素組み!HGUC シャア専用ゲルググ from 機動戦士ガンダム

      2021/02/11

久々のゲルググ

そういえば、長い間ゲルググを作っていなかった!

最後にゲルググを作ったのは、いや、正確には小学生の弟が買ってきた1/100スケールのゲルググ作りを手伝ったのは、中学生の頃だったな。

その時の1/100スケールのゲルググはたしか700円だったと思います。

肩が動かないため可動範囲が結構狭いゲルググでした。

動かない方から腕がブラーン、ブラーンと垂れていただけのような感じで。

それでも、迫力あるシンプルなボディのラインは、チマチマと様々なカタチの集積体のようなガンダムやザクとは異なる威風堂々とした風格を漂わせていました。

さながらザクをドイツの4号戦車だとすると、ゲルググはキングタイガーのように見えたものです。

以来、派生機(後継機?)のガルバルディβは作ったものの、正真正銘ゲルググそのものはついぞ作らないまま幾歳月が経ってしまいました。

近日中に、ガルバルディβのHGが発売されるので、その前にゲルググを作っておこうと思い立ち、シャア専用ゲルググを購入。

この上から目線でビームライフルを構えるポーズが大迫力!

さっそく作り始めます!

箱の中

HGUCシャア専用ゲルググの箱の中。

取説(取り扱い説明書/設計図)と3枚のランナーがはいった袋です。

ちょい古いキットだね~と思わせるのが、少々黄ばんで経年劣化で良い感じに柔らかくなったビニール袋と、少々色褪せた取説(取り扱い説明書/設計図)。

でも、プラスチックそのものは劣化しないので、全然関係ないのだ。

ランナーほか

袋を破いて中から取り出したランナー、シール、ポリキャップを並べてみました。

むむっ、なんだか成形色もモールドも心なしか眠たい感じ。

昔のキットだから仕方ないんですが、最近のガンプラに慣れた目からしてみると、いかんせんシャープさに欠けたモッサリ感がつきまといます。

しかも、ABS樹脂のランナーもあるぞ。

ABS樹脂って塗装の際に注意しないと、パッキーン!と割ってしまうんですよね。

ま、今のところは塗らずに素組みでいくつもりなのでその心配は無用なんだけど。

さらに、私の場合は、スチロール樹脂のパーツでも、平気でパキンッ!と割ってしまうデストロイヤーですから。

それもエナメル系ではなく、ラッカー系の塗料でもスチロール樹脂のパーツをペキペキッ!と割ってしまうゴジラも真っ青なオキシゲン・デストロイヤーみたいなヤツですから。

そんなヤツが「わ~、ABS樹脂だ~!」なんて騒ぐほうが、ちゃんちゃらおかしいわけで。

細かなことは気にせず、豪快にモリモリと作っていきたいと思います。

Aランナー

Aランナーです。

サーフィンシールドのオレンジが鮮やかですが、ビーム薙刀の透明パーツは、クリアさがあまりなく濁った感じです。

でも、グミのレモン味のような質感なので悪くはないですね。

Bランナー

B1ランナーとB2ランナーを並べて撮影。

左手の平が目につきますね。

こういう表情のある手のパーツがついているのは嬉しいですね。

Cランナー

おいしそうな深みのあるワインカラーのCランナーです。

思ったよりもパーツの数が少ないなと思ったら、そうですね、そういえば、濃い赤のパーツはボディのみに集中していて、あとはピンクが基調の機体だったんだ、ゲルググは。

ま、シャア専用ザクと同じ配色ではありますが、もっと他にも赤い箇所なかったけな?と一瞬思ってしまいます。

Dランナー

ABS樹脂のDランナーです。

関節やバーニア類のパーツを中心に構成されていますが、ビームライフルも。

せめてビームライフルは普通のスチロール樹脂のランナーに組み込むことは出来なかったのでしょうか。

ま、今のところ改造予定はないからイイんですけど……。

ポリキャップとシール

ポリキャップとシールです。

シールはモノアイ用2種。

ポリキャップは予想以上に個数が多いですね。

取説(取り扱い説明書/設計図)

取説(取り扱い説明書/設計図)です。

4色面。

1色面。

再び4色面。

電燈の光が反射しないよう、照明暗めにして撮影したのですが、暗すぎてよくわからない画像になつちまいました。

調色レシピ

今回は素組みで作っちゃうつもりなので、塗装をする予定はありませんが、もし途中で塗装をしたくなった時のための、調色レシピをメモメモ。

●本体等
ホワイト:50%
レッド:25%
イエロー:25%

●胸部等
レッド:90%
ホワイト:5%
ブルー:2.5%
ブラック:2.5%

●シールド裏等
ニュートラルグレー:60%
ミディアムグレー:25%
ホワイト:10%
レッド:5%

●つま先等
ミッドナイトブルー:100%

●シールドふち等
イエロー:60%
ホワイト:30%
オレンジ:10%

●シールド中央等
ブルー:60%
ホワイト:20%
レッド:10%
ブラック:10%

●コクピットハッチ等
ピンク:100%

●ビームライフル
ミディアムブルー:50%
ニュートラルグレー:40%
ジャーマングレー:10%

胸部の配合比率「2.5%」といった微妙な数字どおりにレシピを守って調色するモデラーも、きっといるんだろうなぁ。
私には絶対無理だけど(再現できる自信ないし)。

ボディの組み立て

ボディを組み立てました。

胸部に接続された腹部、けっこう動くんですよね。

ゆら。

ゆら。

引っ込み。

塗装する場合は、塗り残しに気をつけなければ。

頭部の組み立て

頭部を組み立てました。

上から見下ろすと、ふくれっ面の不機嫌顔ですね。

ボディと合体。

まだ肩がないのに、もう肩が見えるのは、それだけゲルググの肩のカタチが印象的なのでしょう。

腰部の組み立て

腰部を組み立てました。

下から見ると微妙にハート型。

上半身とドッキング!

うむ、力強そうなフォルムがカッコ良いではないですか!

脚部の組み立て

脚部を組み立てました。

ふくらはぎ裏側のスラスターユニットも簡素な作りながらキチンとついています。
そして、けっこう色々な角度をつけられるのも嬉しいですね。

腰の内側のスラスターも同様ですが、完成後は、あまり目立たない部位ではありますが、チラリと見えるからこそカッコいいんですよね、こういうのは。

腰部に装着!

胴体ご合体すると、ドムほどではないけれども、ふくらはぎ部分はかなり大きく広いことがわかりますね。

足先の組み立て

足先を組み立てました。

コードをつけたら、昔のPCのマウスみたいですな。

脚部に接続しました。

お尻の部分からチラリと見える噴射口ユニットがなかなかいい感じですね。

肩の組み立て

ゲルググの肩を作りました。

継ぎ目は後ほど消すつもりなので、タミヤセメントで接着しています。

ボディに装着すると、いよいよゲルググらしくなってきました。

腕がないと、肩のトンガリが目立つ。
いや、なくても目立つか。

腕の組み立て

腕を組み立てました。

シンプルかつ大胆なフォルム。

力強いゲルググらしい腕です。

これを見ちゃうと、最近の多くのガンプラの二の腕の小ささを実感してしまいます。
(どちらが良い、悪いの問題ではありませんが……)

ボディに装着!

う~む、強そう!

ゲルググの手

ゲルググの手は全部で4つ。

左右それぞれ2つずつのバリエーションがあります。

嬉しいことに左手はパーがある。

これがあるだけで表情がだいぶ豊かになるんですよね。

装着。

これで本体完成なのだ。

シールドの組み立て

ゲルググのイメージを決定づけるアイテムは、なんといってもビーム薙刀と大きな盾。

サーフボードのような大きな盾を組み立てました。

黄色の縁取りが鮮やかです。

裏側も全面黄色一色。

腕に装着させてみました。

充分に広い防御範囲をカバーしていると思います。

背中に装着!

ドラマ『anone』で、スケボーを背負った広瀬すずを思い出しますな。

参考記事:『anone(あのね)』観ながらメモ

ただ、正面から見ると、盾の裏側の黄色が目立つ……。

塗装をする場合は、この盾の裏は目立たないグレーなどの色で塗っておくべきでしょうね。

ビーム薙刀

ビーム薙刀です。

透明度の低いイエローパーツですが、持たせてみると案外これくらいが丁度良いのかも。

武芸の達人っぽいルックスですね。

このビーム薙刀、有効に使えば効力を発揮するのでそうが、持つ角度に気を付けないと、自分自身を溶かしてしまいそうなので注意が必要そうですね。

ほら、もう既に左手に当たっているし。

クリアパーツを取り外した柄は、背中に収納することが出来ます。

そう、ゲルググってバックパックがないんですよね。

最近のMSに見慣れていると、背中がツルリンなのは珍しく感じます。

もっとも、シールドを背負えば背中のボリュームは満点以上になるのですが。

その背中のシールドの裏にも柄を取り付けることが出来ます。

どちらに取り付けるか迷うところですが、飾る時は背中に取り付けようかと考えています。

完成!

シャア専用ゲルググ、完成しました。

うーむ、力強いその雄姿!

素組みでも十分見栄えがします。

後姿もカッコいい。

パーツ数も少なく、簡単サクッと組み立て可能!

素晴らしいキットです。
おすすめ!

さて、一息ついたら、この素組みの完成体をアナベル・ガトー風に塗装してみようかと思っています。

塗装記事は⇒こちら♪

記:2018/06/07

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