雑想 2010年4月
2022/08/13
大村憲司の『春がいっぱい』
まぁ多くのリスナーがそうだとは思うんだけど、私もコレ、YMOから派生して興味を持ち、かつ聴いていました。
メンバーが全員参加しているから、最初の動機はただそれだけだったんですけどね。
あと、ワールドツアーで《Maps》もレパートリーの一つでしたからね(これは後で知った)。
ちょっと前に、紙ジャケで再発されて、すぐに飛びついて買って(タワレコではこれだけがすぐに売り切れてましたね)、それで本当に10年以上ぶりに聴きなおしたら(私はチャキチャキしたこのアルバムよりも大村憲司だったら『外人天国』のほうを愛聴していたのです)、なんだか思い出がいっぱい蘇ってくるようで、そして、それだけではなく、とても新鮮な気持ちになれました。
昔は、《Intensive Love Course》や《Seiko Is Always On Time》なんかがイイと思って聴いていたのですが、今回は《Under Heavy Hands And Hammers》や《Far East Man》の魅力も再発見、って感じで。
うーん、なんて渋いんだろう。とくに、《Far East Man》のイントロのギターと、矢野顕子のコーラスにはやられます。
で、今も昔もやっぱりラストの《The Prince Of Sheba》は、ほんとイイ曲だなぁと思いました。泣けます。
ちょうど1年前の今日、2009年の4月8日に、ドイツ生まれのアメリカ人ピアニスト、クイン・ジョンソンの初リーダー作が吹きこまれました。
鉄壁のトリオコンビネーションゆえ、常に演奏からは一定の緊張感が漂います。
選曲レパートリーが広く、なんでもこなせるピアニストなんだなということは良く分かったので、次回作はクイン・ジョンソンという攻守優れたピアニストのイメージを決定づけるような企画、選曲を期待したく思います。
赤白クレーンにシルバーの支柱
アームが通常の赤だが、
台座、支柱がシルバーの
スタイリッシュな配色。
珍しい組み合わせなので、思わず撮影。
背後の雲がもくもく。
うむ、良いカタチ。
ビルの中腹にガッチリと固定されたクレーン
この写真右下の部分に注目。
これをアップにすると……
なるほど、これをビルの中腹部に固定して、クレーンをグラつかせないようにしていたわけだ。
なんだかそそらない曇り空。
しかし、今日もクレーンは動く。
作業は進む。
六本木にて。
脇の白く細長い看板には「三井住友建設」と書いてありました。
カム・ビー・オア・カム・バップ ジョー・キーネマン
ジョー・キーネマンによる、模範的といえば模範的なバップピアノを楽しめる。
▼収録曲
1. Come Be Or Come Bop
2. Allegra
3. All The Bees You Bop
4. Brother King
5. I Bop You
6. Ballad For Billy
7. Blues For Myself
8. Zwiebop
9. Lily Marleen
10. Gringo Tango
11. Dis Is Dizzy's
12. Emily
13. It's You Or No One
14. Servus Sagen
15. Desano
甲州街道沿いのクレーン
新宿、甲州街道沿いにて、
地面からにょきにょき生える何本ものクレーンを発見!
見上げたときの巨大さといったら。
もしもクレーンがご飯だったなら。
全部食べつくすのに、
いったい何日かかるのだろう。
4x4 マッコイ・タイナー
共演者
↓
トランペット:フレディ・ハバード
ギター:ジョン・アバークロンビー
サックス:アーサー・ブライス
ヴァイブ:ボビー・ハッチャーソン
ベース:セシル・マクビー
ドラム:アル・フォスター
うーん、凄いヽ( ̄▽ ̄)ノ
ピアノが呼吸する感じ
菅野美穂がフジ子・へミングを演じるTVドラマを見て以来、フジ子・へミングを聴くようになったというミーハーな私。
へぇ~、スゴイ人もいるもんだなぁ、って。
さらに、《エリーゼのために》や《トルコ行進曲》といった、小さい頃ピアノで習った曲が入っているから買って聴いてみたという、さらにミーハーな私。
私の周囲のフジ子・へミングファンは、「どこが良いのか、うまく説明できないけれども、なんか、すごく良い。独特」と評しています。
私もその通りだと思います。
良いんです。皮膚の毛穴から音が染みとおる感触がするんですよ、確かに。
でも、この感触はうまく説明しきれません。
空気を呼吸するのが当たり前のように、そこの空間に音楽が鳴っているのが当たり前なように、すぅーっと耳に入り込んできます。
すぅーっと入ってきて、それで、もわーっとゆっくりと心の中が揺れて暖かくなるんですね。
メロディが呼吸しているように、ゆったりとした心地よさを感じるのは、きっと間のコントロールといった技術的なものよりも、本当にピアノを通して呼吸し、さらには歌っているからなのだと思います。
落ち着いた気分で、このCDとともに夜のひとときを過ごしましょう。