雑想 2017年6月

      2022/11/04

産みの親 vs 育ての親のドラマ『母になる』

沢尻エリカと小池栄子の『母になる』を見ているが、産みの母親と育ての母親のバトルっぷりが何気にすさまじい。

個人的には、育ての親側である小池栄子が可哀そうというか肩入れしたくなってしまうい、その反面「生んだのは私なんだから!」を振りかざす沢尻エリカのほうが最初は鬱陶しくも感じたものだけれども、彼女には彼女なりの辛い過去もあったようで。

このやり取りを見ていると、将軍家光をめぐる母と乳母の諍いドラマを思い出してしまいますね。
つまり、江(お江代の方)と春日局。
つまるところ、ドラマになりやすい題材なんだろうね。

記:2017/06/02

Chet Baker Sings And Plays チェット・ベイカー

チェット・ベイカーは、甘く優しくアナーキーな人だったんだぁ、と改めて。

麻薬やりまくって、海外でも逮捕されまくって、国外追放されたり、刑務所暮らしをしたりしていて、

真の悪魔の囁きと誘惑は「快楽」だと誰かが言っていたけど、とろ〜り、まったり心地よいチェットのヴォーカルから漂うのは、

まぎれもなく、「こっちへおいで」と誘うこちらの神経の内部にスルリと侵入してくる自堕落ウィルスのようなもの。

でも、その「気分」にひたるのも悪くない。

このアルバム、『シングズ&プレイズ』は、チェットが比較的若い頃の音なんだけど、麻薬やマフィア絡みの凄絶な人生を送る前から、このような微毒成分をたたえた音を放っているのだから、彼が人を惹き付ける才能は天性のものだったんでしょうね。

▼収録曲
1. Let's Get Lost
2. This Is Always (Digitally Remastered)
3. Long Ago (And Far Away) (Digitally Remastered)
4. Someone To Watch Over Me (Digitally Remastered 04)
5. Just Friends (Digitally Remastered)
6. I Wish I Knew (2004 Digital Remaster)
7. Daybreak (Vocal)
8. You Don't Know What Love Is (Digitally Remastered)
9. Grey December (Digitally Remastered)
10. I Remember You (Digitally Remastered)
11. Let's Get Lost (Alternate Take) (Digitally Remastered)

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ビリー・ヒギンズとリー・モーガン

リー・モーガン、オーネット・コールマンから、大西順子まで……。

「ここにも参加していたんだ!」と気付くこともしばしば。

何気に「名盤」への参加作品の多いドラマー、ビリー・ヒギンズ。

ところが、彼の魅力ってあまり語られていないような気がするんですよね。

派手か地味かでいえば、地味かもしれないし、手数が多いか少ないかでいえば、少ないほうだと思います。

しかし、共演者からの信頼がなければ、これほどまで多くの作品に参加していないはず。

では、共演者は、ビリー・ヒギンズのどこに魅力を感じるのかというと、おそらくは、「腰」なんじゃないかと。

腰の据わった安定感。
腰の入った粘りあるビート。

つまりは粘り腰というのかな。

そのような彼の魅力、リー・モーガンだと、名盤『サイドワインダー』よりも、『コーンブレッド』のほうが分かりやすいかもしれません。

もしかしたら、『サイドワインダー』よりも、こっちのほうがイイじゃん、という声も聞こえてきそう。

シューベルト ピアノ・ソナタ第21番

シューベルト晩年の作品《ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調》をリヒテル(スビャトスラフ)が、深く、広~く蘇らせています。

1972年、ザルツブルグ近郊のアニフ宮殿での録音。

▼収録曲
1. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調

ソロ・モンク セロニアス・モンク

陽のオーラを放つソロピアノ。

最初は気分よく。
ついで、少しずつ深い気分になっていくのです。

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PIANO SOLO AT TOWN HALL 1971 セシル・テイラー

セシル・テイラーのあまり紹介されない名盤。
1971年、タウンホールでのピアノソロライヴです。

これ、なかなか素晴らしい!

セシル・テイラーの美意識というか、研ぎ澄まされた感覚がそのままピアノの音となって表出しているような感じ。

なかなか気を抜く瞬間を与えてくれないところがサスガ。

それにしても、ものすごい集中力を感じます。

スパイスとして“セシルっぽく”弾く人は今ではたくさんいますが、結局、みんなセシル・テイラーそのものになりきれないのは、安易に真似たところで到底辿り付けるようなスタイルではないからなのでしょう。

テクニック的にも集中力にしても、強靭な精神と体力、練習量が必要なのだということは、素人聴きにもわかります。

オススメ度5つ星。
全人類必聴音源です。

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