伊藤園の「毎日1杯の青汁」は、まるで抹茶味の液体ういろうの如し
2018/08/02
名古屋的味覚
私は、幼稚園の年中組の途中から小学校1年生の9月頃まで、愛知県に住んでいました。
面倒くさいから、人から聞かれたら「名古屋の近く」と応えていますが、正確に言うと、最寄の駅は、名鉄犬山線の「布袋」。
西布(にしほ)という小さな町に住んでいました。
週末になると、よく母親や父親に連れられて妹と一緒に名鉄の準急に乗って名古屋に出て、デパートなどに買い物に行くのが楽しみでした。
そこで、よくお昼は名古屋ならではの食事を食べていたのですね、今思い返せば。
名古屋の近くに住んでいたのは、期間にして2年と半年ぐらいなものだったのですが、5歳から7歳ぐらいまでの間といえば、おそらく子どもの味覚が定着するぐらいの時期なのでしょうね。
だから、世間からは奇異な目で見られがちな名古屋独特の食事が今でもわりと好きなんですね。
味噌がまるで噴火口の溶岩のようにグツグツと煮え立つ山本屋の味噌煮込みうどんは、今でも大好きです。
それから、味噌カツも進んで食べるほどのものでもないのですが、べつに嫌いというわけでもないし、ひつまぶしや天むすも同様です。
あと、きしめんが好きですね。
あのひもかわうどんの幅を細くした平べったいうどんの食感と喉越しは、今でも発作的に喉を通したくなります。
あとは、そうそう、ういろう!
青柳ういろう
白・黒・抹茶・あずき・コーヒー・柚子・さくら
七つの味が残らずホイ!
ほほほいのホイホイホイ!
あおやぎういろ~
食べちゃった!
この歌、ご存知ですか?
青柳ういろうのCMソングです。
私が5歳から7歳にかけて、テレビを見ているとしょっちゅう流れていた歌なのですが、
「白・黒・抹茶・あずき・コーヒー・柚子・さくら」
この箇所が、なんだか日本語ラップのはしりみたいです、今考えてみれば。
で、名古屋にいる間は、ういろう、よく食べました。
個人的には青柳ういろうよりも、大洲ういろ(と、ないろ)のほうが、弾力があって好きだったんですけれどもね。
おやつによく食べていたんですが、ういろうを包丁で切ったものを2切れとか、多くて3切れとか、そんなもんだったので、もう少し食べたいなと思っていた私は、将来大人になって金持ちになったら、絶対に、ういろう全種類を大人買いして、包丁で切らずに、一本丸ごとほお張って食べてやる!なんて思っていたのですが、いざ大人になってみると、そこまでして食べるほどのものでもないよな~と思いはじめ、いまだういろうの大人買い・爆喰いはしていません。
でも、やっぱり大人になっても、ういろうを子どもの頃においしく食べたという舌の記憶のようなものは残っているんですね。
時折、名古屋に行った際など、おみやげに買っておすすわけをしながら、残りを食べたりしますが、やっぱり、ういろうって一切れ、二切れ単位でお茶やコーヒーと一緒に食べるのが丁度良いなと思っています。
ういろう味の青汁
小さい頃は、ういろうは「さくら」味が好きだったのですが、最近では抹茶味が好きですね。
といっても、そんなに頻繁に食べているわけではないんですけどね。
最近、コンビにで偶然見つけて飲んでみた伊藤園の「毎日1杯の青汁」が、まさに、ういろうの抹茶味だったんですね。
青汁というと、「まずい!もう一杯!」のキャッチコピーが思い浮かぶのですが、それってもう古い?
最近の青汁は、苦かったり飲みにくかったりするものは少ないですね。
飲みやすく、さまざまな工夫がなされている。
ま、粉っぽさを感じさせるものが大半なのですが、それは仕方ないことでしょう。
特に、この『毎日一杯の青汁』は、甘さ控えめの抹茶味のういろうを液体にしたかのような味。
ういろう独特の「ちょっと眠たい感じ」までもが、青汁に乗り移ったかのよう。
ですので、飲みすぎた日の翌朝は、最近はよくこれを飲んでますね。
ういろう同様、甘さ控えめ、「眠たい感じ」なので、目覚めにシャキッ!とするタイプの味ではないのですが、目覚めの後は、ぼんやり&じんわり優しく五臓六腑に染み込んでくる感じ?
ういろうの抹茶味が好きな人にもオススメのドリンクなのです。
記:2015/09/13