・トラック)
バラッズ・オブ・ザ・サッド・カフェ クリス・コナー
たまに聴くクリス・コナー、ええな~。
失恋ソングばっかりだけどね。
コナー自身も「アトランティック時代のベスト」と語る、たしかな名作。
▼収録曲
1. ジーズ・フーリッシュ・シングス
2. バーゲン・デイ
3. エンド・オブ・ア・ラヴ・アフェア
4. グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー
5. バラッド・オブ・ザ・サッド・カフェ
6. グッド・モーニング・ハートエイク
7. サムシング・アイ・ドリームド・ラスト・ナイト
8. ライラック・ワイン
9. ワン・フォー・マイ・ベイビー