HGゲイレール(鉄血のオルフェンズ)制作レポート
HGゲイレール購入!
先日、バンダイから発売されたHGゲイレール、買いました。
細い身体に不似合いなほどのお尻のデカさ。
このアンバランスっぷりがカッコいい!
ジムとはまた違う「弱そうでなにげにカッコいい」機体だと思います。
パイロットのひげのおじさん(ガラン・モッサ)もカッコいいですしね。
パイロットがたたえる雰囲気もプラスされ、なかなか魅力的なMSだと思います。
箱の中
HGゲイレールの箱の中です。
ランナー(とポリキャップとシール)がはいった袋が2枚と設計図。
以上!です。
で、袋をやぶいて中身を取り出すと、こんな感じ。
パーツ少な目。
すぐに作れてしまいそうです。
設計図
HGゲイレールの設計図は、機体解説と武装&カラーガイドの4Cページです。
ゲイレールって、グレイズの前の機体で、今は訓練学校の教材としてしか使用されてないんだって。
ヒゲのおじ様(ガラン・モッサ)の腕がいいから、強いMSに見えただけなのね。
グレイズがザクだとすると、ゲイレールは旧ザクのようなものなのかな。
パーツ(ランナー)の確認ページと組み立て解説ページです。
わかりやすい図説ですね。
腕、脚の組み立て解説ページです。
こちらも、わかりやすい図説ですね。
組み立て仕上げ4色ページです。
やっぱり、わかりやすい図説ですね。
わりかしすぐに完成させられそう。
(わからないけど)
Aランナー
HGゲイレールのAランナーです。
クリアパーツや、黄色、外装の緑や青など、様々なパーツで構成されています。
塗装の際の色は、設計図によると以下の通りです。
・本体色(グリーン部)
濃緑色(1)40%
ホワイト30%
ダークグリーン30%
・本体色(ブルー部)
ミッドナイトブルー50%
インディブルー45%
レッド5%
ホワイト少量
・イエロー部
ホワイト60%
イエロー30%
オレンジ10%
Bランナー
HGゲイレールのBランナーです。
フレーム中心のランナーで構成されていますね。
このグレーの色は設計図によると、
RLM75グレーバイオレット100%
ブラック少量
という調合だそうです。
グレーバイオレットって、個人的には好きな色です。おいしそう(かっこいい)色ですよな~。
Dランナー
HGゲイレールのDランナーです。
D1とD2の2つのランナーで構成されていますね。
なんかD1のランナーは、途中で切れていますが、グレイズのフレームのランナーの流用のようですね。
こちらがD1のランナー。
こちらがD2ランナー。
このフレームの色は、設計図によると、RLM75グレーバイオレットに少量のブラックだそうです。
Bランナーと同じですね。
ポリキャップとシール
ゲイレールのポリキャップとシールです。
シールは、たぶん使わないとは思うけど……。
ランナーに下地塗装
ゲイレールのランナーに下地塗装をしました。
最初にマホサフ(マホガニーのサーフェイサー)を軽く吹き付けて、30分ほど乾かした後に、今度は黒サフ(黒いサーフェイサー)をプラの下地が見えているところに吹きました。
で、また30分ほど乾かして、再びマホサフをプラの下地が出ているところに軽くシュッ!と吹き付けたら、こんな感じになりました。
下地塗装をしていないのは、赤のクリアパーツのみ(左下)。
軽くシュッ!と吹いたつもりでも、塗料がボテッと垂れているパーツもあるので、あいかわらず自分はスプレー下手だな~って思います。
さて、いよいよ組み立てに取り掛かります!
胴体(胸部)の組み立て
ゲイレールの胴体(胸部)を組み立てました。
前。
横。
後ろ。
以前作ったグレイズは、1/100だったんですが、グレイズと同じ構造を持つゲイレールでも、1/144となるとずいぶんと小さいな、と。
当然ですが。
やっぱりパーツのデカい1/100のほうが組み立てやすいもんだな~、と思いました。
当然ですが。
頭部の製作
ゲイレールの頭部(顔)を組み立てました。
こんな感じ。
小さいのでピントが合わない……。
胴体と合体させたら、こんな感じになりました。
結構、顔、大きいのね……。
脚部製作
ゲイレールの脚部をさくさくさくっ!と組み立てました。
グレイズとパーツ構成がほぼ同じなので、グレイズを作ったときと同じような要領で。
で、足先、グレイズはシャープなんですが、ゲイレールの場合は、もう少し長方形っぽい。
そこがまた、愛くるしいですね。
腰部製作
ゲイレールの腰部を組み立てました。
横から見たところ。
前から見たところ。
胴体とアタマのユニットを合体させてみました。
さらに、脚部も腰部に取り付け!
なんだか可愛らしいですね。
(・∀・)b
背部ホバーユニットを組み立て
ゲイレールの背部ホバーユニットを組み立てました。
ゲイレールの一番の特徴となる部分ですね。
表側♪
裏側♪
で、取り付けてみると、こんな感じ。
やっぱデカ!
この不自然なほどのバランスが、逆にかっこいい!
この角度からだと、それほど違和感ないですね。
ゲイレールの組み立て、あとは、腕を残すのみ!
腕の組立・全身完成
ゲイレールの腕を組み立てました。
こんな感じ。
ボディに取り付けると、こんな感じ。
バランス的に、腕が小さい感じがしますね。
ま、そこが可愛いのだけれど。
銃の組立て
ゲイレールの銃を組み立てました。
銃身の根っこのカバーがセクシー♪
そして、銃身の長さに比して、本体が小さいのもセクシー♪
で、持たせてみると、こんな感じ。
銃より、背中のホバーが目立ちまくってます。
(・∀・)b
ハンドアックスの組立て
ゲイレールのハンドアックスを組み立てました。
こんな感じ。
すんごい肉抜きモナカ!
w(゚ロ゚;w
とはいえ、最初から、こういうデザインになっていたような気も。
で、開くと、こんな感じ。
開くと盾がわりにもなるんですね。
武田信玄が持っていたウチワみたいですな。
あ、団扇(うちわ)ではなく、軍配(ぐんばい)って言うんだっけ?
で、裏側。
やっぱり、すんごい肉抜きモナカ!
w(゚ロ゚;w
これは飾るときは取り付けるのをやめようかな。
でも、実際、装備させてみると、そんなに悪くはない。
裏側が、肉抜きモナカになってるからね。
案外目立たないかもしれません。
で、斧を構えてみると、やっぱり、背部のホバーユニットが目立ちます。
まだ、黒と茶の下地段階なので、なんだか、チャバネゴキブリかコオロギみたいです。
さて、何色で塗っていこうかな?
オリーブドラブで外装塗装
ゲイレールの装甲の部分をオリーブドラブで塗ってみました。
このカクカクとした無骨なカタチながらも、動きが素早そうな軽やかそうな外見を見ていたら、第二次大戦中のアメリカのM5軽戦車を思い出したので。
ベショビシャに薄めたオリーブドラブを軽く表面に乗せるように筆塗り。
筆返しをせずに、さくっと色を乗せました。
紫をランダムのせ
ゲイレールのボディのところどころに、薄めたパープルをランダムに乗せていきました。
最近は、塗装の際、パープルをどこかに使うことが多いです。
マホガニーをダシとすると、パープルは隠し味って感じですね。
うすめたキャラクターブルーをちょんちょんと乗せてみる
ゲイレールの外装に、うすめたキャラクターブルーをランダムに乗せていきました。
グレーを拭き取っていない塗料皿の上にキャラクターブルーを垂らして薄めたので、なんだか水色っぽい色ですが。
結局何色で塗りたいねん?!って感じではありますが。
ラッカー系塗料でスミ入れ
ゲイレールにスミ入れをしました。
スミ入れにはラッカー系塗料を使いました。
今回のゲイレールは、今のところ、ラッカー系塗料だけで仕上げようと考えています。
エナメルやアクリルやウェザリングマスターを使わずに。
クレオスのミスターカラーのマホガニーとつや消しブラックを混ぜて、薄め液でビショミショにしたものを、面相筆でモールドに流し込んでいます。
少し締まりが出てきたかな?
ラッカー茶色系の色でスミ入れ
ゲイレールへのスミ入れ、さらに続けます。
今度はラッカー系の茶色っぽい色、マホガニーやレッドブラウンなど薄めた色を、汚したい箇所に乗せたり、窪みに流し込んだりしました。
今回はラッカー系だけで塗装を進めていますが、隠ぺい力の弱いラッカーだからこその塗り重ね効果を狙っています。
下地にランダムに塗りたくった青や赤や緑がほんわかと溶けだしてくれて、おいしそうな色彩になってくれています。
ラッカー系の筆塗り塗装にハマっている人は、きっと、こういう予想外の色調の変化に快感を覚えているに違いありません。
自分もその一人。
(・∀・)b
塗装がうまくいかないと、ついついエナメル系やタミヤのウェザリングマスターに逃げてしまいがちですが、極力ラッカー系のみで、様々な表情を出せるようになりたいです。
うすめた明灰白色を全体に乗せてみる
ゲイレールの本体、色々な色をのせて、少し色が暴れた感じなので、落ち着かせるために、薄めた明灰白色にフラットベースを混ぜ、ドボドボに薄めたものを、平筆で全体にさっとひと塗りしてみました。
もう少し色見、落ち着くかと思ったのですが、まだまだですな。
もう少し乾いたら違う色見になるかもしれませんが……。
明灰白色をドライブラシ
ゲイレールのボディ全体に明灰白色でドライブラシをかけました。
クレオスのラッカー系塗料の明灰白色に、フラットベースを混ぜたものを面積の広い平筆に染み込ませ、キッチンペーパーで拭き取ってカサカサになった筆を、軽くゲイレールのボディに擦りつけました。
少し明るくなりましたね。
クリアオレンジ塗り
ゲイレールのボディのいたるところに、アクセントとしてクリアオレンジをペタペタと筆で塗りました。
フラットベースを少ししか混ぜていないので、テカテカしている箇所が多くて失敗……。
乾いたら調整しないと。
フィールドグレーとカーキ乗せ
ゲイレールのいたるところに乗せたクリアオレンジを「ちょっと、やり過ぎたかな~?」「ドギついかな~?」と思われる箇所を修正しました。
フィールドグレーをベヒョブヒョに薄めまくって、「やり過ぎ箇所」の上を面相筆でポンポン叩くようにして修正しました。
さらに、変化とアクセントを求めて、ピショブショに薄まっているフィールドグレーに、カーキを加えて、さらにフラットベースを加え、さらに薄め液を加えて、シャバダバに薄めたものを、面積の広い箇所に置くように塗りました。
もはや緑なんだか白なんだかグレーなんだか、よ~わからない「あなた、いったい何色なんすか?」状態です。
('◇')ゞ
ゲイレールの目(メインカメラ)
メインカメラ?
ゲイレールの顔に、目のようなクリアパーツをはめ込みました。
画像で見ると、オレンジ色っぽいですが、実際のクリアパーツは、もう少し赤っぽい色です。
はめ込む前に、クリアパーツの奥が光って見えるように、目にあたる箇所を銀で塗っています。
あんまり効果なかったですけど……。
下から光をちょこっと当ててみましたが、かえって、てかてかしたプラスティックの質感が強調されてしまっているかのよう。
ま、仕方ないか。
つや消しクリアを吹くかどうか、現在検討中です。
完成!
HGゲイレール、完成しました。
最終的に、ボディ全体に、つや消し白(ラッカー系)で軽くドライブラシをかけ、その後、ところどころにシルバー(ラッカー系)で同様にドライブラシをかけて、完成!ってことに。
ずどどーん!
今回の塗装は、最初から最後まで、すべてラッカー系で通しました。
以前作ったブグは、ラッカーだのアクリルだの水性だのウェザリングマスターだの、あれこれ手を出し過ぎて、結局欲ばったわりには、それほどの効果が出ていませんでした。
それじゃあかん!
そう思って、今回は、「男一匹ラッカー筆塗り!」です。
ベースでいえば、「フェンダープレシション!エフェクターを通さず、アンプにシールド直結!」といういう清々しくも男らしい潔さです。
そう思っているのは私だけかもしれませんが……。
ゲイレールの大きな特徴は、お尻(?)についている大きなホバー。
これ、ミリタリーっぽくてイイですね。
もっとも、ガンプラの場合、ポーズによっては、この「お尻ホバー」の重さのため、後ろにそっくり返ってしまい、自立が難しいこともありますが……。
でも、やっぱりカッコ良い。
このゲイレール、いかついようにも見えるし、か細いようにも見える。
ギャラルホルンの主力機はグレイズですが、その前の主力機だったようです。
ザクに対しての旧ザクね。
あるいは、M4シャーマンに対してのM3スチュアートみたいなものですかね。
自分が操縦するのはイヤだけど(できることなら最新型のほうが良い)、でも見ているぶんには、個人的には旧型のメカのほうに魅力を感じてしまうんですよね。
ガンキャノンのもカイが搭乗していた機体よりも、初期型のほうが良いし、ザクもやっぱり、旧ザクのほうが良い。
そのような好みの人にとっては、ゲイレールはたまらない魅力を放つMSでしょう。
AFVモデラーさんも、アメリカの軽戦車感覚で作ってみよう!
記:2017/01/10