歩いても 歩いても/是枝裕和
2018/01/09
いよいよ、今週末の6月28日(土)に、是枝裕和監督の『歩いても 歩いても』が公開されますね。
⇒公式ホームページ
私は、一足早く試写会で鑑賞しましたが、 一言、 すっごくいい!!
二言目には、オススメ!!!
三言目が許されるなら、観ろ!!
です(笑)。
細かな内容に関しては、公開前ゆえ言及しませんが、 クスリと笑える箇所、 チクリと刺さる箇所、 じんわりと染みる箇所などなどが、 非常にバランスよく 、フィルムに封じ込められていた映画だと感じました。
さらに、『結婚できない男』ファンとしては、桑野さんと、夏美先生が、今度は夫婦で出演している、というところもポイント高いですね(笑)。
(べつな話ではありますが)
しかし、今回の、まさに、阿部&夏川夫婦は、『結婚できない男』の「その後」を見ているようでした。
もっとも、強気で少々エキセントリックな桑野さん(阿部ちゃん)も、こちらの世界ではちょっと弱気なキャラだったりしますが、夏美先生(夏川結衣さん)に、「あなた」を呼ばれている姿をみると、 きっと、結婚後の桑野さんは、夏美先生にこう言われるんだろうなー、なぁんて想像が働いて、なんだかほのぼのとした気分になってしまいますね(笑)。
“夏川結衣と結婚することになっているオレの、結婚2日前の1日/彼女の実家の宮崎にて”
という、妙に凝ったシチュエーションで、同じ内容の夢を、年に2~3回見る私ですが(笑)、
彼女の旦那役は、絶対に阿部ちゃんのほうが似合ってるよー、なんてことを思うぐらい、この映画でも、お二人はお似合いです。
二人の会話も、リアルに生活感漂っているところもグー。
さらに、原田芳夫と、樹木希林の老夫婦も、本当に存在する夫婦のように、いい味出してました。
それで、最後は、もう、 じんわりと、そして、ホロリと泣けます。
「人生は、いつもちょっとだけ間にあわない 」という、意味深なキャッチコピーも、ラストで、うーむ納得。
そして、ちょっと切ない。
是非、多くの方に観てほしい映画です。
私も、また観たくなってきてしまったので、こんどは、女房といっしょに観に行こうと思ってます。
記:2008/06/24