ジム・キャノンII制作記/HGUC 1/144 RGC-83(機動戦士ガンダム0083)
2021/02/11
量産型ガンキャノンになんだか似てるゾ
量産型ガンキャノンを作ったら、ジムキャノンも作ってみたくなりました。
なんか似ているんですよね。
両肩にキャノン砲が装備されたデブい体型が。
そして顔の口もとにガッシリと太いパイプがあるところなど、デザイン的な共通点が多いと感じます。
ガンキャノンとジムキヤノンの差って一体なんなの?って思ってしまうほど共通点を感じるデザインではあるのですが、ジムキャノンIIがデブい体型なのは、チョバムアーマーの装甲ゆえなんですね。
そう、チョバムアーマーとは、ガンダム・アレックスが着ていたアレです。
なので、グリーンの装甲を外せばおそらく細心でスリムなジムのボディが出てくるというわけでなのです。
しかし、市販されているHGUCのジムキヤノンIIは、チョバムアーマーの着脱は出来ないようで、最初からチョバムアーマーが装備されている状態で組み立て⇒完成するキットになっています。
しかし、それでも良いではないか、今の自分は、なぜかもう一体、デブいキヤノン砲装備のMSを作りたいんだと自分に言い聞かせ、買ってきました、ジムキヤノンIIのキット(1/144)。
お値段お安め、されどボリューム感ありそうな感じ。
箱の中
HGUCジムキャノンのキットの中身です。
ランナーなどのパーツ類が梱包されたビニール袋が3枚、そして取説(取り扱い説明書/設計図)がはいっています。
ビニール袋を破り捨てて、中身を取り出して並べると、こんな感じ。
ランナーが5枚にビームサーベルのエフェクトパーツのランナーにポリキャップ、そしてシール。
HGでは標準的な部品量ですね。
効率よく組み立てを進めればさくさくと作れてしまえそうです。
しかし、今回は、いつものように素組みをしてから塗装という段取りではなく、塗りながら作っていくつもりです。
それでは、各パーツをチェックしていきましょう。
Aランナー
ガンプラは、Aランナーに多色成形なことが多いのですが、このガンキャノンIIも例に漏れずといった感じですね。
Bランナー
地味渋グレーな成形食のBランナーです。
Cランナー
ミリタリー色漂うグリーンのパーツを集積したCランナーです。
このランナーの面白いところは、タグに4つの穴が空いていること。
最初は何の穴なのかと思ったのですが、手首をホールドするための穴のようですね。
個人的にはおそらく使用しないとは思うけど、磐梯山も色々とユーザーのことを考えて試行錯誤を繰り返しているのだということが垣間見れます。
Dランナー
地味渋グレーのDランナーです。
エフェクトパーツと手首パーツのランナー
ビームサーベルのエフェクトパーツと、手首のパーツのランナーです。
ビームサーベルのビームの長さは短め。
手はパーの状態と握った状態とライフルを持った時の人差し指が出ているバージョンとありますが、予想以上に手、小さいですね。
手の平側のモールドは細かくてイイ感じではありますが。
シールとポリキャップ
シールとポリキャップです。
おヘソのところのV字マークはシールでの再現のようですね。
ま、ここはドライブラシで表現しようと考えていますが。
以上が、ジムキヤノンIIを構成するパーツとなります。
ではでは、早速制作作っていきましょう。
素組み完成
録画が大量に溜まっていたドラマを見ながら、手を動かしていたら、いつの間にかすべてのパーツを切り出し、組み立てが完成してしまいました。
この状態でサフ吹きをします。
マホガニー、ブラック、オキサイドレッドの順に、プラスチックの地肌が見えているところをめがけて、サーフェイサーを吹き付けました。
そして、乾いたら即効で、ハルレッド(タミヤ・アクリル)を筆塗り。
これも録画していたドラマを見ているうちに、あっという間に塗り終えてしまいました。
これで下塗り完了です。
各パーツを塗装
大まかに分けると、このジムキャノンIIは、緑色のブロックと白グレーのブロックと分かれています。
ですので、緑パートと、白グレーパートに分けて、スポンジでぽんぽんと塗料を乗せていく塗装法(スポぽん塗装)をほどこしました。
グリーンのブロックはディープグリーンで。
グレーパートは、オーシャングレーで。
その他のパーツは、ジャーマングレーやダークグレーで。
それぞれの部位をタミヤのアクリル塗料をスポンジにしみこませてポンポンと叩きつけました。
使用した色は、ディープグリーン、オーシャングレイ2、ジャーマングレイ、ダークグレーなどです。
そして、何度か作業を繰り返し、塗り重ねていき各パーツの基本塗装が完了しました。
あとは組み立てて、ウェザリングをかけるだけです。
あっという間に、ほぼ完成
各パーツの塗装をアクリル塗料筆塗りでし、Mr.ウェザリングカラーのバイオレットで軽くフィルタリングをかけた後に組み立て。
あらら、あっという間に、ほぼ完成してしまいました。
チョバムアーマーを着ているということもあり、なかなかゴツいですね。
後姿はこんな感じ。
デブいタイプにシャープなイメージのシールド、このギャップが良いですね。
もっとも、この時代(『0083』の時代)の連邦軍のシールドは共通して、こういうカタチなんですけどね。
同じゴッツいキャノンタイプのMSということで、量産型のガンキャノンと並べてみました。
うーむ、ガンキャノンの顔、デカし。
いや、ジムキャノンIIの顔が小さ過ぎるのか。
こうして並べてみると、ジムキャノンIIは逆三角形っぽくてスタイリッシュなボディバランスですね。
完成!
ボディの各エッジに軽くフラットアルミでドライブラシをかけてジムキャノンII、完成しました!
後姿。
ディープグリーンが鮮やか。
爬虫類のような緑ですね。
グレーをスポンジぽんぽん、下塗りをしたハルレッドの塗り残しが効いています。
シールドのグレーの箇所にも微妙な塗り残しが。
今回は、スポぽん塗装(スポンジぽんぽん塗装)の実験として、比較的さくさく駆け足で作ってしまいましたが、必要最低限な箇所は筆を使うにしても、ほとんどの箇所はスポンジで塗装が可能だということが分かりました。
次の作品も全面的にスポンジをメインで塗装していこうかと思います。
記:2018/12/02
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