素組み!HGBDジムIIIビームマスター from ガンダムビルドダイバーズ

      2021/02/06

ジムビーム、作ります!

ガンダムビルドダイバーズのメインキャラ、いや、メインMS(モビルスーツ)のひとつ、ジムIIIビームマスター、個人的に勝手に略してジムビームを作ります。

ジムビームの箱です。

最強!という形容にはほ遠いかもしれませんが、手堅く強そうなその出で立ち。

今後も番組での活躍が期待できそうですね。

ところで、この機体はジムIIIをベースに改造されています。

HGUC 1/144 RGM-86R ジムIII (機動戦士ガンダムZZ)

ジムIIIのガンプラが発売された時は、「う~む、カッチョ悪ぃ~」と思ったものです。

配色もヤボったいですし、なにより、そのデップリした体型が、ね。

ダブルゼータに登場したジムってこんな感じだったっけ?と頭の中が「?」だらけになった記憶があります。

作品の時系列は逆になりますが、クロニクル的な視点で考えれば、これより前の時代に活躍していたジムクゥエルや、ジムカスタム、ジムコマンドに比べると、明らかに「退化」なんじゃないかと思ったものです。

HGUC 1/144 RGM-79Q ジム・クゥエル (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
HGUC 1/144 RGM-79N ジムカスタム (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
MG 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 ジム・コマンド(コロニー戦仕様) 1/100スケール

しかし、『ビルドダイバーズ』のユッキー君が、「退化」という認識を、カッコ良い改造で改めてくれそうです。

ガンキャノンのように少し太めの体型はジムIIIそのものですが、ベースとなるジムIIIのフォルムを残しつつも、強そうかつカッコ良いさげなフォルムと配色に変更してくれています。

これに装備されている武器セットも発売されているとおり、武装もかなり充実しています。

最近はガンダム系のMSばかり作っていたので、久々に作るジムは新鮮に感じます。

まずは早く完成したカタチを見てみたいので、とりあえずは素組みで一気に完成させてしまいたいと思います。

箱の中

ビームマスターの箱の中にはいっていたものを取り出しました。

取説(取り扱い説明書/設計図)と、ランナーなどのはいった袋が5枚。

HGにしては少し多めな分量ですね。

バキバキ作っていきたいと思います。

ランナーなど

ビームマスターの部品を並べてみました。

ランナーの枚数は、MG(マスターグレード)ほどではありませんが、多めですね。

オレンジ色のランナーの色、思っていたよりも、ちょと薄いというかプラプラ感(いかにもプラスチックな感じ)が漂っていますね。

つや消しトップコートのプレミアムを吹けば、もう少し深みのある色合いが出てきそうですが、とりあえず早く完成したジムビームを見てみたいので、組み立てる前にランナーにトップコートを吹くこともあるのですが、今回はいきなりニッパーでパーツを切り離してどんどん組み立てていこうと思います。

色のブレンド

今回の制作においては塗装はせずに素組みでいこうと思っていますが、塗装をする際の塗料の調合は取説(取り扱い説明書/設計図)によると、以下の通りです。

・本体等オレンジ部
 ホワイト:40%
 オレンジイエロー:30%
 オレンジ:20%
 グレー:10%

・本体等ホワイト部
 ホワイト:100%
 ネイビーブルー:少量

・本体等ライトグレー部
 ホワイト:65%
 ココアブラウン:20%
 ミッドナイトブルー:10%
 シャインレッド:5%

・本体等イエロー部
 ホワイト:50%
 イエロー:30%
 オレンジイエロー:20%

・本体等グレー部
 グレー:85%
 ブラック:15%

・センサー等グリーン部
 下地にシルバー:100%
  +
 クリアグリーン:60%
 クリアブルー:40%

胸部や足先の茶色っぽい色が、ビームマスターのツボだと思うのですが、茶色ではなく、「本体等グレー部」という言葉で表現されていますね。

グレーというよりは茶色に見えるのですが、ココアブラウンにミッドナイトブルー、それにシャインレッドという通常では思いつかない意外な色の組み合わせで出来ている色なんですね。

Aランナー

Aランナーです。

ジムIIIのキットからの流用で多色成形のランナーですね。

オレンジにイエローにクリアパーツに、茶色っぽいグレー。
ビームマスターの特徴が凝縮されているかのようなランナーだと思います。

Bランナー

Bランナーです。

このランナーもジムIIIからの流用となっています。

ホワイト。

オレンジと茶色っぽいグレーのイメージが強いジムIIIビームマスターゆえに、あれ?白いところってあったっけ?って感じではありますが、なるほど、よく見ると、ヒザやミサイルポッドの先っちょが白ですね。

黄色系とグレー系が多くの面積を占める機体ゆえ、白は思わぬ良いアクセントになってくれることを期待して作っていきたいと思います。

Cランナー

こちらもジムIIIのキットからの流用されたC1、C2ランナーです。

関節系のパーツが多いですね。

このような濃い色は、パーツをニッパーで切り取ると白化しやすいので、気を付けて切り取りたいと思います。

Dランナー

Dランナーです。

再びオレンジ色のランナーです。
このランナーもジムIIIからの流用ランナーです。

全然関係ないのですが、このオレンジ色のランナーを見ていたら、小さい頃に作ったサンダーバード4号のプラモを思い出しました。

本当はサンダーバード4号は、こんなに濃いオレンジ色ではないのですが、私の記憶が変化していなければ、これぐらい濃い成型色だったような気がします。

あれ?もしかしてジェットモグラと勘違いしているのかな?

まあいいや。

今も昔も大好きです。サンダーバードは。

Eランナー

ビームマスターのE1、E2ランナーです。

このランナーは、このキットオリジナルのランナーで、脚部や、腰に装着するパーツなどで構成されていますね。

オレンジがまぶしい!

Fランナー

ジムIIIビームマスターのFランナーです。

あれれ?まだ白いところあったっけ?って感じですが、取説を見ると、なるほど、あそこにここもそういえば白ね!って感じでした。

このランナーもビームマスターのオリジナルのランナーです。

Gランナー

ビームマスターオリジナルのG1、G2ランナーです。

クリアパーツにホワイトパーツ。

小さなランナーなので、なくさないように気を付けないと。

H1ランナー

H1ランナーです。

手前の中央よりやや左の空白、そうパーツがついていない謎のスペースが妙に気になります。

ちなみに、このランナーは、チェンジリングライフルからの流用となっています。

というより、このキットから流用されたランナーがチェンジリングライフルのキットに梱包されているのでしょうね。

>>ジムIIIビームマスターのチェンジリングライフル が発売されているやんけ!

クリアパーツ、ポリキャップ、シール

クリアパーツ、ポリキャップ、シールです。

クリアパーツはビームサーベルのビーム部分ですが、予想以上に短いですね。

最近だと局地型ガンダムなど、長すぎるくらいのビームサーベルに慣れてしまっているので、これぐらいの短さは、新鮮に感じます。

ポリキャップは数多めですね。

最近だとバーザムやリバイブガンダムなど、ポリキャップが少な目のキットに慣れてしまっているので、これぐらい数があると、新鮮に感じます。

もっとも、このパーツは、シールド同様にジムIIIの流用パーツのようなもので、ビームマスターには不要のものと思われます(一応、取説にはビームサーベルの組み立てイラストは掲載されていますが、サーベルの柄の収納場所の指示がありませんから)。

取説(取り扱い説明書/設計図)

ジムIIIビームマスターの取説(取り扱い説明書/設計図)です。

4色刷り面。

1色刷り面。

4色刷り面。

胸部と腹部の組み立て

ビームマスターの胸部と腹部を組み立てました。

ハッチの箇所が白だなんて、なかなかユニークな配色ですね。

右胸のセンサー部のグリーンはシール、首回りのグレーもシールでの再現となっています。

後ろから見たところ。

茶色っぽいグレーと黄色とオレンジ。

この配色を見ただけでも、ユッキーくんはユニークなセンスの持ち主だということが分かります。

頭部の組み立て

ジムIIIビームマスターの頭部を組み立てました。

額、頭部上、後頭部のエメラルドグリーンのセンサーのシールを貼る作業、シールが小さくて苦労した~。

もはや、この顔、ジムではなくて、快傑ズバットというか、恐竜戦隊コセイドンのコセイダーというか、ダンガードAを操縦しているときの一文字タクマのようですな。

胸部とドッキング!

複雑な形状の顔に比べるて、ジムIIIそのもののボディはなんだか単調で大雑把なデザインに見えてしまいます。

腰部の組み立て

腰部を組み立てました。

上半身とドッキング!

合体させると分かるのですが、腰まわり、けっこうデカいです。

バックパックの組み立て

ジムIIIビームマスターのバックパックを組み立てました。

背中に装着したら、こんな感じになりました。

わりかしシンプル、すっきりした感じです。

脚部の組み立て

脚部を一気に組立ててしまいました。

可動範囲はそれほど広くありませんが、なかなかのボリュームです。

腰部ユニットに装着!

後ろから見たらこんな感じ。

光加減によって濃いオレンジになったり、黄色っぽくなったりと。

なるほど、サンダーバード4号!

腕の組み立て

ビームマスターの腕を組み立てました。

手首関節が滅茶苦茶ゆるく、ポロリポロリの連続です。

これって個体差なのかな?

それはともかく腕を胴体にドッキング!

なかなか立派な本体が完成しました。

ビームライフル(ビームガン?)

ビームライフルを組み立てました。

大きさ的にライフル?
それともビームガン?

なんだかライフルと銃を足して2で割ったくらいの大きさですね。
自動小銃クラスの大きさなのかな?

どちらでもいいけど、とりあえず持って構えてもらいました。

なかなか頼もしい感じではあるのですが、手首のポロりんが困ったことに多発中……。

大型ミサイルランチャーの組み立て

大型ミサイルランチャーを組み立てました。

モモの側面に取り付けました。

これもポロリポロリと取れて大変です。

もう少し保持力あればいいんですけどね。

バスターバインダーの組み立て

バスターバインダーを組み立てました。

チェンジリングライフルと合体させることで大威力のフュージョンビームを出すことができるそうですが、ライフルと合体させなくても、先っちょからは、弱い威力のビーム散弾をばらまくフラッシュビームを放射することが出来るそうです。

後ろの白いパーツはなんなんでしょうかね。
銃剣のようにもなるんですかな。

腰の両脇に装着!

脚にはミサイルランチャー、腰にはバスターバインダーと、なかなか重装備になってきました。

チェンジリングライフル

チェンジリングライフルを組み立てました。

両手で持ってもらいました。

チェンジリングライフルとバスターバインダーを合体!

これにより、「中距離範囲を攻撃する最大威力のフューヨンビームを撃てるようになる(取説/取り扱い説明書より)」そうです。

片手で持ってもらいました。

「これから戦いに行ってきます」な雰囲気が出ていますね。

完成!

ジムIIIビームマスター、完成しました。

撮影した画像を見ると、ボリューム感のある重武装とオレンジ色がカッコ良いMSに見えるのですが、正直、部品のポロリ、ポロリのポロッポーの激しいキットでもありました。

特に手首やミサイルランチャーの先端、大型ミサイルランチャーなど、ポージングをさせるたびにポロリ

個体差なのかもしれませんが、そもそもベースとなるジムIIIの「金型クオリティ」がポロッポ~なユルユルなパーツを多数含むものなのかもしれません。

ま、ユルユル関節の場合は、ジョイント部にマスキングゾルを塗るなどの「技」もあるにはあるのですが、出来れば新商品として発売する以上は、もう少し各パーツごとのジョイント具合を見直して欲しかったかなと思う次第であります。

後姿。

光加減によって、ずいぶん表情が変わるなぁ、オレンジ色は。

この「上から目線撮影」のジムビームも同じく。

ボリューム感のあるボディと安定感のある頼もしいルックスなだけに、パーツのポロリが非常に惜しまれるキットでした。ジムIIIビームマスターは。

初心者よりも、固定ポーズや改造or改修に燃える中級者向けのガンプラといえましょう。
初心者で『ビルドダイバーズ』でガンプラに興味を持った方は、今のところビルドダイバーズのガンプラは、マグナム、ダブルオーダイバー、ビームマスターと3点しか発売されていませんが、だんぜんダブルオーダイバーをオススメします。

>>素組み!HGBDガンダムダブルオーダイバー from ガンダムビルドダイバーズ

お値段安い上に、少ないパーツで複雑な形状を巧みに再現しています。
ニッパーひとつあれば、1~2時間でさくっと完成させられるだけのお手軽設計。

しかし、どの角度から見てもカッコいい上に、今回のビームマスターのような「関節ぽろっぽ~」もありませんから。

もしかしたら、パーツの保持力が弱いのは個体差によるもので、たまたま私が作ったキットがそうであったということを祈るばかりでありますが、手首の関節のユルさだけでもなんとかして欲しかったと思います。

~つづく

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