2006年夏のドラマは、『結婚できない男』に注目!
7月から新たなドラマがドバーッと始まりましたが、スネークマンショーの音楽家対談ではないけど、「いいものもある、だけど、悪いものもある」って感じですね。
あたりまえか。
篠原涼子主演の『花嫁は厄年ッ!』はテンポがいいけど、結末が読めそうな点が難。
ま、2話もきっと見るでしょうが(笑)。あと、女子アナが農家に嫁入りというテーマ、どうなのだろう?
なんだか、あんまりソソらない。篠原涼子は好きだけどね。
観月ありさの『CAとお呼びッ!』は、おたんこナースや鬼嫁なノリ(それにしても「ッ!」のつくタイトルが多いなぁ)。
息子からは評価高いです(笑)。
▼原作のコミック
CAとお呼びっ!(1) (ビッグコミックス)
米倉涼子と松下由樹の『不信のとき』は、街中のポスター&看板や電車の中吊りで宣伝を打ってますが、「正しい妻です・愛の人です」というコピーはなかなか巧いですね。
本来ならば、愛人=米倉涼子 正妻=松下由樹が世間的なイメージに沿ったというキャスティングなのだろうけれども、あえて逆に配置したところがミソかもね。
ま、私、米倉あんまり好きじゃないし、彼女主演の清張もののドラマもあんまり好きじゃなかったんだけど、うちの女房は好きみたい。ドロドロしてるから(笑)。
▼原作は有吉佐和子
不信のとき (新潮文庫 あ 5-9)
『ダンドリ』は、あんまりピンとこなかったなぁ、歳なんかなぁオレ(笑)。
亀梨と伊東美咲の『サプリ』もピンとこない、というか、またもやギョーカイの上っつらなぞりの中途半端な舞台設定のいかにも「月9だなぁ」的な悪い予感が第1話を見て感じました。
いつのまにか女版「ビッグトゥモロウ」的な内容になってしまった、元トンがったファッション誌、今はほとんど「生き方ノウハウマガジン」の「anan」が好みそうなテーマ、かつ書いてありそうな内容がセリフの随所に説明的に出てくるところがイヤ。
「日経ウーマン」的でもあるな。
最近の若者は自己評価だけは高い傾向があると論じている人も多い中、そういった面でいえば、主人公の伊東美咲に憧れるバイト君なんかはまさにその典型のように第1話で描かれているので、ま、そういった意味では時代の気分をキャッチしているのだろうけれども、広告の仕事ってあんなにスマートじゃないっすよ。
もしかして、広告代理店の求人効果も兼ねている、とか?
▼原作のコミック
サプリ全11巻完結セット
で、今回の新作ドラマで個人的に一番のヒットが阿部寛と国仲涼子と夏川結衣の「結婚できない男」。
屈折しているけれどもどこか寂しい40歳男を阿部寛がとてもうまく演じています。
ドラマが持つ微妙な温度を保った空気感も好き。
ガハハハといった大笑いではなく、クスッとした微妙な笑いを誘うテンションを終始維持し続けているところが素晴らしい。
個人的には女医を演じる夏川結衣が、とーってもいい感じだなぁ~です。
というわけで、たぶん最終回まで見通すのは『結婚できない男』だろうなぁ。来週も楽しみ。
さて、ぜんぜん関係はないんだけど、昨日読んだ本。
うんうん、なるほど、と笑えました。
そして。
読もうと思いつつ、いまだ読み始めていない本。
信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う (新書y)
というわけで!
記:2006/07/12