ドラッカーのリーダー論

      2016/04/10

leader

以下、ピーター・F・ドラッカーの「リーダー論」の要約。

リーダーシップは、いわゆるリーダー的資質とは関係ない。カリスマ性とはさらに関係ない。神秘的なものではない。平凡で退屈なものである。

 

リーダーシップは、人をひきつける資質ではない。そのようなものは煽動的資質にすぎない。

 

リーダーシップは、仲間をつくり人に影響を与えることでもない。そのようなものはセールスマンシップにすぎない。

 

リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である。

 

リーダー論は数あれど、そして、この私自身、将来的にはいくつかのリーダー論を読むことになるだろうが、まずは上記のごとくを念頭に置くべきだなと思った。

ドラッカーのリーダー論の考えに接すると、私はリーダー像というものをかなり誤解していたように感じたし、認識を改める必要性も感じた。

考えてみれば、“ビジネスにおいてのリーダー”は、暴走族のヘッドでも、ヤクザの組長でも、金八先生でもないわけだからね。

やたらに熱かったり、貫禄があったり、存在感があったり、声や身体がデカかったり……などということと、きっちりマネジメントが出来るかどうかとは無関係なことだというのは、ちょっと考えればわかること。

漫画や映画の世界と現実をゴッチャにしていた自分がガキみたいで、ちょっと恥かしい。

●参考文献
『ドラッカー名言集 仕事の哲学~最高の成果をあげる』(ダイヤモンド社)上田惇生〔翻訳〕

記:2004/01/01

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