雑想 2008年1月
2021/12/18
山形OCTET 年賀状
山形の老舗ジャズ喫茶「OCTET」から年賀状が届いた。
先日、たった1回だけ訪問しただけなのに、たった1時間ほどの滞在だったのに、私のことを覚えていてくれたマスター・相澤さん。
嬉しいですね。
今年で「OCTET」も37周年。
もうちょっとで40年。
東京からも応援しますよ!!
あ~、また山形行きたくなっちゃったじゃないか(笑)。
ケニー・バレル オール・デイ・ロング
プレスティッジ所属の看板ジャズマンたちによるセッションアルバムだ。
いわゆる、プレスティッジ・オール・スターズ集結!って感じですね。
録音は1957年。
フランク・フォスター、アート・テイラー、ケニー・バレル、
トミー・フラナガン、ドナルド・バード、ダグ・ワトキンス……。
ハードバップ好きにとってはたまらない組み合わせです♪
個人的にはケニー・バレルのギターに引き付けられてしまうなぁ。
▼収録曲
1. All Day Long
2. Slim Jim
3. Say Listen
4. A. T.
5. C. P. W. [Bonus Track]
セシル・テイラーの音楽を端的に言い当てた一節
セシルの"難解"は決して解けない謎ではなく、いささか曲がりくねったブルース以外のなにものでもないことが理解できる。
~中山泰樹&ジャズストリート『読んでから聴け!ジャズ100名盤』より
チック・コリア 上原ひろみ
『デュエット』は、2007年9月24から26日にチック・コリアと上原ひろみが「ブルーノート東京」にて行ったライブの模様が収録されている。
スリリングでいながらも危なっかしさを感じさせない2人の相性の良さが見所、聴きどころ。
寺井尚子 ドリームダンシング
寺井尚子7枚目のアルバム。
シャンソンの名曲《パリの空の下》が白眉。
ほか、ジャズのスタンダードも取り上げているが、総じてヨーロピアンな雰囲気の濃い本作品は、EMIミュージック移籍第一弾ということもあってか、新レーベルならではの新しい試みとして、豪華で優雅な音世界を構築しようという意気込みなのかもしれない。
それを重たく感じるか、新局面と受け止めるかは、聴き手の好み次第なのだろう。
▼収録曲
1. マイナー・スイング
2. ハバネラ
3. パリの空の下
4. 散りゆく花
5. あの頃の日曜日
6. ゴールデン・イヤリング
7. 光の中の恋人たち
8. ムード・インディゴ
9. ドリームダンシング
10. マイ・ウェイ
11. 星に願いを
ノラ・ジョーンズ マイ・ブルーベリー・ナイツ
映画批評サイト「イントロ(http://intro.ne.jp/)」に、私が書いた『マイ・ブルーベリー・ナイツ』評がアップされました。
▼こちら
http://intro.ne.jp/contents/2008/01/31_1238.html
監督がウォン・カーウァイ、主演がノラ・ジョーンズの映画です。
なかなか、いい感じの映画でしたよ。
もちろん、音楽はノラ・ジョーンズが担当。
もう、冒頭のウッドベースから、映画の世界に引き込まれてしまいます。
なんとなく神秘的なムードをたたえていたノラが、ふつーなアメリカ姉ちゃん(?)を演じていたのも新鮮でした。
ノラのみならず、ライクーダーも音楽で参加。
ゆえに音楽好きには必見のムーヴィといえるでしょう。
3月22日(土)より、日比谷スカラ座ほか東宝洋画系にて全国拡大ロードショー。
近日発売されるサウンドトラックにも期待!劇中に流れる音楽を聴く限りは、なかなか良かったよ。
活字ファンのジャズファン
プロレスファン(あるいは格闘技ファン)には、実際に試合を見に行かずに、もっぱら雑誌やスポーツ紙などの活字に親しむ「活字ファン」が多いように、ジャズにも実際にライブを見に行かないどころか、音源もそれほど聴かずに、活字中心でジャズ情報に親しむ「ジャズ活字ファン」が多い。
以前の私にもその傾向があった。
いや、今もそうか。
とにかく出不精なんですよ。
山中千尋 アフター・アワーズ
タイトル通りオスカー・ピーターソンへのオマージュ作品だ。
ピーターソンばりのテクニック、テイストを醸し出しつつも、きちんと千尋テイストと現代なジャズのスピード感が心地よくブレンドされた作品。
ん? なぜに山中千尋がピーターソン? と一瞬いぶかしく思う人も、聴けばなるほど、納得となる、かもしれない。
▼収録曲
1. オール・オブ・ミー
2. ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー
3. コンファメーション
4. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
5. スー・シティ・スー・ニュー
6. オール・ザ・シングス・ユー・アー
7. 虹の彼方に
8. エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
アート・ブレイキー 車好き
アート・ブレイキーの車好きは有名で、一時期はロールスロイス、ベンツ、キャデラックなどを所有していたそうだ。
さらに彼は、かなりのスピード狂だったそうで、メンバーからは「ノー・ブレイキー」と言われて恐れられていたそうだ。
なにしろ、60歳を超えても、ちょっとした演奏旅行であれば、大型バンに楽器をつめこみ、移動していたのだというから、そのバイタリティにはおそれいる。しかも、かなりのスピードで飛ばしていたのだそうだ。
彼のみなぎるパワーは、パワフルなドラムだけではなかったのだ。