紅の豚 カーチスR3C-0 非公然水上戦闘機 制作記

      2021/12/07

解説書が読み応えアリ

ファインモールドから出ている「カーチスR3C-0 非公然水上戦闘機制作機」を作ります。

スケールは1/72です。

箱の中はこんな感じ。

説明書の解説が読みごたえがあって面白いんですよ。

リアル世界における実機の開発から、輝かしい航空機レースの戦歴などが詳細に記されていながらも、最後のほうでは、そのリアル歴史にジブリ映画『紅の豚』での活躍を匂わせるフィクションの歴史もチラリと混ぜたりと、なかなか凝った内容となています。

ランナーの枚数は、風防のランナーを除けばメインは2枚。
すぐに作れてしまいそうですね。

パーツの大きさを見ると、予想以上に小さな機体だということがわかります。

小さくて丸っこくて可愛らしいフォルムですね。

さてさて、制作開始です。

コクピットは塗らずに組み上げ

さて、組み立てを開始したカーチス水上戦闘機ですが、パーツ数が少ないこともあって、2時間ほどであっという間に完成しました。

どうせコクピットの中はあまり見えないだろうということで、設計図に指定されている塗装指示はスルーしています。

操縦席や機体の内側は塗装をしないまま、組み立て完了。

案の定、コクピットの中身はほとんど見えません。
フィギュアを乗せたらもうほとんどフィギュアとシートの一部しか見えないことでしょう。

それでもじっくり作りたい方は時間をかけてコクピットなど機体内部の塗装をしてから組むも良し、私のように、とにもかくにも早くカタチにしてしまいたいという人は、無塗装のまま組み上げてしまっても良いのではないかと思います。

スタンドがついているので、乗せてみました。

丸っこくて小さくて可愛いフォルムの機体ですね。

ちなみに、このスタンドには支柱が2つ付いていて、高く飛んでいる状態と低めに飛行している状態を選ぶことができます。

また、スタンドの他に台座もついているのですが、組み立てた台座を撮影するの忘れてしまいました……。

台座の下に取り付ける車輪のパーツが細かいので、紛失しないようにちょっと神経を使いましたね。

他は特に苦労したところはなく、さっくり組んで、すんなりと完成!

いよいよ塗装にはいります。

塗装

まずは、サーフェイサーを吹き付けました。

飛行機や車のモデラーの方は、傷チェックのために吹かれる方が多いようですが、私の場合は、あくまでその後の塗装の塗料の食いつきを良くすることが大きな目的です。

乾いたら、タミヤのアクリルミニ、ハルレッドで筆塗り。

そして、基本塗装。

アクリルミニのフラットブルーです。
アクリルミニは水で薄めれば薄めるほど、マット感が強くなるので、けっこうたくさんお水を混ぜてます。

そして、そのことにより下地に塗ったハルレッドが透けて見えるようになりますし、わざとそうなるように、かなり乱雑に筆ムラが出るような塗装をしています。

デカール貼りと仕上げ

機体にデカールを貼りました。

鉄骨が組み合わさった台座のようなものは、フラットレッドやオリーブドラブをランダムに面相筆でペタペタと塗り、なんだかよく分からない色調にしています。

全体的にMr.ウェザリングカラーのステインブラウンを塗りつけて、乾く前にふき取ることによって、明るいニュアンスの青を、もう少し重量感のある色調に変化させています。

また、主に羽の翼をメインに、Mr.ウェザリングカラーのスフィルタ・リキッド グリーンを筆でランダムにおいていくことで、色彩の変化っぷりを演出していますl

そして、乾い後に、Mr.ウェザリングカラーのスフィルタ・リキッド グリーンをランダムにペタペタと筆で置いていきました。

もう少し潮風に当たった機体の褪色感を出したいところです。

ちなみに、エッジの箇所を中心に、軽くフラットアルミでドライブラシをかけています。

完成

モールド各所に、タミヤのスミ入れ塗料のブラウンをゆるーく流し込んで、カーチス、完成とします。

このキットには台座がついていて、支柱が2種類あるので、カーチスをディスプレイする時の高さを選べます。

台座には、つや消し黒のスプレーを吹いています。

台座に乗せたカーティス、力強くもユーモラスで可愛らしい絶妙な雰囲気を放っています。

これは、なかなか良い感じ。

水上フロートの足回り周辺の組み立ては、少々面倒ですが、なかなか作って楽しい、見て楽しいキットでした。

記:2019/09/14

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