雑想 2014年1月

      2022/11/03

Eclectic マイク・スターン エリック・ジョンソン

わたくし、ギターは弾けないんですが、エレキギターの姿、形を惚れ惚れと見るのは大好きです。

もちろん、ベースをうっとり見るのも好きですが、弾けないギターや、ヴァイオリンの姿・形を鑑賞するのも好き。

だから、私にとって楽器屋さんは美術館のようなものなんです。

買い物に行くこともありますが、むしろ鑑賞しに行くことのほうが多いかも。

で、エレキギターの中でもとりわけ好きな形のものが、テレキャス(テレキャスター)なんですね。

万能タイプのストラト(ストラトキャスター)って、エレクトリックベースで言うとジャズベースのようで、マルチ対応というか優等生っぽくて、あまり好きじゃないんですね。
(といいつつ、私の主力ベースはジャズベなんですが……)

その正反対ともいえる、テレキャスは、なんというか、無骨で不器用なイメージがあり、しかも、音も多彩ではない印象。

しかし、ストーンズのキース・リチャーズをはじめとして、個性あふれるテレキャス使いもいる。

個性が強いギタリストに似合うギターというイメージですね。

つまり、万人が操れるギターではない。
人がギターを選ぶのではなく、ギターが人を選ぶ。

個人的には、そんな印象があります、テレキャスに対しては。

余談ですが、昔、女の子バンドのチャットモンチーが好きになった理由は、ヴォーカルの女の子がテレキャスを使っていたから。

女子がテレキャス。

それだけで、個人的にはめちゃくちゃポイント高かったですね。
カッコいいじゃないですか。

そんなこんなで、音楽以前に、使用楽器で好きになるミュージシャンも、いたりするわけです。

で、マイク・スターンも、私の中では「すごいテレキャス使い」の1人。

よくもまぁ、あれだけの演奏をテレキャスから引き出せるな、と。

もちろん、演奏している曲やアルバムによって好き嫌いはあるのですが、このアルバムはグーですよ。

エリック・ジョンソンとの共演盤です。

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コメント

八神かかしさんからのコメント。

フェンダーのギター、イイですよね。
どちらかといえば無骨で質実剛健な形をしているギブソン。
そして色気を感じてしまうフェンダーのギター。三つピックアップがあるストラストキャスターに対して、一つだけのテレキャスター。
もしかして、テレキャスターって、色気と無骨の両方を持っているのかも。
私の好みで言えば、木目柄でベージュのテレキャスターが一番カッコいいと思います!!

>木目柄でベージュのテレキャスター
渋い! 美しい!
塗装がはがれたりと年季がはいったモデルは、もう美術品ですね。
見惚れてしまいます。
ああ、テレキャス弾くためだけにギターはじめよっかなぁ。

ジャコのカム・オン・カム・オーヴァー カバー

サビのところがちょっとズレたりするかもしれないけれども、笑顔を可愛さでカバー!

左手の親指以外の4本指、よく綺麗に開くなぁ。

chay makeup 80's

chayの80年代の名曲カバー集。

《高気圧ガール》がどうリメイクされる?

▼収録曲
1. Rock’n Rouge
2. キッスは目にして ぽお!
3. 不思議なピーチパイ
4. う・ふ・ふ・ふ
5. 高気圧ガール
6. 君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。 (Album Version)
7. WOMAN

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新作 ブルース・スプリングスティーン

ついに出ました~ヽ(^◇^*)/
って、今回は比較的ブランクが短く2年ぶり(たしか)の新作。

アルバムでは、未発表の曲中心に収録されている。

▼収録曲
1. High Hopes
2. Harry's Place
3. American Skin (41 Shots)
4. Just Like Fire Would
5. Down in the Hole
6. Heaven's Wall
7. Frankie Fell in Love
8. This is Your Sword
9. Hunter of Invisible Game
10. The Ghost of Tom Joad
11. The Wall
12. Dream Baby Dream

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振り向いた時 そこに見える階段を数えたことがあるだろうか

《振り向いた時 そこに見える階段を数えたことがあるだろうか》。

高校時代は、稲垣潤一のアルバムのこの曲のタイトルでさえ長いと思っていたんだけど。

でも、AKBの《鈴懸なんちゃら》にはかなわない( ̄Д ̄;;

▼収録曲
1. 悲しきダイアモンド・リング
2. オーシャン・ブルー
3. 振り向いた時 そこに見える階段を数えたことがあるだろうか
4. 恋のプラネット・サーカス
5. 誰がために…
6. レイニー・ロンリネス
7. Dear John
8. ジェラシーズ・ナイト
9. もう一度熱く

このアルバムの曲の中では、
《オーシャン・ブルー》が好きでした( ̄∀ ̄)v

チャーリー・パーカーの技法 濱瀬元彦

とんでもなく素晴らしく、かつ読み応えのある本が発売されましたね。

ベーシスト・濱瀬元彦氏による『チャーリー・パーカーの技法』。

この方の音楽は、正直それほど面白くないんだけど(失礼!)、理論、メソッドに関しては、しっかりとした考察をお持ちの方で、ベースをはじめた頃からお世話になっています。

教則ビデオ(たしか『基礎演奏技術論』?)を購入して、一生懸命、運指の練習をしてましたし、『ベースラインブック』は、最初から最後まで3~4周するほど練習しました。

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一見、無味乾燥で面白みのないエクササイズの連続でしたが、ま、練習というものはそういったもんナノダと割り切って黙々と練習を重ねていたことが今となっては懐かしいです。

おかげで、比較的短期間で、コードのみのメモを見ながら初見で歌謡曲やロック、ポップスナンバーなどのベースを弾くことが出来るようになりました。

だから、かつて六本木にあった飲み屋やライブハウス等では随分と演奏させていただく機会が増え、ベースで演奏を楽しむことが出来ました。

同時並行で『ブルー・ノートと調性―インプロヴィゼーションと作曲のための基礎理論』という本も購入し、勉強しようとしたんですが、これは私の脳味噌のレベルからすると、難解でした。
( ̄Д ̄;;

今もときどきページをめくるんだけど、いまだにワケワカンナイっす……

ただ、悪いのは私の頭なのであって、内容は優れた理論書だと思っています。

そう、濱瀬氏は優れた理論家なのです!

ですので、今回出版されたパーカーの技法の研究を紐解くといかにパーカーの音楽は、深く考え抜かれたシステムに則って即興を繰り広げられていたかということがよくわかります。

少なくとも「天才の閃き」的な思いつきや偶然で、あのパーカーフレーズは紡がれていたわけではなかったのです(タイミングや、フレーズの重ねる順序は閃きの要素は多分にあったにせよ)。

とかく我々は、パーカーの凄さを「あの人は天才だから」と納得してしまいがちで、それ以上深く理解しようとする姿勢を放棄していたということもこの本は教えてくれます。

どちらかというと、ジャズの理論をある程度知っている方向けの内容だと思いますが、理論をまったく知らない人も、パーカーの凄さの片鱗以上のものは感じ取ってもらえるに違いありません。

その昔、やはり私が学生の頃、市岡仁氏の自費出版『チャーリー・パーカーの音楽』という本をむさぼり読んでいた時期があったのですが、それに勝るとも劣らない興奮を与えてくれる「パーカー本」が久々に出現した悦び。

聴いてるだけで興奮し、気分を高揚させてくれるパーカーの音楽ですが、このような身体の要素のみならず、頭の部分の知的興奮も誘発させてくれるのがパーカーの音楽なのです。

やっぱりパーカーは面白い!

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