雑想 2019年12月

2022-03-04

アンナ・ゴウラリのピアノ

もうECM!としか言いようのない、そそるジャケ写。

写真左側の人物の影が妙に気になり、さらにタイトルのエリューシヴ・アフィニティ(捉えどころのない親和性、あるいは類似性?)というのも、なんだか意味ありげで、そそります。

ロシアのピアニスト(女性です)、アンナ・ゴウラリのピアノソロ作品で、ジャズというよりは、クラシック寄り、そして現代音楽寄りなんですが、まあ、それはECMのニューシリーズですからね。

バッハのラルゴにはじまり、バッハのアダージョで終わる本アルバム。

アルバム前半から中盤にかけての現代音楽、《シュニトケ:5つの格言》、《カンチェリ:ピアノ小品第15番》、《シチェドリン:日記―7つのピアノ作品集》は、調べれば様々な背景のある楽曲たちのようですが、スイマセン、クラシックの知識は皆無に等しいので……。

しかし、アルフレート・シュトニケの曲は、かなり沈み込みますね。
そこがまた気持ちよいのですが。

難解、というイメージが先立つかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
非常に心地の良いピアノであることは間違いありません。

そして深みと広がりがある。

たまには黒っぽい4ビートのリズムから離れて、ストイックで厳かですらあるゴウラリのピアノに耳を傾けてみるのも悪くないなと思います。

ECMファンにとっても見逃せない傑作です。

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カバーを外すとオシャレなマイルス・デイヴィス インタヴュー選集

ポール・メイハー、マイケル・ドーア著、中山康樹、中山啓子訳の『マイルス・オン・マイルス~マイルス・デイヴィス インタヴュー選集』。

今から9年近く前に発売された本で、その時は夢中になって読んだものですが、先日、久々に読み返してみました。

いまさらながら気が付いたのですが、この本、カバーを外すと、本体の装丁がなかなかオシャレ。

ミリタリーチックなグレーがなんともカッコいい。

画像だとわかりにくいですが、縦の立体の線が良い感じ。

こういう色・形のビル、ヨーロッパに行くとたくさんありそうですね。

電車の中で読むのなら、書店のカバーをかけるよりも、カバーを外して読むほうがオシャレかも。

内容は、というと、やっぱりマイルスはマイルスというか、インタビューアーには辛辣ですな……。

相手を翻弄、煙に巻く受け応えも多く、そこがマイルスらしいといえばマイルスらしいのですが、自分の音楽の深いところを理解しようとしないで安易な質問を発する不勉強なインタビューアーには容赦ないですね……。

逆にいえば、それだけ音楽には真摯であり、ストイックであることの証でもあるのですが、いやはや白人や世評だけを鵜呑みにして自分自身の意見を持たない人には、手厳しい、手厳しい。

鳩のサド・ジョーンズ

渋くポーズを決めるサド・ジョーンズの背後に女性が中途半端な状態で映ってなければもっとシブいジャケ写になったのに。

と、昔は思っていたものだが、今では、キメキメすぎよりも、スキマというかユルさというか、そういう要素がブレンドされたものにも愛着を感じるようにもなってきた。

静かながらも暖かいサウンドになんともいえないコクと味わいが。

▼収録曲
1. April In Paris
2. Billie-Doo
3. If I Love Again
4. If Someone Had Told Me
5. Thedia
6. I’ve Got a Crush On You
7. Something To Remember You By

スタンリー・タレンタイン ザ・マン

ソニー・クラークとトミー・フラナガン、2人のピアニストが参加。

それぞれのピアニストの個性を楽しめると同時に、やっぱりフロントでリーダーのタレンタインの存在感が圧巻。

▼収録曲
1. レッツ・グルーヴ
2. シェリ
3. ストールン・スウィーツ
4. マイルド・イズ・ザ・ムード
5. マイナー・ムード
6. タイム・アフター・タイム
7. マイ・ガール・イズ・ジャスト・イナフ・ウーマン・フォー・ミー

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東京リサイタル トミー・フラナガン

パブロ・レーベル30周年企画のヘリテッジ・オブ・ジャズ~パブロ40の中の1枚で、1975年に東京で行われたライヴの模様を収録。

トミフラがエリントン、ストレイホーンの名曲をプレイしており、極上の仕上がりとなった。

▼収録曲
1. All Day Long
2. UMMG (Upper Manhattan Medical Group)
3. Something To Live For
4. Main Stem
5. Daydream
6. The Intimacy Of The Blues
7. Caravan
8. Chelsea Bridge
9. Take The 'A’ Train

失敗 リカバー

失敗した時ほど、取り返そうと頑張りすぎる。

そして、だいたいがコケる。

うまくいっているときも、うまくいっていないときも、淡々、マイペースが一番。

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