【三文日記】2011年9月

      2024/05/25

9/1(thu)

午前中にソウル市内を散策しながら電信柱の撮影を楽しむ。

夕方帰国。

ざる蕎麦とキュウリの浅漬けが旨し。

SANYO DIGITAL CAMERA

9/2(fri)

特に疲れたというわけでもないが、なんとはなしに骨休め。

ごろごろ。

ぐーぐー。

9/3(sat)

息子に筒井康隆の『メタモルフォセス群島』の中でも恐怖と笑いで読みながら顔面が引き攣ること必至の「走る取的」を読ませようと思うも、大学時代の後輩のアパートに置きっぱなしだったことに気づく。

アマゾンで検索したら¥1の中古本が多数出品されていたので、状態が良さそうなものを発注。

羽生善治『大局観』(角川新書/KADOKAWA)読了。

9/4(sun)

新宿の「中本」に行く。

全開は通常の「北極ラーメン」で、スープも完飲み出来たが、今回チャレンジした「北極ラーメン」の辛さレベル「3」は、さすがに完飲みは控えた。

だって、スープが辛子の粉の塊で、真っ赤でドロドロなんだもの。

9/5(mon)

実家に遊びに行き、昼飯。

筒井康隆の『メタモルフォセス群島』が届き再読するが、やはり面白い。

ワイルドターキーとアイスクリームとともに、夜更かし読書。

9/6(tue)

フィニアス・ニューボーンJr.三昧。

そういえば、以前ラジオ番組をやっていた時に、ピアニストの松本茜さんがゲスト出演をする数日前から、フィニアスのアルバムばかりを1日中聴きまくっていたことを思い出した。

フィニアスは、斬れ味鋭いピアニストだが、時々演奏する三拍子の曲に愛らしいものが多くて好きなんだなぁ。

9/7(wed)

またまた息子が学校で喧嘩をし、校長室に呼ばれた模様。

相手のことはボコボコにして土下座までさせたらしいが、格闘中に相手から首を絞められ、首に大きな爪の跡の傷が残ったので、場所が首で、しかも目立つ傷跡がついただけに校長室騒動にまで発展し、動転した担任から事情説明とご機嫌伺いの電話がかかってきた。

「小学校の男の子同士のケンカですからね。元気があっていいんじゃないですか? 喧嘩両成敗で双方をビシッと厳しく叱り、あとは仲直りさせていただけたのなら、それでオッケーっすよん」と、のん気に受け応えしている私に、担任の先生はひたすら恐縮し、ドモりながら一生懸命話そうとするので、なんだか気の毒になってしまった。

9/8(thu)

マシーネン・クリーガーの「メルジーネ」には、今月頭から、色調を少しずつ変えながら筆塗りで少しずつ迷彩塗装を重ねている。

シュトラール軍のマシンなだけにドイツをイメージしているので、ベースとなるカラーは、フィールドグレー、ジャーマン・グレー、RLMグレーなどドイツのミリタリーカラーを意図的にセレクトしているにもかかわらず、現時点での全体のイメージは、なぜか英国空軍機っぽい雰囲気になってしまっている。

もっとも、今後も何度も色調を変えて塗り重ねてゆくつもりなので、また違った味が出てくることとは思うが。

9/9(fri)

マイルスはやっぱりカッコいい。

もちろん音楽もカッコいいが、晩年のファッションやライブの映像を赤ん坊の頃から目にしている息子曰く、「俺、大きくなったらマイルスみたい(な存在感のある人間)になりたい」。

世界的なミュージシャンだったからいいものの、一般人でマイルスみたいな人がいたら、怖くて誰も近寄らんのとちゃう?

9/10(sat)

息子と一緒に秋葉原。

フォーゼの変身ベルト(DXフォーゼドライバー)が売り切れていてガックリ。

欲しいプラモは山ほどあるが、製作がまったく追いついておらず、箱だけが積み上がっている状況ゆえ、プラモは買わず、買い物は工具や塗料のみにとどめる

9/11(sun)

先週より息子は「エヴァンゲリヲン」の綾波とアスカとマリの3人の「華麗奔放」という1000ピースのジグソーパズルに挑戦している。

しかし、ピースの数が多いため、なかなか完成にたどり着けない模様。

仕方ないので、背景となる無地のピースの箇所を中心に手伝う。

9/12(mon)

そろそろベースの弦を交換しなければと思いつつも、まったりとした音色が自分好みなので、もう少し我慢してみようかなとも思う。

ジェームス・ジェマーソンも細野晴臣も張りっぱなしの弦を愛用している理由が分かるような気がする。

オリジナルで作ってもらった雲モデルのベース、最近なかなか安定した良い音が出るようになってきた。

9/13(tue)

肝っ玉OLとアイリッシュパブで呑み。

呑み始めの時間が遅かったのですぐに終電時間になるが、お開きにしてしまうのが惜しく、結局タクシー帰り。

タクシー運ちゃんの話が面白いので、降車予定地をオーバーしても「もっと乗っていたいから話をつづけてよ」状態で小1時間タクシーの中。

9/14(wed)

松本茜のニュー・ロマン・トリオをかけっぱなしにしながらノンビリとした一日。

彼女のピアノは「グワッ!」と前に出てくるような獰猛さはないが、ひとつひとつのフレーズが背伸びをせずに自然体、さらに円やかでいながら音の輪郭がしっかりしているので、CDをかけながら時おりピアノで、おいしいフレーズをなぞるのが楽しい。

難解なことをせずに口ずさみやすく説得力のあるアドリブフレーズが多いので、譜面にして売れば、ジャズピアノ初心者には喜ばれるのではないだろうか?

9/15(thu)

2003年からは9月第3月曜日になってしまったが、本来は9/15が「敬老の日」なので、朝イチの「はやて」で水沢まで行き、祖母の敬老を祝う会に参加。

会場で飯を喰い、水沢周辺を散策、在来線で一ノ関に行きジャズ喫茶「ベイシー」に行くも、店の前で会ったマスターから「ぎょーは、やっずぅみぃ(今日は休み)」。

東京に帰って蕎麦を喰う。

9/16(fri)

一日中部屋に引きこもる。

サイトの手直しなど。

外に出ないと体力が余ってしまい身体がなまる。

9/17(sat)

女房と「中本」に行き、激辛ラーメン。

ピークと思われる昼時を避けて行ったつもりだが、それでも店の外まで行列。

夕方、小学校の体育館でカラオケ大会、息子のパフォーマンスが受けまくる。

9/18(sun)

アーマッド・ジャマルも好きだが、彼を手本にしたピアノを弾くレッド・ガーランドのほうがやっぱり好きだ。

ジャマルのピアノには一切の無駄がなく、キラリと光る宝石のよう。

対して、ガーランドのピアノには、ピュアなジャマルの成分に対して、わずかな濁りが混じり、その濁りが時としてアーシーで微妙な泥臭さが漂うのだが、そこが好きなのかもしれない。

9/19(mon)

涼宮ハルヒの「サムデイ・イン・ザ・レイン」は、賛否両論うずまくエピソードなのだそうだが、個人的には好きだ。

つれずれなるままにAmazonをめぐり、「けいおん!」のフィギュアを検索してみたところ、そのバリエーションの豊富さと、クオリティの高さに驚く。

特にフィギュアに興味があるわけではないが、その出来の良さから一体ぐらい買ってみようか、いや、いかんいかん、でもキーボードを弾くムギちゃんがなかなかいいぞ、いや、いかんいかん、せいぜいガンプラ止まりにしておくべきだ、などと呆れるほど一人で葛藤する自分が阿呆くさい。

9/20(tue)

朝、起きるたびに前日の飲酒を後悔する。

しかし、夜になるとそのことをすっかり忘れて、ガブガブ飲んでしまう。

そしてまた翌日には布団の中で後悔、この繰り返し。

9/21(wed)

そういえば先週健康診断を受けてみたのだが、翌日速達で送られてきた結果を見ると、一か所を除けば、すべて「A」だった。

呆れるほど「ド健康」な自分が微笑ましいが、「A」ではなく「C」だった項目は、尿検査の結果。

そりゃそうだ、前日10時以降は飲み食いしてはいけない中、夜中までビールを飲んでいたのだから。

9/22(thu)

ズバッと思ったことを言わないとストレスが溜まるが、かといって、ズバッと思ったことをストレートに言うと、相手を傷つけてしまうことで後悔がつのる。

ビールと唐揚げ旨し。

桜井浩子『ヒロコ ウルトラの女神誕生物語』(小学館)読了。

9/23(fri)

おいおい、突然のキャンセルはないだろっ。

でも、可愛いから許す(涙)。

ノンアルコールデイ。

9/24(sat)

生まれてはじめて通販サイトを使って靴をネットショッピングしてみた。

私は足の形が特殊で、特に人差し指が極端に長いので、なかなかフィットする靴がないので、店頭で履いても中々納得のいくものが見つからないのだ。

届いたものは、値段が安いわりには、まあまあ許容範囲内だった。

9/25(sun)

読書習慣のまったくない男子3人と「男子会」なる飲み会を居酒屋でしてみるが、話のレパートリーが狭く、広がりもなく、硬直した狭い世界を高速回転でグルグルと回っているような閉塞感を感じ、息苦しさを感じた。

終電にて帰宅後、放送部の息子の選曲の手伝いを明け方近くまで。

なんでも、給食中に息子が当番のときにかける音楽は評判でリクエストやアンコールが殺到して選曲のバランスが大変なのだとか。

9/26(mon)

荘子の明鏡止水。

意味は「言葉の知識」として理解しているつもりなんだけど、おそらく、今まで生きてきた中で、このような境地に達したことは、一度もない、と思う。

雑念多く、落ち着きのない私、せめて死ぬまでは一回ぐらい、そのような境地を経験してみたいものであります。

9/27(tue)

10年や20年も前のオイシイ思い(特殊体験)を引きずり、いまだ自分の体験を価値基準や自慢ネタに生きているオジサンがいるが、それは老醜だと思う。

大事なことは、今何をやっているのか、今何が出来るかなのとちゃいますか?

もちろん体験から学べることも多々あるので、マイルスのように「俺は過去を振り返らない」の境地にまで至る必要はないが、「昔とった杵柄」は、今の自分のポジションや、今後の自分の成長にとっては足枷やマイナスになることもあることを自覚すべきだと思うし、それが証拠に、井上章一の『アダルト・ピアノ』によれば、老人ホームのような老人の方々のコミュニティの中で、もっともモテない人種は「元・大学教授」だというではないか。

9/28(wed)

先日放映された『仮面ライダーフォーゼ』の録画を観るが、相変わらず単純ながらテンポの良いストーリー展開で、やっぱり「バカ面白い」。

同様に『薔薇色の聖戦』も観るが、これも単純面白く、最近では『嬢王』もそうだったが、女同士の醜い足の引っ張り合いや意地の張り合いは、現実にそのような場面に立ち会うのは御免こうむりたいが、テレビで観ているぶんには面白いんだな(だから大昔から、この題材は物語にされ続けているのだろう)。

そういえば、今回のフォーゼもそのような内容だったな。

9/29(thu)

HP、ブログなどのテコ入れ作業を少々。

夕方からビール以外のお酒を飲みたくなり、棚の中にあったフォアローゼスをチビチビとロックで飲んでいたら、いつのまにかボトルが半分に。

夜、長電話。

9/30(fri)

酒を嗜まない人が羨ましい、酒代がかからないから。

煙草を嗜まない人が羨ましい、煙草代がかからないから。

ただ、私は車の免許がないし、だから車も持っていないし、ゆえにガソリン代や、駐車場代や、保険や車検費や免許書き換えなど諸々の出費がないことが救いといえば救いかもしれない(そのかわりタクシーにはしょっちゅう乗っているが)。

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