青い零戦。水溶きアクリルでお気楽筆塗り塗装

      2021/12/07

ブルーゼロ戦

青い零戦があってもいいんじゃない?

そう思いまして、作りかけで放置していた零戦を青く塗ってみました。

キットは、ハセガワの旧キットの21型。

1/72スケールです。

キットの中身。

特に改造やディティールアップなどをしなければ、すぐに組みあがりそうなパーツの少なさが魅力です。

とはいえ、けっこう細かな部品が多くてバリを取ったり、きちっとした向きで接着するのってけっこう神経使ったりもするんですけどね。

組み立て解説書です。

で、先述した「作りかけ・放置」の件ですが、なぜ途中まで作って放置していたのかというと、作っている最中にキャノピーのパーツを無くしてしまったから。

おまけに、主脚を収納するカバーもポロリと取れてどこかにいっちゃうし。

これじゃぁ、マトモな零戦作れへんやん!ってことでイジけて放置していたんですね。
捨てるのも勿体ないしということで。

でも、先日、ふと考えたんですよ。
そういえば、日本機って濃緑色か明灰白色のものばかりだよね、と。

赤とんぼのようなオレンジ色の機体もありますが、ほとんどが緑か灰色。
それか、無塗装の銀色。
あるいは、その銀の上に緑で迷彩をほどこしたものもありますが、少なくとも青色の機体はあまり記憶にありません。

で、時代は飛びますが、最近の航空う自衛隊の機体に施されている洋上迷彩ってめちゃくちゃカッコいいじゃないですか?

でも、ゼロ戦に洋上迷彩をほどこしているモデラーは既にいらっしゃるようなので、じゃあ青一色で塗るとどうなるのかな?ということで、タミヤのアクリルミニで筆塗りしてみました。

水溶きアクリルで薄めの塗料を塗っては乾かし、乾いたら塗りと、何層かに塗りを重ねていきました。

フラットブルーやフィールドブルーをメインに使用しましたが、ところどころに微量に濃緑色もブレンドした色を重ねてみたりもしています。

ブラスコウ/秋友克也氏が提唱されておられる「水溶きアクリル」は、お気軽に出来てオススメですよ。

水で溶くことによって、マット感がより一層強調されるため、好き嫌いは分かれるところですが、このマット感もエナメル系や油絵具を塗りつける次の作業で軽減されます。

で、仕上げなんですが、クレオスのMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでフィルタリングをしています。
これの成分は油絵具です。

拭き取りが甘いので、青だか茶色だかわからない暗い機体になっちゃいました。

ああ、キャノピーがあれば、きちんと最後まで仕上げられたのに。
でも、キャノピーを無くしたことで、どうせちゃんと完成しないんだからと気楽な気持ちになれて好き勝手ペインティングできたことも確か。

『荒野のコトブキ飛行隊』でも、自由かつオリジナリティあふれる塗装がされた日本機が多数登場していましたので、今後も濃緑色や明灰白色にとらわれずに自由な発想で日本機を塗り塗りできたらなと思っています。

記:2019/08/16

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