MGジム改制作記/RGM-79C ジム改 (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
久々のMG
なんだか最近はHG(ハイグレード)ばかり作っていたので、MG(マスターグレード)もたまには作りたくなってきました。
また、なんだか最近はジオン系のMS(モビルスーツ)、それもザクばかり作っていたような気がするので、連邦系のMSも作らなきゃと思い、ジムを選びました。
ジムもいいけど、今回はジム改。
ヨドバシカメラでは、Amazonよりも安値がついていました。
たしか、その時のAmazonの価格は、¥2,490だった気が。
ほんのちょっとですが、安い!
これは買うっきゃない! 作るっきゃないっしょ!たまにはMG!と思い、さっそく購入しました。
ジム箱
MGのジム改は、パッケージアートが渋いんですよね。
胸部がオレンジのジムって弱そうなんですが、青になったとたん、なんだか強そうに見える。
不思議ですね。
箱の側面を見ると、なんだかいっぱい武装がついていますね。
ジムといえば、スプレーガンのイメージが強い。
しかし、スプレーガンって威力なさそうだし、これを持っているジムの姿はとっても弱そう。
だからこそ弱そうで「ジムしている」感じがツボなんですが、ジム改の顔は、丸顔ジムよりもだいぶ角ばっていて強そうに見えます。
なので、完成後にディスプレイする際はスプレーガンよりもビームライフルのほうがいいのかな、なんて思ったりもして。
それに、スプレーガンは腰部にマウントできるみたいですからね。
ちなみに、ビームライフルの予備部品もお尻のところに装備できるようになっているようです。
なかなか凝っています。
さてさて、それでは部品のチェックにはいります。
箱の中
ジム改の箱の中です。
ランナー、パーツ類がはいった袋が5枚。
適度、かつMGとしては標準的なボリュームだと思います。
ビニール袋をやぶいて、パーツの中身を取り出し、並べると、こんな感じ。
分かりやすいパーツ分割。
これなら、さくさくと作っていけそうです。
Aランナー
ガンプラに多い、Aランナーの多色成形。
このジム改も例に漏れず、です。
Bランナー
Bランナーは内部フレーム(通称:中の人)を構成するグレーのパーツ中心ですね。
Cランナー
HGばかり作っていた身としては、久々に拝むMGの顔とシールドのパーツのデカさには、軽いカルチャーショックすら感じます。
しかし、盾デカいなぁ。
Dランナー
Dランナーも「中の人」パーツ中心ですね。
Eランナー
武器類パーツが中心に構成されているEランナーです。
この薄いグレーの薄さっぷりが個人的にはツボ。
取説(取り扱い説明書/設計図)によると、このグレーの塗料の配合比率は、「ニュートラルグレー70%+ミディアムブルー15%+ブラック10%+モンザレッド5%」とのこと。
なんだ、ニュートラルグレー一色で済まそうと思っていたら、結構たくさんの塗料を混ぜて作らなきゃいけないんですね、設定どおりに塗ろうとしたら。
Fランナー
脚部のパーツが目を惹くFランナー。
個人的には、ガンダムやジムのチャームポイントは、脚部のふくらはぎだと思っているのですが、なかなかのふくらはぎの微妙な盛り上がりと曲線がおいしそうです。
Gランナー
脚部や腕部の外装中心のパーツで構成されていますね。
よく見ると成形色の白というか、黄色っぽいクリーム色は、なかなかそそる色かもしれない。
取説(取り扱い説明書/設計図)に記されている塗料の調合レシピは、「セールカラー75%+ホワイト25%」とのこと。
そうか、ジム改のメインボディカラーは、白というよりはセールカラーなんだな。
その他
ポリキャップ、シール、そしてビームサーベルのビーム部のエフェクトパーツです。
けっこうシールの種類、多いですね。
たぶん貼らんと思けど……。
シールドの下塗り
大き目パーツはさっさとランナーから切り出しておくと、後々気持ち的にラクなんですよね。
このキットで、もっとも大きなパーツはシールド。
なので、シールドのパーツを切り出し、マホガニーのサーフェイサーを吹き付けました。
サフが乾いたら、タミヤのアクリル塗料のハルレッドを筆で下塗り。
それが乾いたら、今度は赤いパーツにはレッドブラウンとフラットレッドを混ぜた色をスポンジでぽんぽんと叩きつけ、白い箇所は、ダークグレー⇒明灰白色⇒ホワイトという順番で、スポンジでぽんぽんと叩きつけていきました。
なんだか棺桶みたいですな。
さらに、赤い箇所をフラットレッドで軽くスポンジで叩いて乗せ、裏側の下部にある2つのライフルの弾倉のモールドをニュートラルグレーを筆塗しました。
裏側の白、奥まったところに白が乗っていない箇所が多いため、かなり汚い感じなので、さらにフラットホワイトでスポンジぽんぽん。
それでも、まだ汚いですが……。
そして、裏表を張り合わせて完成。
ちなみに、このキットは、シールド上部の長方形の覗き隙間にはクリアパーツを挟む設計になっています。
画像では分かりにくいかもしれませんが、組み立ての際には透明板を挟み込んでいます。
アームに装着するシールド支えパーツを差し込んだ裏側です。
相変わらず汚いですが、スミ入れもドライブラシもせずに、スポンジぽんぽんするだけで、それと同様の効果が得られるので、手数が減ってお気楽、お気楽、らくちん、らくちんです。
綺麗に塗って汚くするという発想の逆で、汚い状態から徐々に綺麗にしていく方法なので、「まだ汚い!」と思えば、さらに白のスポンジぽんぽんを重ねれば良いわけです。
さて、盾はいったん完成ということで。
中の人
中の人を作りました。
前腕のフレームはないんですね。
後姿。
なんだか平べったくてボリューム感があまりありませんね。
外装を被せてしまえば、フレームはほとんど見えないのですが、とりあえず影になりやすい色を軽く載せておきましょう。
マホガニー色のサーフェイサーを軽くシュッと吹きました。
手首と前腕も一緒に下塗りしました。
さらにサフが乾いたら、アクリル塗料のニュートラルグレーで軽くスポンジぽんぽん。
フレームの塗装に関してはこの程度で良いかな、と。
ジム顔
ジムの顔のバイザーはクリアパーツなのですが、そんなの関係ね~とばかりにサフで塗りつぶしちゃっています。
乾いたら、アクリル塗料のダークグレー、明灰白色、フラットホワイトの順番で、スポンジぽんぽんです。
バイザーの箇所は、フラットアルミを筆で塗っておきます。
青い部位の塗装
青の部位も塗装します。
サフが乾いたら、アクリル塗料のシーブルー、フィールドブルー、フラットブルーの順でスポンジを叩きつけました。
足の裏のスラスターの箇所は、メタリックグレーをドライブラシし、中央には薄めたクリアレッドを垂らしました。
その他のパーツを塗装
胸部のインテークを塗装。
これはオレンジをスポンジぽんぽんした後に、フラットイエローをスポンジしました。
次に、バックパックのフレーム。
これは、ハルレッドの上にダークグレーをスポンジぽんぽん。
なんだか海底に沈んで何十年もの時が経過した軍艦のようなボロさになってしまいました。
ボディの外装を取り付け
あらかじめ切り出し、塗装をしたボディの外装パーツを取り付けてみました。
塗装中の頭部も乗っけてみると、こんな感じ。
おお、なんだかジムジムしてきましたね。
白い外装の取り付け
ジム改の外装、白い部分は、ダークグレー、明快白色、フラットホワイトの順番にスポンジ叩きつけ塗装をしています。
乾いたら、いよいよ取り付けです。
まずは、太ももの外装です。
次いで、二の腕や残りの足のフレームを一気に。
ニュートラルグレーでスポンジしたバックパックの外装を取り付けた後姿。
ビームサーベルの柄もランドセルに挿してみました。
後姿。
4基のバーニア(スラスター)の内部は、クリアレッドを筆塗りしています。
白の面積が増えれば増えるほど、どんどんマイルドというか無骨さが薄れ、ジムっぽくなっていくような感じがします。
武器の組み立て、塗装
スプレーガンとライフルを組み立て、塗装をしました。
両手で持ってもらったところです。
やっぱり銃身の短いスプレーガンがジムっぽくて良いですね。
対するライフルは、なかなかカッコいい。
これを握らせるだけで、1.5倍強そうに見えます。
お尻のところには、ライフルのスペアパーツを装備することが出来ます。
引いて見てみると、なかなか背中はメカメカしていますね。
スプレーガンは、腰のサイドに装着することが出来ます。
せっかく強そうなジムなので、主力兵装はライフルのほうにして、スプレーガンはスペアとして腰に装着した状態にしようかと考えています。
ジム頭・バイザー緑塗り
ジムの頭部のバイザーですが、フラットアルミで下塗りをしておいた上に、クリアグリーンを塗りました。
下地の銀が透けて見えるように、水で薄めたクリアグリーンを筆でサッとひと塗り。
頭部をボディにくっつけてみました。
後姿。
背中のごちゃごちゃ感がたまらんですな。
足回りの汚し
足先を中心にクリアオレンジをスポンジでぽんぽん。
乾いたらオレンジオレンジし過ぎているところを中心に、再びフラットホワイトでスポンジでぽんぽんしました。
キレイ過ぎず、汚れ過ぎずという微妙な状態になりました。
完成!
タミヤ・アクリル塗料のフラットアルミやガンメタルでエッジの箇所を中心にドライブラシをし、最後にタミヤのウェザリングマスターを全体に塗って、ジム改、完成です。
後姿。
らいだ~Joe氏じゃないけど、うーん、やっぱMSは後姿が萌えますわ~。
赤やオレンジよりも、青のほうが1割増しで強そうに見える?
こんなテイストでバイファムも作ってみたくなりました。
主に使用したウェザリングマスターは、オイルとアカサビです。
頑張れジム改!
パーツ数も少ないためサクサクと作れるうえに、脚長でスタイル良しのハンサムジム君でした。
お値段もMGの中では安めでお得。
しかも、ジムだから(?)、多少失敗しても、そんなに心が痛まない(?!)。
メリットだらけの嬉しいガンプラでした。
記:2018/12/29