ガジュマルの苗が我が家にやってきた。

      2018/08/25

gajyumaru

キジムナー

昔から、ガジュマルの木には興味がありました。

熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木で、日本だと沖縄の名護市のガジュマルが有名ですね。

私は、小さい頃から水木しげるが描く妖怪が好きで、水木しげる・著の妖怪本を色々読んでいたのですが、なかでも「キジムナー」という妖怪が好きでした。

人に危害を加えるような悪い妖怪じゃないからということが大きな理由ですが、水木しげるが描く絵がカワイイというのも理由の一つです。

水木しげるファンの私は、絵は同じなんだけど、色々とバージョンを変えて妖怪本が出版されていたので、新しいものが出るたびに買いなおしていました。

▼今のところ、これが一番大事にしている本かな。
水木しげるの妖怪伝大画集水木しげるの妖怪伝大画集

なんだか、ウルトラセブンに出てくるガッツ星人をおちゃめにしたようなイラストが可愛くて、こういう妖怪がうちにもいれば楽しいだろうなぁ、なんて子供心に思っていたものです。

正確には、妖怪というよりは、木の精霊のようですが、こういう妖精たちと一緒に遊べたら面白いだろうなぁ、と子ども心に思っていたものです。

ポトスが枯れた

で、あれから数十年が経ち、ガジュマルのことなどすっかり忘れていたのですが、先日、部屋の中の観葉植物・ポトスの葉っぱが枯れてしまったんですね。

ツルを鉢から引き抜くと、根っこが不気味なくらい鮮やかなオレンジ色になっている。

なんだか、我が家にふりかかってきた災厄を、うちのポトスが変わりに引き受け、玉砕したのではないかと思ってしまうほど、ある日突然、ポトスの葉っぱと根っこが死んでしまったのです。

これはもうダメだなぁ~と思い、かわりに新しい木(葉っぱ)を買おう⇒何にしよう⇒そうだ、ガジュマルはどうだ?
……と、久々にキジムナーとガジュマルのことを思い出したのです。

で、早速ネットで検索をかけたら、楽天で700円前後の安いガジュマルの苗を発見したので、注文してみました。

ジャスト2日後にガジュマルの苗が届きましたよ。

育てる際の注意点

縦長で大き目のダンボールだったのですが、その中は、ほとんど紙を丸めたクッションが。

その中から、小っちゃな小っちゃな苗がビニールに入っていました。

苗と一緒に、「育て方」の紙も入っていて、その紙には、こう書いてありましたよ。メモメモ。

■明るく風とおしの良い室内においてください。窓越し・レース越しの優しい光が入る場所、常にライトが付いている室内 など直射日光があたらない場所に置いてください。

■寒さが強い場所やエアコンの送風部付近に置かないよう管理してください。

■水量は容器の1/3~1/4程度まで与えます。水はなくなりかけたら補給します。与えすぎは、根腐れの原因となります。

■水を与えるタイミングで葉にも霧吹きをしてほこりや汚れを取ってあげてください。

■枯葉や黄色くなった葉はこまめに取り除いてなるべく清潔な環境で育ててください。

■肥料は半年に一回程度与えましょう。
ハイドロカルチャー用のイオン交換樹脂肥料、または、ハイドロカルチャー専用の液肥を与えてください。

これに書いてあることを守って、ていねいに育てていきたいと思います。

記:2015/04/22

追記

あれから2年。

「がじゅじゅ(ガジュ樹)」と命名し、毎日、ちょっとずつ水をあげています。

そして、すくすく育っています。

少しずつ枝が伸び、少しずつ葉っぱが増えてきています。

記:2017/04/21

最後の一葉

なぜかガジュ樹の葉っぱのほとんどが黄色くなってきてしまいました。

でも、そのかわり枝の先っちょには新しい緑が。

古い葉は力尽きて黄色くなり、新しい葉が交代として芽生えはじめようとしているのかもしれません。

ですので「新陳代謝!」ってことで思い切って黄色くなった葉っぱ、黄色くなりかかった葉っぱのすべてを摘み取りました。

残った緑の葉っぱは1枚のみ。

オー・ヘンリーの短編小説『最後の一葉(The Last Leaf)』みたいですな。

急に淋しく貧相になってしまいましたが、枝の先っちょにある緑が、やがて大きな葉っぱに成長しますように。

記:2017/06月

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