アントニオ姐さん(山本彩)のライダーキック/マジすか学園4
Arms MAGAZINE 2012年 02月号/表紙:山本彩
対アントニオ戦
いよいよ終盤に近づいてきた『マジすか学園4』の第9話。
今回は、さくら(宮脇咲良)と、激尾古のトップ・アントニオ姐さん(山本彩)との戦いです。
さすがに、アントニオ姐さんは激尾古のテッペンなだけあって強いです。
姐さんキック
その戦いの迫力は、「対おたべ戦」以上のものがあり、これまでの格闘の中では、もっとも凄絶な内容だったと思います。
なにしろ、姐さんの飛び蹴りは、綺麗に決まってましたね。
特撮好きなら、誰もがライダーキックを思い出してしまうのではないでしょうか。
DXビッグサイズソフビフィギュア ライダーキックVer. 仮面ライダー1号
あ、でも片足ではなく、両足だったからドロップキックのほうが近いかな。
このドロップキックのポーズでフィギュアを作ったら売れるのではないでしょうか?
「さやねえドロップキックバージョン」みたいな商品名で。
対して、さくらの回転蹴りも空中に浮いていたら、さながら「ストリート・ファイター」の竜巻旋風脚を思わせるキレ味。
しかも逆回転回し蹴りだったような。
さやねえのアッパーカットあり、さくらの一本背負いありと、なかなか見どころの多い戦いでした。
でも、やっぱり一番、アントニオ姐さんがカッコ良かったのは、ライダーキックはもちろんですが、さくらをダウンさせた時のガッツポーズでしょうね。
アントニオ猪木、そのまんまやん(笑)。
赤いタオルが欲しかった……。
戦いの大きな流れは、いつもと同じ。
おたべをはじめとした、ヨガ、バカモノ、マジックら四天王との戦いと同様、初戦は敵優勢、一度ダウンしてから猛烈にさくらが逆転という、もはや王道とも言える展開でした。
どうも、さくらに本気の火がつくのはダウンしてからのようです。
参考:最後の四天王・おたべ(横山由依)が負けた!「マジすか学園4」7話
トップの器
さくらに敗北したアントニオ姐さんですが、やはりトップは違うなと思わせる描写がいくつかありましたね。
まず、ナンバー2のこびーの暴走を、部下の責任はトップの責任だと、激尾古高校に殴り込みにやってきた四天王たちに土下座をして詫びをいれます。
「下のモンがやったことは、アタシがケジメをとる」と言って。
背後には激尾古の「兵隊」たち、つまり四天王を上回る「戦力」を控えさせてこその土下座ですが、全面衝突を避け、一対一のタイマン勝負に持ち込む駆け引きも、なかなかのものだと感じました。
また、さくらに倒された後も「負け」を認めます。
さらに、トップの座を欲しいがために「暴走」したこびーに対しても、「アタシがアンタを追いつめんや、すまんかったな」と、あくまで非はテッペンの自分にあると言います。
うーむ、さすがトップです。
トップとナンバー2の器量の違いについては、
>>激尾古高校・看護課No.2こびー(渡辺美優紀)の苦悩/マジすか4
にも書きましたが、アントニオ姐さんは、まさに、トップを張るに相応しい器量の持ち主だと思いました。
さすが姐さん、男や!(笑)
記:2015/03/17