デザートシボレー タミヤ1/35 制作記
2022/12/14
ある意味リベンジ
中学生の頃、値段が安かったからという理由で、イギリスのSASジープを作ったことがあります。
当時、たしか400円でキットを買えたんですよ。
おお、ゾンダー・クラフト・ファツライゲ(sdkfz)よりも、100円安くて部品多め、けっこうコスパ良さげやんけ!ってことで買ったことを覚えています。
もちろん、当時は「コスパ」なんて言葉はなかなったとは思いますが。ちなみに消費税もなかったなぁ。
とにかく、「S.A.S.ジープ」は、お値段安いわりには部品多めで、名古屋的に言うと「お値打ち」なキットに感じたんですね。
それに、イギリス人なのにアラビア人みたいな格好をして、砂漠を縦横無尽にジープで疾走するイギリスのSAS部隊(Special Air Service/特殊空挺部隊)って、なんだかロマンじゃないですか。
戦車よりも機動力のあるジープを駆り、深く敵陣内に潜入して、通信、輸送などを霍乱し、主要施設を破壊する任務をこなす人たちというのも、『太陽の牙ダグラム』に出てくるJ・ロックさんみたいで単純にカッコ良いと思っていました(もしかしたら、J.ロックさんのゲリラ戦術は、このあたりから影響受けている?)
なので、これは買わずにゃいられまい、作らすにいられまい!と思いまして、買って作り始めると、部品が細かい、細かい、細かい……。 ま、それは良いとしても、当時使っていた安物ニッパーで細かなパーツをランナーから切り取ろうとすると、あやや折ってしもた、破損してしもたの連続。
さらにパーツをなんとか修復して組み立てようにも、シャーシの組み立てが思ったようにうまくいかない。思っていたよりも組み立てるのが難しく、途中で組み立ては放棄。SASジープの部品は、ザブングルのウォーカーマシンや、ボトムズのATに流用した記憶があります。
つまり、当時の私はSASジープを組み立てることが出来なかった、要するに失敗してしまったわけです。
この悔しさ、そろそろリベンジしないとなってことで、今回は、同じSASはSASでも、もう少し大型のデザートシボレーでリベンジします。
これはピンクパンサーとともに作ったことがないキットでした。
これを作ることが出来れば、SASにも再チャレンジ出来るだろうという目論見です。
箱の中。
ランナーを並べてみると、それほど、部品の数は多いようには感じません。
ただ、細かな部品や細長いパーツが多いので、今回はランナーからの切り離しの際は、パキッ!とならないように気をつけないとね。
組み立て説明書です。
ということで、現在組み立て中です。
シャーシ組み立てに苦労
デザートシボレーの組み立てが完了しました。
いやはや、けっこう苦労した。
部品を破損しないように注意しながら、そして、細かい部品の組み合わせを間違えないようにしながら作っていると、ついつい時間の経過が早く感じてしまうんですよね。
特にシャーシの部分の組み立てに苦労。
シャーシといえば、最近は「シャーシー」という表記もよく見かけるけど、どちらのほうがより近いんでしょうかね?
それと同様、昔は「コクピット」表記 が一般的というか、それ以外の表記はあんまり見なかったんですけど、最近は「コックピット」と、「ッ」がもう一個増えている表記もよく目にしますが、それも時代の流れなんでしょうかね?
……なんてどうでもいいことではあるのですが、けっこうデカいんですよ、シャーシの部分が。 イタリアのセモベンテ突撃砲と並べてみると、こんな感じ。
というより、セモベンテが小さすぎるという見方もありますが。
鉄の棺おけ?
眺めているぶんにはカッコいいけど、戦場ではあまり乗りたくない乗り物ですな。
とりあえず、シャーシの部分がなんとかなれば、あとは細かな部品をペタペタ飽きもせずにくっつける耐久レースのようなもの。 録画が貯まったドラマを観ながら、のんびりと組み立てていきました。 で、組み立て完了。
荷台の広さがなかなかカッコいいものです。
このまま飾ってもいいくらいなんですが、せっかくだから使い込まれた感じで汚く塗りたい。
しばらく眺めた後は、塗装にはいります。
一気に塗装、完成
さてさて、デザートシボレー、下塗りから塗装まで一気に作業を突貫で完成させてしまいました。
黒サフ吹きました。
赤とハルレッドを混ぜて筆塗りしました。
水溶きアクリルで筆塗りしました。
ざっくりフィギュアを塗りました。
基本色を塗って、軽くスミ入れをしただけというお手軽仕上げ。
フィギュアをレイアウトしつつ、クリアオレンジなどで色に変化をつけました。クリアオレンジって、けっこう陰づけに便利な色なんですよ。
最後は油彩のアイボリーホワイトでドライブラシ。
あっという間に完成です。
荷台になぜかドイツの「ゲルリッヒ砲」を載せてみたりして遊んでいます。鹵獲物ってことで。
そんなこんなで、なかなか楽しめたキットでした。
記:2019/09/07