【三文日記】2010年11月
11/01(mon)
オスカー・ピーターソンの『ウェストサイド・ストーリー』をヘヴィローテーション。
シェリー・マンの『マイ・フェア・レディ』もそうだが、演奏の良し悪しは別として、古き良きアメリカのミュージカル(映画)を題材としたピアノトリオの演奏って、あまりピンとくる要素が乏しいので、繰り返し聴きながら少しずつ慣れてゆくしかないのかな、と。
橋本治『勉強ができなくても恥ずかしくない(2)やっちまえ!の巻』読了。
11/02(tue)
深夜、ウイスキー片手に『リングにかけろ!』についての記述、評論が書かれているサイト巡り。
思ったほどの収穫がなくてガックリ。
橋本治『勉強ができなくても恥ずかしくない(3)それからの巻』読了。
11/03(wed)
侯孝賢監督の『珈琲時光』を鯖の塩焼きを食べながら鑑賞。
iTunesにハードディスクの中の曲をランダム選曲させ、感想をツイッターに投稿するという「一人ジャズ喫茶ごっこ」。
晩飯は、おでんとワイン。
11/04(thu)
なぜか以前にも増してカキピーを旨いと感じる今日この頃、ワイルドターキーとともにカキピー2袋分バリバリと食べる。
で、ワンタン麺とチャーハン。
村山斉『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)読了。
11/05(fri)
今さらながら「文章」の力というものを痛感する。
村上龍『「教育崩壊」という嘘』読了。
小谷野敦『帰ってきたもてない男』読了。
11/06(sat)
ジョン・アーマン監督、ベット・ミドラー主演の『ステラ』を観たが、予想以上に面白かった。
和田秀樹『和田式合格カリキュラム「絶対基礎力」をつける勉強法』読了。
入試問題研究会・編『短大・大学入試面接絶対パス』読了。
11/07(sun)
30や40歳を過ぎても未だ「自分探し」などと涼しい顔して恥ずかしいことを言うオッサンが意外と多いことに、気持ち悪さを通り越して呆れている。
同時に「鏡を見ろ、写ったその顔が今のアンタだ、探す必要などないんだよ、現状認識しろ、現状に折り合いすらつけられないだけだろ? 方向をも決めかねている曖昧な自分と未来にナニ希望を託してんだ?」と言いたくなってしまう私は、根っからの体育会系人間(?)。
山本光明『教えないから伸びる! やる気誘導能力向上法』読了。
11/08(mon)
体内のエネルギーがみなぎりまくる毎日に感謝。
何するわけでもなく、また己の立ち位置もハッキリとさせずに、ただ現状に対しての愚痴ばかりをこぼしている人種達のブログ、ホームページ、ツイッター等を2ヶ月ほど前よりブックマークから外し、読むことを一切やめたことが大きな理由かもしれないが、とにもかくにもネガティブ体質の人間から発散される負のオーラというものは、文字からだけでも伝染することを痛感している。
好奇心も大事だが、エネルギーを奪うものをシャットアウトする決断も、時には必要。
11/09(tue)
新宿にあるスープが真っ赤な激辛ラーメンの店で呑み。
「赤海」という名の辛トンコツのラーメン、見た目ほど辛くは感じなかった。
状況に流され、解決策や糸口の見えない議論をうだうだしたり、現状への愚痴しか言えない奴隷にだけはなりたくないと、今さらながら思う。
11/10(wed)
自分の体力の強さに半分呆れ、半分頼もしく思う今日この頃。
参宮橋の寿司屋で呑んでいたら、終電なくなりタクシー帰りだったが、タクシーの運転手さんが、ベーシストで、しかもオールド・フェンダーのマニアだったので会話が弾む。
そういえば、数年前に作ったオリジナル・5弦ベースが、ようやく最近良い音になってきたように感じる(出来たての頃の固い音が良い具合にほぐれ、暖かさと丸やかさが増してきた)。
11/11(thu)
ここのところ、気力も体力も、ほんと、昔よりもパワーアップしているんじゃないかと思うぐらい。
夢の中で、含蓄ある4文字熟語が頭に浮かび、それをテーマに雑誌を作ることになった。
もちろん編集部の後輩たちは、全員その熟語の意味と由来を知っていたが、自分だけおぼろげな理解しかしていなかったので、急ぎ寝床から這い上がり、その熟語を漢和辞典やネットで調べてみたが、どこにも見当たらず、「なんだ、所詮夢の話か」なんて思っているうちに、その熟語の4文字を忘れてしまい、思いだそうとしても思いだせなくなってしまった。
11/12(fri)
ペット・ミドラーとバーバラ・ハーシー主演の女の友情を描いた『フォエバー・フレンズ』を観る。
霜田明寛『テレビ局就活の極意 パンチラ見せれば通るわよっ!』読了。
和田秀樹『最先端心理学による受験革命 モチベーションを上げつづける合格最適化テクニック45』読了。
11/13(sat)
オリジナルベースの音色、最近は本当に理想通りの音色で鳴ってくれて弾くのが愉しくてしょうがない。
といっても、あくまで単独で弾いていて満足な音色ということであって、最近はあまりスタジオやライブハウスで演奏はしていないので、果たしてアンサンブル内においてはどのような位置づけの音色なのか、通る音なのか、そうでないのか、あるいは共演者を触発する音色なのか、そうでないのかは分からない。
あくまで、一人でバッハのチェロ組曲やバイオリンのソナタを弾いている分には気持ちの良い音色というだけなので、フェンダーのオールド的なパンチと微量の毒の混ざった成分混じりの音色なのかどうかまでは判断がつき難いものはあるが、いずれにしても、バッハを弾くために作った5弦ベースなので、まずは満足満足。
11/14(sun)
女房と息子と私の実家に行き、寿司。
甲野善紀を師匠に持つ内田樹がエッセイで書いていた身体感覚の話をバスケットボールに絡めて息子に話してあげたら、興味深く聴いていた。
伊多波碧『試験に役立つSP式スピード暗記術』読了。
11/15(mon)
Twitterのフォロワーが、いつのまにか3000人を超えていた。
ビールに野菜の煮物、納豆ご飯とサンマの開き、至福の夕食。
冷たい雨、寒い一日だった。
11/16(tue)
先日「金曜ロードショー」で放映され、録画しておいた『バンテージ・ポイント』を観たが、予想以上に面白かった。
仙台行きたい。
浅井隆『アナタノシゴト、モウアリマセン』読了。
11/17(wed)
新潟に行きたい。
札幌に行きたい。
奄美大島に行きたい。
11/18(thu)
山形の「オクテット」に久々に顔を出したい。
一ノ関の「ベイシー」に久々に顔を出したい。
仙台の「カウント」と「ケリー」と「ゾロ」にも久々に顔を出したい。
11/19(fri)
安藤一男『「無意識」の魔力』読了。
花鳥&風月『中学受験マザーズの超リアル奮戦記 この私が合格させる! 4年生・5年生編』読了。
『まるごと体験BOOK 中学受験!』読了。
11/20(sat)
ベースの練習、日課のバッハを弾くのが楽しい。
特に、一音一音、違う弦を奏でるアルペジオ的なメロディのハ長調のプレリュードは、スケール練習のような指の練習になる。
千代喜久『赤坂ずっこけお座敷芸者 ここだけの話』読了。
11/21(sun)
新宿に新しく出来た鶏の唐揚げ専門店に行ってみる。
ハイボール杯ジョッキが安くて量も多い。
金子郁容『ボランティア もうひとつの情報社会』読了。
11/22(mon)
息子、腹痛を訴える。
しかし、昼飯の野菜カレーを食べたら「なんだ、直ったよ」。
饅頭、塩ようかん、ココナッツサブレと珈琲。
11/23(tue)
『ノッティングヒルの恋人』を観る。
フォアローゼス、ダブルロックで7~8杯。
清水雅博/植村正和『新マンガゼミナール 大学受験らくらくブック 現代社会』読了。
11/24(wed)
『サハラに舞う羽根』を観る。
ストーリーはともかくとして、映像が美しかった。
針谷雅英『推薦・AOの小論文で大逆転できる本』読了。
11/25(thu)
『深呼吸の必要』を観る。
香里奈、長澤まさみ、谷原章介、成宮寛貴、大森南朋など、今となっては売れっ子な若手俳優たちが、特に大きなキャラ立ちすることなく、ただひたすら地味に、ひたすらサトウキビを淡々と刈ってゆく映像を中心に構成された映画だが、そこがかえって素晴らしく感じた。
吉田妙子歌舞伎町の焼肉屋で呑み。
11/26(fri)
新宿のスタジオでセッション。
高校生の女の子たちの見学付き。
久々のセッションゆえか、新鮮な気分で楽しく遊べた。
11/27(sat)
要するに行動量。
100行動すれば、1個ぐらい当たることもあるだろう。
この行動を管理し、時にやる気を鼓舞するのが手帳であって、手帳を持ってるだけでは、夢は叶わないし、仕事も成功するわけない(本末転倒)。
11/28(sun)
ご飯と納豆と味噌汁が最高の御馳走だと思える瞬間が年に数回あるが、今日はまさにそういう日だった。
宝泉薫『昭和歌謡 勝手にベストテン』読了。
懐かし音源を一望できるカタログでもあり、ヒット曲という切り口から昭和という時代を切り取る本としても楽しく読める本だった。
11/29(mon)
実家に遊びに行き、昼飯を御馳走になる。
夜更かし&深酒をやめようと、いつも朝になるたびに気だるい身体をひきずりながら思う。
しかし、夜になると、そんなことなど綺麗さっぱり忘れて、バーボンやスコッチをニコニコしながら飲み始めてしまう私は、決してアル中というわけではない。
11/30(tue)
ここのところ朝起きて、気だるくまとわりつく倦怠感は、きっと夜の酒のせい。
1年前の夏前後の日記を読み返すとノンアルコールデイが多かったことに気づく。
なるほど、だからその影響で今は痩せているんだ、今はほぼ毎日が深夜まで深酒続きだから、きっと来年にると太っているぞ。