雑想 2021年9月
2022/09/27
サンダル履きのホランドさん
こちらの動画で取り上げた雑誌の表紙。
印象的だったのは、サンダル履きのデイヴ・ホランド。
記事提供者のTAKESI0506さんによると、
これは、1969年のニューポート・ジャズ・フェスティバルのステージ時のフォトだそうです。
こちらは、同時期にアンティーブでおこなわれた
激演!
↓
もちろん、ホランドさんのウッドベースも
過激なマイルス、デイジョネットらを激烈サポート!
バッドホップ ビール
息子がバッドホップのビールを注文したものが届いて、1本わけてもらって飲んでみたが、なかなか香りが鮮烈だった。
バッドホップならぬ、グッドホップ。
ジャズ批評 ニュースタンダードを探せ!と追悼行方均特集
ジャズ批評の最新号発売。
特集はニュースタンダードを探せ!
私も3曲選んで書いてますヽ(‘ ∇’ )ノ
他の撰者の方は、ご自分が選んだスタンダードが「演奏されたアルバム」をセレクトされていましたが、アホな私は「原曲収録のアルバム」をセレクトしています(汗)。
ただね、言い訳じゃないんですが、今回私が選んだ3曲の原曲を超える「ジャズの演奏」って、今のところ無いと感じているんですね。
なので、未来の原曲超えを期待して、まずは、すんばらしい原曲を聴いてね、というニュアンスも込めたセレクトなのであります。
ところで、今回の号の黄色い表紙、なかなか店頭で目立ってていい感じですよ。
あと、追悼行方均さん特集もありました。
関係者の方が弔辞文を寄せているんですが、相変わらず寺島靖国氏、寺島節が炸裂というか(苦笑)。
ジャズ喫茶「いーぐる」50周年記念パーティのときの祝辞もそうだったんですが、氏は、自らのスタンスやポジションに対して人一倍敏感かつ、その座標確認とポジショントークのセンスに長けている方だよなぁ、と昔から思っております。
吉高由里子 職業
吉高由里子はドラマ、映画などで、様々な職業の役を演じており、似合っている職業もあれば、似合っていないと感じる職業もあり、もはや「「職業コスプレ」といっても良いのではないかとすら思っている(もちろん良い意味で)。
思いだす限り書いてみると、
最愛⇒製薬会社の社長
危険なビーナス⇒刑事(潜入捜査官)
知らなくていいコト⇒週刊誌記者
わたし、定時で帰ります。⇒ソフトウェア会社のディレクター
正義のセ⇒検事
東京タラレバ娘⇒シナリオライター
花子とアン⇒翻訳家
ガリレオ⇒東大卒の刑事
私が恋愛できない理由⇒大学留年キャバ嬢
蛇にピアス⇒登録制のアルバイト
などなど。
個人的には、『転々』(監督:三木聡)の後半に、少しだけ登場する「ふふみ」の役がいちばん吉高っぽくて大好きなんだけど、「ふふみ」は高校生だから職業ではないか。
とにかく、『転々』は大好きな映画で、劇場で3回、DVDやネット配信を含めると10回以上は観ている映画。
最初に『転々』を観たときに受けた「吉高ショック」以降、その後の吉高由里子は、どのような職業、どのような役を演じようと、すべて「ふふみ」に見えてしまうのであった。
ふふみ刑事バージョンとか、ふふみ社長バージョン、みたいに。
ジェマーソンの生ベースライン
むぅ、こ、これは!
超神音源!!!
マーヴィン・ゲイの《ホワッツ・ゴーイン・オン》でベースを弾くジェームス・ジェマーソンのベースの音だけを抽出した音源。
ゴムマリのようにボンボンはじけるプレベの音。
このミュートやゴーストノート、もう気持ち良いったらありゃしない。
けっこう引っ張っていると感じていたんだけど、ベースの単音だけで聴くと、けっこうプッシュするところはプッシュしまくってますね。
この引きと強力な「押し」の力。
やっぱりジェマーソンは凄い!
私にとっての音の宝物がまたひとつ増えました。
朝も夜も。
昼も夕方も。
聴きまくります!
庵野秀明+松本人志 対談
Amazonプライムビデオで『庵野秀明+松本人志 対談』を観た。
対談というよりも、前半は松本人志が庵野監督にインタビューをするような進行だったが、初対面ということもあり、また庵野監督が人見知りということもあり、どこか腫物に触れるような遠慮が感じられた。
ま、それはいいとして。
ひとつだけ不満点を挙げるとすると、2人とも特撮作品で、巨大ヒーローを演じているにもかかわらず、それについての話が出なかったことだ。
もちろん、巨大ヒーローを観る側の話は出てきた。ヒーローが痛めつけられているところにエクスタシーを感じられるといったような話は、まあ二人ともそうだろうねと思ったものだ。
しかし、庵野監督は、その昔『帰ってきたウルトラマン~マットアロー発信命令』でウルトラマンを、松本人志は『大日本人』で大佐藤という巨大人間を演じている。そして、両者に共通していることは、仮面をかぶらない顔出し巨大ヒーローを演じているということだ。それに加えて、両者とも敵にいたぶられるシーンだって演じているのに、なぜか2人の会話はかつての作品にまではいきわたらなかった。
そこが不満といえば不満。
両者とも、巨大ヒーロー、それも仮面をかぶらない素顔丸出しのヒーローを演じるという、かなり特異な経験の持ち主であるにもかかわらず、それに関しての話題がまったく出てこなかったという点は、いったいどうしたことなのか、二人にとって「黒歴史」だったのか。あるいは、単に忘れていたのか、あるいは、会話の流れ上、無理して出す必要がなかったのか。
そのあたりだけがちょい不満でございました。
チャーリー・パーカーとソニー・スティットの違い
似ているようで、全然違う。
それこそ、ガンダムのプラモデルと、パチモノのアリイのガルダンのプラモデルの違いように。
↑わかる人いるかな??
そう、パーカーとスティット。
この両者の違いを評論家・粟村政昭氏の説明を引用して、TAKESI0506さんがコメントをくださいました。
⇒こちら
要はやっぱりスピード感。
この違いが脳の中にもたらす影響って、けっこうデカいと思います。
スティット……、
嫌いじゃないけど、なんだかパーカーやドルフィー的な「突き抜け感」が感じられないんですよね。
それと、スリル?
本当に、微妙で僅かな違いなんですが、その僅差が耳におよぼす影響って計り知れないほど大きい。
ちなみに、私もTAKESI0506さんと同じく、アルトサックスではなく、テナーを吹いている『スティット、パウエル、JJ』が好きですね。
パウエルの参加も大きいですが。
ファイヤー・クラッカー ヤマハQY
今のYAMAHAのQY(QY10)はここまで出来るんだ、凄いね。
さすがに、ラストの爆発音までは出来ないようだけど。