雑想 2018年8月
2023/02/20
ライト・マイ・ファイヤー ベンチャーズ
ぐはっ!!
なんとベンチャーズがドアーズの《ライト・マイ・ファイヤー(ハートに火をつけて)》をカバーしていたとは!
妙にしっくりきているところが、妙に納得いかない(笑)。
スピーク・ロウ レノア・ラファエル
ウォルター・ビショップJr.の《スピーク・ロウ》がドライ、いや、スーパードライだとすると、レノア・ラファエルの《スピーク・ロウ》は、ウェットだね。
スーパー・ウェットってほとではないけれども。
音響のせいかもしれないけどね。
ドラムソロなんかは、かなりホール(ライヴハウス?)の残響があるからね。
同じピアノトリオでも、こうも違う。
あ、似ているところもあるか。
それは、ドラム。
YouTubeのコメントを見ると、
ドラムがイモ過ぎてぶち壊していて残念。
と、あるけどさ。
ウォルターの『スピーク・ロウ』のドラムも、イモ過ぎるとまではいかないけれども、適度やな野暮ったさのあるG.T.ホーガンのドラミングが、けっこういい味出していて、かえってピアノを引き立てているんだよね。
RGのサザビーは箱がデカいやんけ
デカ箱RG
ふらりと立ち寄ったヨドバシカメラのGAME & HOBBY館。
おぉ、RG(リアル・グレード)サザビーの箱が山積みになっておる。
箱デカッ!
通常のRGの3倍とまではいきませんが、少なくとも1.5倍はある!
デカ!
ということは?
⇒部品数が多い
ファンネルとかもあるあからね。
作るの面倒そう。
でも、完成した時の「やったぜ感」もデカそう。
ただ、完成したらしたで、こんどは部品のボロッポー(部品がポロリと落ちること)の心配をしなければならなそう。
あと、綺麗に塗装しようとしたらかなり神経使うんだろうなぁ。
私は綺麗かつ丁寧に塗装できない人間なので、きっと、もしこれを作っても、パテを表面に塗りたくってガザガザにして、「え~い、砂漠仕様のサザビーじゃい、埃と砂で表面が荒れまくってボロボロになっちゃったんだもんね!」という仕上げになりそうですが。
にしても、購買意欲をそそるパッケージですな、あいかわらずガンプラのRGは。
なんて箱につられて買ってしまうと、また押入れの中の罪プラが増え、ガンプラ箱増殖南北問題にさらに拍車がかかってしまうので、我慢がまん。
早くゾックを作ってしまわないと。
でも、オオゴシトモエ風の白いサザビーとかもいずれは作ってみたいでありますな。
『いちばんやさしいガンプラ「超」入門』の表紙のサザビーは赤だけど。
記:2018/08//11
スカー ジョー・ヘンリー
オーネットも参加!
それ以上に、個人的にはマーク・リーボウ、ピアニストのブラッド・メルドー、ベーシストのミシェル・ンデゲオチェロによるインタープレイとほろ苦いストリング・アレンジに重心を置いている。
コルトレーン ジョン・コルトレーン
15分弱の長尺演奏ながらも、まったく長さを感じさせない《アウト・オブ・ジス・ワールド》に引き込まれること請け合い。
がっしりと密にまとまったアンサンブルは、メンバー4人が共有した一点に向けて、熱い温度で収斂していくかのよう。
ベースのジミー・ギャリソン参加効果か!?
▼収録曲
1. Out Of This World
2. Soul Eyes
3. The Inch Worm
4. Tunji
5. Miles' Mode
NTRODUCING KENNY BURRELL ケニー・バレル
ジャケットもグー。
演奏もグー。
両者ともに渋くて、しかも完璧な一体感があって、ジャケットを眺めながら音に耳を傾けると、贅沢な気分を味わえるのです。
キャンディドのコンガの参加があってこその演奏の厚み。これがあるとないとでは、アルバムの出来もまったく違ったものになっていたことでしょう。
ライヴ・アット・バードランド ジョン・コルトレーン
《アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー》。
ラストの部分が印象的な、コルトレーンの『ライヴ・アット・バードランド』。
無伴奏でコルトレーンが奏でる長~いカデンツァ、この箇所全部を採譜して音楽学校の生徒たちに教える教材にしているという人のインタビューを昔読んだことがあります。(誰だったっけ?←ド忘れ)
それだけ、コルトレーンが吹いたフレーズの中には様々な音楽的アイディアと理論に基づいた感動と栄養の宝庫なんでしょうね。
その長いカデンツァが収録されているのが、『ライブ・アット・バードランド』。
▼収録曲
1. アフロ・ブルー
2. アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー
3. ザ・プロミス
4. アラバマ
5. ユア・レイディ
Firm Roots クリフォード・ジョーダン
スティープル・チェイスのクリフォード・ジョーダン!
パーソネルを聞けば、わかる人にはわかる!
……というか、音が聴こえてくるんじゃないでしょうか?
ピアノがシダー・ウォルトン、
ベースがサム・ジョーンズ、
ドラムがビリー・ヒギンズ。
うーん、おいしい音!
地味かもしれんが、地味渋な名盤!
苦いコーヒーが旨いのです(・∀・)b
▼収録曲
1. Firm Roots
2. Angel In The Night
3. Scorpio
4. Bearcat
5. Inga
6. Voices Deep Within Me
7. One for Amos
バリー・ハリス 思い出の思い出のパリ
もうこれは完全にパウエルファン狙いの企画なんだろうけど、かつてバド・パウエルが演奏したお馴染みの曲を散りばめて「もっともパウエルに近い男」バリー・ハリスに演奏させるなんざ、もう反則ギリギリじゃないですか。
ヴィーナスの『思い出のパリ』は。
ハリスのピアノもいつになくパウエル風のタッチに聴こえてしまうし、それなら最初からパウエル聴いたほうがイイじゃんとも思うんだけど、演奏のクオリティが高いもんだから、ついつい聴きこんでしまうんですよね。
ベースのジョージ・ムラーツは、さすが職人。
普通に良いベースを弾いています。
端正なピアノの奥にザクっとした切れ味が見え隠れするハリスのピアノを邪魔することなく、主張しすぎることなく。
見え透いた企画かもしれないけど、演奏の良さでついつい聴いてしまう悔しいCDの1枚です。
ヘレン・メリル No Tears No Goodbyes
伴奏は、ゴードン・ベックのキーボードのみ。
よってヘレン・メリルの歌唱をこころゆくまで堪能できるのです。
《プア・バタフライ》が好き♪
▼収録曲
1. When I Look In Your Eyes
2. I Love Paris
3. I Love Paris Too
4. Poor Butterfly
5. Bye Bye Blackbird
6. I Got It Bad
7. I Got It Good
8. The Thrill Is Gone
9. By Myself
ポートレイト・オブ・キャノンボール・アダレイ
適度に練られたテーマのアレンジ
=錬られ過ぎていないテーマのアレンジ
と、
ビシッとキメ過ぎていないテーマのアンサンブル
ゆえ、
なかなか聴き飽きない演奏ばかりが収録されているとは思う、
のですが、
CDの場合だと、いきなり別テイクが続くので、もう少しスッキリ編集のほうが良かったかなとも思います。
手動でスキップすればいいだけの話なのですが。あるいは曲目プログラムして聴けばいいだけの話ではあるのですが。
マイルスがキャノンボールに捧げた《ナルディス》も収録されています。
けっこうスローテンポです。
ビル・エヴァンスの演奏に慣れてしまった耳には、特にそう感じることでしょう。
でも、このアルバムの演奏は、スローテンポゆえエキゾチック感が増しています。
▼収録曲
1. Minority (Original Issue)
2. Minority (Take 1)
3. Minority (Take 2)
4. Straight Life
5. Blue Funk
6. A Little Taste
7. People Will Say We're In Love
8. Nardis (Take 5)
9. Nardis (Take 4)