塗装!A-Zガンダム(HGBF)from ガンダムビルドファイターズ バトローグ
2021/02/04
汚い
先日、勢いで作ったA-Zガンダムですが、調子に乗って汚し過ぎました。
汚い!
汚い!
切ない……。
なので、改修します!
汚し方が中途半端だったから切ない仕上がりになってしまった。
ならば、もっとボロボロにしちゃれ~!ってことで。
「ガンプラはカッコ悪く作ろう」という個人的な信条に基づきまして、鋳造表現バリバリのボロッちいガンダムに作り直しますっ!
参考記事:ガンプラは「カッコ悪く」塗ろう!
ゼータ系のこのようなスリムな機体は、どうしてもシャープになりがちなのですが、このシャープさをダルさにもっていければ最高です。
さて、どうなることやら。
パーツを洗浄
A-Zガンダムを分解できるところまで分解しました。
ぬるま湯につけて、食器洗い用洗剤で表面についたウェザリングマスターやホコリや手あかなどをスポンジで洗い落としました。
あとはタオルの上で乾かすのみ。
パーツの内部にはいった水が蒸発するまでには時間がかかりそうだけど。
そして、ある程度乾いたらパーツを無くさないように、お煎餅の箱にストックしておきます。
プラスチック同士がぶつかるコロコロ、カラカラ音が心地よい♪
V字アンテナを撤去
Ez-8や、陸戦型ガンダムのSタイプが好きな私としては、どうもガンダムのV字アンテナって無くてもイイんじゃない?と思っている一人です。
もちろん嫌いではありません。
カッコいいと思っています。
いや、カッコ良すぎるのか。
しかし、主役メカだから仕方のないことなのかもしれませんが、どうにもヒーロー、ヒーローしすぎているんですね。
あと、ガンプラを作っている人間の勝手な事情なんですが、V字アンテナって、折れそうで怖いという(笑)。
もちろん、そんな簡単に折れるものではないのですけどね。
それと、以前、フォース・ストライクガンダムを作っていたときに、エナメル系の塗料に侵食されて頭部のアンテナがパッキーンと割れてしまい、泣く泣くバンダイさんに補充パーツを注文したという苦い過去もある。
なので、今回のA-Zガンダムも、え~い面倒じゃ、とっちまえ!ってことで、黄色のV字アンテナを引っこ抜いてしまいました。
さらに、ある意味、このガンダムを象徴するパーツでもある頭部後方の水色のA型をしたアンテナも邪魔なんですよね。
なぜかというと、バックパックを折り曲げる際、この横に広がったアンテナが邪魔をするんですよ。
つまり、顔はまっすぐ正面を向いていないと、バックパックを正面に折り曲げられない。
これは、説明書にも注意書きにも書いてありますね。「顔はまっすぐに」って(笑)。
なので、バックパックの動きを鑑賞するAアンテナ(単なるA型の飾り?)も、根っこから抜き取ってしまいました。
おお、だいぶスッキリしたぞ!
アンテナを外したガンダム顔
V字型アンテナと、Aの字アンテナを外した頭部。
それぞれ、アンテナがなくなったことによる穴があるので、パテで埋めました。
タミヤセメントとパテを混ぜたものをニュルニュルと穴やスキマに流し込み、2~3日放置して乾燥。
その語、180番の耐水ペーパーでラフにゴシゴシとヤスリがけをして盛り上がったパテを取り去り、あとは、400番、600番とペーパーがけしました。
なんか、ちょっと歪んでるけど、まあいいか。
けっこう小さいので、なかなか輪郭がわかるような画像を綺麗に撮れないな~。
もはやガンダムとは違う別な生物みたいですな。
いかにガンダムという「記号」はV字型アンテナに依存していたのかが分かりますね。
パテで表面を荒らす
A-Zガンダムをボロボロな感じにリニューアルするためには、色でオンボロな感じを出すだけではなく、表面もガザガザにしたほうがリアリティが出ます。
なので、分解した各パーツのいたるところに、タミヤパテを指でムニムニと塗りつけて、表面をガザガザにしてみました。
規則的にではなく、不規則に気の向くまま、厚めに持ったり薄く塗りつけたりと。
全体的に荒々しい感じを出すために、ほとんどのパーツにパテを塗り塗りしています。
筆塗りとは別の楽しさがある「指塗り」です。
そして1~2日放置して、乾燥させた上でパーツを組んでみたら、こんな感じになりました。
う~む、まだ「A-Z」ですね。
もう少し乾かしたら下塗り作業に入りたいと思います。
マホガニーを筆塗り
機体表面を荒らしたパテが乾いたら、ビジャブジュに薄めたラッカー系のマホガニーをビジャッ!と筆塗りしました。
とりあえず、塗料が全体に乗ればそれでOK!
それぐらいの感覚で二度塗りせずに、サクッと塗ったので、まだ下地が見え見えです。
乾いたら、もう一度重ねたいと思います。
後姿も、下地やパテが見え見え。
部屋の換気はしっかりと!
ブラック&マホガニー
A-Zガンダムの下塗りで、筆が届かない箇所もかなりあったので、マホガニーとブラックのサーフェイサーをパーツの裏側や奥まったところを中心に吹き付けました。
まだ下地やパテが露出しているところもあるけれども、今後はイメージしている色を重ねていきたいと思います。
肩のパーツ、足先、ハッチを艦底色で塗装
A-Zガンダムの肩にある特徴的な「A」の装飾パーツを、艦底色で塗りました。
ついでに、足先とカカトのパーツ、それと胸のハッチの部分も同様に艦底色で筆塗り。
まだ、最終的にどんな色になるのかはイメージできてはいない状態ですが、取り合えず。
ミドルストーンを下塗り
A-Zガンダムをミドルストーンで筆塗りしました。
うひゃぁ~、カッコ悪い!!
塗り残し箇所も多々ありますね。
色が黄色っぽいことと、V字アンテナの無い顔のしええっとから、なーんとなく一瞬、百式にも見えます。
ゼータと百式は兄弟機だということが、よくわかります。
で、後姿。
バックパックはフィールドグレーで。
なんか、収まりというか、バランス悪いな~。
どうにかせんとな~。
C317 グレーFS36231を筆塗り
ミドルストーンを筆塗りしたA-Zガンダムですが、筆が届いてないところ、下地が見えているところを中心に、ミドルストーンにC317グレーFS36231を混ぜた色を筆でペタペタと乗せていきました。
なんだか雑な迷彩塗装っぽい感じになった感がなきにしもあらずです。
あと、バックパックの羽は、艦底色に変更しました。
まだ、完成イメージが沸いていない状態での手探り塗装作業ですが、赤とか青とか原色系のカラーで迷彩するのも面白いかなと思いはじめてきています。
つや消しホワイト+フラットクリアを筆塗り
ミドルストーンが乾いた後、今度はクレオスのラッカー系・つや消し白にフラットクリアを混ぜて透明度を増した状態にして、筆塗りをしました。
塗る前に分解ね。
黄色っぽさが若干取れたかな。
あくまで若干、ね。
シンナーで先に塗った塗料が泣いてくれて、下地に吹き付けたマホガニーのサーフェイサーがコンニチワしている箇所が出てきていますが、それはそれで「味」としてみなせば良いのだ。
スカイブルーで迷彩
どうもA-Zガンダムの機体、メリハリがないなと思ったので、スカイブルーで迷彩パターンを筆塗りしてみました。
後ろはこんな感じ。
ミドルストーンにスカイブルー。
ありえねぇ~!
だけど、まあいいか。
きっと頭の隅っこに、フランスの中戦車・ソミュアの迷彩パターンの記憶があったからなのかもしれません。
ソミュア、弱そうだけど魅力的な戦車ですよ。
砲塔と車体に流れるように塗られたスカイブルー(アクリル塗料では「スカイ」)の色がなんともオイシそうなんですよ。
砂漠は砂と青い空。
それはそれで遠くから見れば迷彩効果あるかもしれんね?!なんて思いながら平筆で塗り塗り。
この適当迷彩・筆塗り塗りが結構楽しいんですよ。
オリーブドラブでスミ入れ
迷彩の色調のギャップを緩和させるために、軽くスミ入れをしました。
下地の塗料が泣いてくれることを期待して、スミ入れの塗料はラッカー系で。
色はオリーブドラブ。
オリーブドラブもマホガニーほどではありませんが、陰っぽくなってくれる色だと個人的には思っています。
プラス、油漏れや油垂れの表現も出来る色なので、一石二鳥です。
アップで写したら、こんな感じ。
塗った直後のアップなのですが、しばらく放置していると、下地が溶けて面白い色調になる箇所が出てくることもあります。
スミ入れ
AZガンダムの各パーツに、スミ入れをしました。
主に使用した塗料は、クレオスのマルチブラックです。
面積広めの平筆を塗りつけ、ティッシュで拭き取る。
この作業を行い、少々乾いたところで、アクセント的にステインブラウンも使用しました。
これで、ミドルストーンとスカイブルーの違和感は多少緩和されたかな?
ウェザリングマスター
A-Zガンダムの各パーツに、ウェザリングマスターを擦りつけました。
おもに「オイル」を中心に使用しましたが、場所によっては「サビ」や「アカサビ」も。
ただ力強くこすりつけてしまうので、また擦り付け用の棒を2本ダメにしてしまいました。
また予備を買わないとなぁ。
色調が少しずつ変わっていくのは、見ていて楽しいものです。
完成!
タミヤのウェザリングマスターのオイルやアカサビをさらに擦り付け、パクトラタミヤのフラットアルミでドライブラシをし、さらにやり過ぎたな~って箇所の上からさらにウェザリングマスターのオイルや赤焼けを擦り付け、また水性のグレーでドライブラシをして……、などと「粉」と「ドライブラシ」を繰り返し、A-Zガンダム、完成しました。
最初、スカイブルーで迷彩塗った時は、なんじゃこりゃっ?!と思ったものですが、上から色々な色を重ねたら、あまり違和感がなくなったと思います。
やっぱりウェザリングマスターの効果は絶大ですな!
特に「オイル」は重宝しています。
後ろから見たところ。
やっぱり2本を合体させた2連装のライフル、デケぇ~!
細い腕とのギャップが凄まじい。
本当は、もう少し色褪せた感じにしたかったんだけど、まあいいか。
『バトローグ』を見ていたら、これの一撃でルナツーを破壊していましたから(怖っ!)、まあ、これぐらいのデカさは仕方ないかもしれませんね。
本家のゼータガンダムに比べれば、多少イナタイところもあるガンダムではありますが、たまには、こんなガンダムもあってもいいかな?ってことで。
ちょい割高な価格ではありましたが、その分は十分元を取るだけ楽しませていただきました!
記:2018/03/08
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