雑想 2012年8月
2024/01/13
暑い夏に、一服の清涼剤
いやぁ、暑いですねぇ、
なんて書くと、南の島の方々からは、冗談じゃない!東京なんかよりもこっちのほうがもっと暑いんだ!とお叱りを受けそうですが(笑)。
そういうときに、ふと取り出したこの1枚が、暑い夏を快適に、心地よく過ごせる1枚なのかな、と思い久々に聴いてみたのが、パット・メセニーの『シークレット・ストーリー』。
これ、メセニーのギターがどうこうというよりも、アンサンブルが圧巻、かつ気持ちいんだよね。
カンボジアのコーラスではじまり、インディアンのチャントも入れるし、矢野顕子も参加するし、民族楽器も取り入れたり、などなど、ほんと、ボーダレスなごった煮・快適な「ミュージック」そのもの。
しかし、ごった煮といっても、暑苦しさは皆無。
全編スッキリと透明感の漂う仕上がりとなっている。
メセニーは、レコーディング前の準備に、半年間すべての仕事をキャンセルしてスタジオにこもるほどの、この作品に対しては気合を入れて臨んだという。
スケール大きく、奥ゆきのあるサウンドは、是非、大音量で聴いて欲しい。
ボリュームをあげればあげるほど、雄大な大地から吹き込む涼やかな風を体感できることだろう。
ジャーニー・トゥ・ザ・ワン ファラオ・サンダース
エキサイティングなプレイながらもメロディアスかつ聴きやすい、ファラオ・サンダースの隠れ名盤。
▼収録曲
1. Greetings To Idris
2. Doktor Pitt
3. Kazuko (Peace Child)
4. After The Rain
5. Soledad
6. You've Got To Have Freedom
7. Yemenja
8. Easy To Remember
9. Think About The One
10. Bedria
ナタリー・ダンカン デヴィル・イン・ミー
歌声の磁力w( ▼o▼ )w
▼収録曲
1. Devil In Me
2. Keep Her Smiling
3. Songbird
4. Sky Is Falling
5. Old Rock
6. Lonely Child
7. Pick Me Up Bar
8. Find Me A Home
9. Flower
10. She Done Died
11. Villain Hands
12. Black Thorn
13. Uncomfortable Silence
14. Became So Sweet
かき氷
今年の夏ほど、かき氷を店で食べた夏はなかったんじゃないかと思うほど。
やっぱり、うす~く削られた氷が幾重にも幾重にもかさねられ、ふわりと優しい量感をたたえた上に、絞りたての新鮮なフルーツからシロップがサラリとかけられた状態のところに、そっとスプーンをサクッと差し込む感覚と、口の中でジュワリと溶けていく感覚は絶妙な旨さ。
こればかりは、コンビニで売られているかき氷アイスには真似のできないことですね。
Matador of 1st & 1st/オリヴァー・レイク
どちらかというと「純ジャズ」シーンよりも、「クラブ・ジャズ」シーンからも注目を集めているアルト・サックス奏者、オリヴァー・レイク。
気合いたっぷり37曲!
▼収録曲
1. Spirit
2. Aztec Two
3. Music Music Music
4. When I Do The Blues
5. Matador Of 1st . & 1St.
6. I Would Like To
7. Eneke
8. Do You Know
9. Mtv Raps
10. I Dig The Way Language Changes
11. Do You Remember The Time
12. Tone Clone
13. Separation
14. Leaning On The Cross
15. My Man On The Bowery
16. Don't Go Crazy
17. Halfmoon Bay
18. Organic Lady
19. U Ain't Foolin' Me
20. Never Felt That Way Befo
21. Again & Again
22. Bury The Bone
23. Superman
24. The Burbs
25. Fax MacHine
26. Consumerfusion
27. Meditate
28. Lullaby
29. African Breeze
30. 1st Trip
31. Guyana Poem
32. The Planet
33. Com Tu Ver
34. Breathe Of Life
35. What If
36. Zen Zen Blues
37. I Exist
イカの塩辛に飽きたら鮎の「うるか」が良い
うまいぞ、うまいぞ、鮎のうるか。
「うるか」とは?
ま、いうなれば「鮎の塩辛」みたいなものですかね。
漢字では「暁川」や「潤香」と書きます。
このうるか、日本酒にめちゃくちゃ合うんですよ。
渋みと苦味がたまらない!
イカの内臓が入ったイカの塩辛とは一味も二味も違う、独特の辛味と苦味。
まさに大人の味、……いや、おっさんの味ですな(笑)。
ただ、調子に乗って食べ過ぎると塩分取りすぎ。
調子に乗って飲みすぎるとアルコール摂取過多注意報になるので、控えめにチビチビと食べていくのがコツといえばコツなのだけど。
もちろん、値段も味もピンキリかもしれないけれども、基本、手作りで少量生産のものを通販などで手に入れれば間違いないでしょう。
ちなみに、日本酒は必ず熱燗ね。
私は冷やでもイケちゃいますけど、生臭さが口の中に残るので、熱燗のほうが無難だと思いますよ。
で、その日本酒も純米酒のほうがオススメです。
最近は、キレがシャープなものが好まれる傾向がありますが、うるかの場合は口の中に豊穣な香りが豊かに広がる純米形のほうが、互いに旨さを引き立てあうことでしょう。
記:2012/08/08
納涼パーカー
パーカーに、難解!だとか、よく分からない、というイメージを抱いている人は少なくとも、私の周囲にはいないのだが、それでも、やっぱり、聴かず嫌いな人もいると思うので、ま、べつにそれに関しては何を買おうが、何を楽しもうが、その人の勝手なので、お好きなほうをお楽しみください、なのだが、このように暑い日が続くなか、仕事帰りに、居酒屋で枝豆つまみながら、ビールをカーッとやりたいと感じる、そんな気分に最適な「納涼パーカー」が、コレ、フィエスタだ。
ラテンを楽しげに演奏しまくるパーカー。
あとは、もうこれ以上クドクドと解説するのはヤボってもの。
ジャケットのパーカーのゆるくて楽しそうな笑顔が、音楽のすべてを物語っている。