BOSEのパソコン専用スピーカー
2018/01/14
iPodを購入し、iTuneをPCにインストールしてからというものの、私の自宅での音楽生活は、iTune依存症になってきた。
パソコンの前に座ってシコシコとキーボードを打つ時間が長くなってきたということもあるんだけれども、気分がのってきたときに、
パソコンを打っている手を止めて、
立ちあがって、
オーディオが設置してあるところまで歩いて、
棚からCDを取り出して、
ケースからCDを出してトレイに乗せて、
トレイからピックアップしたCDをケースにしまって、
CDデッキの再生ボタンを押して、
ボリュームを調整する…
という一連の作業って、結構面倒なんだよね。
だから、PCの中に保存している音楽をダラダラと流し続けることが多くなる。
なにせ、ラクなんだよね。iTuneがあると。
パソコンの前にいながらにして、聴きたい音楽をマウスでポン!と選択して再生出来るから。
iTuneでの音楽再生に慣れてくると、今度はPC用スピーカーのサウンドだと物足りなくなってくる。
低音が少なく、音像も薄っぺらなのだ。
ま、秋葉原で数千円で買ったPC用スピーカーなので、音のクオリティに期待するほうが間違っているんだけども。
なので、思い切ってPCのスピーカーのシステムにも凝ってみました。
BOSEのCompanion3マルチメディア・スピーカーシステム。
これは便利。
高音を担当する小さい口径のスピーカーをPCの両脇に置き、口径の大きな低音担当のスピーカーをドンと足元に置くという寸法。
私の場合は、PCの作業机は、椅子ではなく、ちゃぶ台タイプなので、股間にダイレクトに低音がズドン!とくる按配となる。
PCの脇には小さな円筒形のコントロールハンドルがつく。
使ってみるまでは何だこれ?なスイッチだが、使ってみると、とても便利ですごく重宝するようになった。
音を切りたければ、金属の部分に軽く触れるだけで、一瞬で音がミュートされる。
電話がかかってきたときなどに便利。いちいち、PC上のボリュームボタンをカチャかチャ何度も押す必要がないから。
さらに、微妙なボリュームのコントロールも、ハンドルを軽く回すだけでOK。
手許から20センチ以内に、このようなボリュームを簡単にコントロールできるスイッチがあることって、こんなに有り難いことだとは思わなかった。
たとえば、シャッフルで曲を流していると、録音レベルの低い昔のレコーディングの音源と、最近録音された音源とでは、ボリュームのバラつきが著しいが、手許のボリュームをクイッと捻れば、あっというまに好みの音量に調整されるのだ。
ものの1秒とかからない。
たとえば、昔の古いブルースの次にヘビーメタルが選曲されたら、数センチ手を移動させてハンドルを捻れば、一瞬でボリュームを落とせる。
さらに、音量の落差の激しいクラシックを聴いているときなど、消え入りそうなピアニッシモのところはボリュームを上げればいいし、ボリュームが大きくなるところは、サッと手を伸ばしてボリュームを下げればよい。
これが出来ると、深夜や早朝のクラシック鑑賞が楽しくなってくるのだ。
邪道な聴き方かもしれないが、メロディの全体像を掴むために、近所迷惑にならない時間帯にボリュームを絶えず大きめにして鑑賞する手間も、ヘッドフォンをする手間も省けるのだ。
同じように、ジャズにおいてもベースソロの箇所などは極端に音量が落ちる場合が多いので、そこのところだけ、クイッとハンドルを捻ってベースの低音を楽しむということも出来るわけ。
座りっぱなしで気楽に音楽を楽しめるようになったことは、私にとっては大きな変化だ。
もっとも、ますます身体を動かさなくなったので、肥満には気をつけねばならないが……。
記:2005/04/26