雑想 2011年9月
2024/01/10
アキコ・グレースさん今月のライブ情報
孤高のピアニスト、アキコ・グレースさんによるチャリティーコンサートが
9月29日(木)に永福町ソノリウムにて行われます。
19:30 開場
20:00 開演
~未来の三重奏~
アキコ・グレース&ユウ・マナベ&木村将之
Pf. アキコグレース
Vn. 真部裕
Base 木村将之
(問)03-5464-7531
¥5,000
【チケットお問合せ先】
e-プラス
【お問合せ先】
日本アーティスト・コンソーシアム(FF entertainment内)
TEL 03-5464-7531
FAX 03-5464-7532
info@sk-artist.jp
http://sk-artist.jp/
ラウンド・アバウト 55周年
本日2011年9月10日より、ちょうど55年前の1956年9月10に、マイルス・デイヴィス・クインテットは、アルバム『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』に収録されている《ラウンド・ミッドナイト》と、《オール・オブ・ユー》をレコーディングしました。
セロニアス・モンク作曲のこの名曲が、ギル・エヴァンスのアレンジで、より一層ドラマティックに仕上がっています。
個人的には、いまだにこのアレンジを超えるバージョンはないのではないかと思っているほどです(かなりクサくてベタではありますが)。
しかし、この演奏でマイルスのミュートトランペットの虜になった人も多いはず。
繊細でハードボイルド。
たまーに聴くと、やっぱり良い。
いまごろ少し前のライダーのおもちゃにはまっている
なぜか今頃、息子は友達から仮面ライダー・アギトのマシントルネーダーをもらって帰ってきました。
友達がくれた理由。
「いらないから」。
だそうです。
納得。
マシントルネイダーは、歴代ライダーのバイクの中でも、ひときわ美しさの際立つバイクだと思います。
とくに車体を傾けてカーブを曲がるときのフォルムが非常に美しい。
仮面ライダーアギトの番組オープニング映像はサーキットで撮影されたものを使われているのも、いまさら納得。
そういえばアギトって、要潤が18歳ぐらいのころのデビュー作なんだよね、今と顔全然変わらないけど(笑)。
ちなみに、息子が小さい頃に買ってあげた仮面ライダー555の変形できるオートバジン、今頃息子は変形遊びにはまってます。
買うタイミングがちょっと早すぎたかな?と感じるおもちゃが、最近になってたくさん出てきています(笑)。
BOZOのアンサンブルが乳白色な東京の朝を彩る
昨晩東京では、しとしとと雨が降りました。
この雨の影響なのか、昨晩は少し冷え込み、ようやく「なんとなく気づけば汗をかいている」ような状態の陽気を脱した感があります。
そして、今朝も天気は曇り空。
空気も心なしかひんやりとした肌触り。
朝からちょっと気だるい雰囲気で過ごしている私は今、ボゾの『デュエンデ』を聴いています。
音の隙間を活かした空間作りが巧みな、津上研太率いるサックス・カルテット。
アコースティックベースとドラム、そしてピアノとアルトサックスという4つの楽器の絶妙な距離感と、浮遊感漂うアンサンブルは、そこはかとなく「和」の雰囲気が漂い、少々肌寒くなってきた東京の乳白色の朝を彩るに相応しいサウンドなのです。
記:2011/09/20
最晩年の吹き込み。明るさがやけに悲しい
いつも、複雑な思いでこれを聴いている。
バド・パウエル最晩年の録音だ。
渡欧し、生活の拠点と演奏の場をフランスに構えたバド・パウエルだが、死ぬちょっと前に本国に帰国している。
結果論から、「彼は、死を悟り、生まれた祖国に戻った」と言われてはいるが、実際のところは分からない。
先日行われた「いーぐる」でのバド・パウエル特集のパーソナリティ八田氏によれば、アメリカに戻っても十分活動していけるぜ! という確証をなんらかのカタチで掴んで、意気揚々とアメリカに帰国したようだ。
しかし、パウエルが渡欧しているあいだに、本国のジャズシーンはめまぐるしく変化し、結果的にパウエルは、浦島太郎状態に。
めまぐるしくコードが変化してゆくコルトレーン・チェンジに、モード奏法……。
かつてはビ・バップのピアニストで名をとどろかせたパウエルのピアノのスタイルは、すでに古びていた。
実際、コルトレーン・チェンジに挑んだ演奏も残されてはいるが、……かなりヒドい出来。
もはや、時代は彼を置いてけぼりにした感もあり、聞くたびに悲しい気持ちになる。
もっとも、音楽の感動はスタイルの新しい、古いではない。パウエルはもとよりビ・バップピアニストだし、ビ・バップピアノのスタイルを考案した張本人でもある。
だから、自分がもっとも得意とするフィールドで、表現すれば良い!
……はずなのだが、
すでに、往年の溌剌としたプレイは望めず、ボロボロ状態になりながらも必死にピアノにへばりついている感が否めない。
しかし、すべての演奏がそうというわけではなく、小康状態を取り戻したかのように、嬉しそうにピアノを弾いている演奏も少なくない。
この『リターン・オブ・パウエル』がまさにそう。
ジャケットの笑みが象徴しているように、パウエルは、無心にピアノと戯れているかのようなプレイをする。
もちろん、テクニック的にはボロボロといっても過言ではない。
不思議なことに、だからこそ、私はこのピアノに惹かれ、不思議な感動を覚えるのだ。
ボロボロでありながらも、ボロボロの中での最上級の音を出そうとつとめ、実際、テクニックと表現欲求の折り合いのついた「聴ける」演奏も少なくない。
もちろん、これがラストアルバムだという感傷も手伝うが、それでも、このアルバムから受ける不思議な感動は、ピアノの一音一音に、ありのままのパウエルの全存在が封じ込められているからなのだろう。
土濃塚隆一郎さん10月のライブ情報
フリューゲルホーン奏者、土濃塚隆一郎さん
10月のライブ情報です。
お時間ある方は是非!
10/1(土)
新宿SOMEDAY
〒160-0022
新宿区新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
TEL:03-3359-6777
土濃塚隆一郎(flh)
渡辺剛(p)
池田達也(b)
みどりん(dr)
10/8(土)
草津音楽イベント
詳細未定
10/9(日)
横浜ジャズプロムナード
大隅寿男(ds)
土濃塚隆一郎(flh) 他
10/21(金)
川崎ぴあにしも
川崎市川崎区砂子2-10-1中野ビル1F
TEL:044-222-8422
土濃塚隆一郎(flh)
進藤陽悟(p)
10/25(火)
名古屋スイング
名古屋市中区東桜2-18-24 B1
TEL:052-932-1328
夏己(vo)
土濃塚隆一郎(flh)他
10/26(水)
BARroom TsukiUSAGI
名古屋市中区栄4-12-1 栄グリーンビル3F
土濃塚隆一郎(flh)他