HGUCゴッグ制作レポート
2021/01/31
ゴッグを忘れてた!
先日ゾックを作りました。
参考:素組み!HGUCゾック・デカいぞゾック!from 機動戦士ガンダム
アッガイも2個作ってるし、ズゴックも3つぐらい過去に作っている。
あと、ハイゴッグもヘンな色で作っているし、これらを並べればジオン水泳部ごっこが出来るなと思ったら……。
しまった、ゴッグを忘れていた!
ゴッグはその昔、昔むかしの大昔、HGUCではない1/144のキットを2度作ったことがあったんだけど、HGUCのバージョンは作ってなかったことに気が付きました。
たしか400円くらいの廉価で購入できた昔のゴッグは、肩が動かず、プラスチックの素材もけっこう柔々で、強く持つとパキンと割れてしまったんですよね。
モノアイも立体的で、円形の部分が盛り上がっていて、腕が引っ込んで巡行形態にはならないという、今考えれば、かなり「ダメじゃん」だらけの要素ばかりだったんですが、それでも慢性的ガンプラ不足が続いていたガンプラブームの時代は、ゴッグが手にはいっただけでも飛び上がって喜んだものです。
しかし、大昔作ったゴッグもいつの間にやらどこかにいってしまい、今手元にはありません。
あ、思い出した。
某駅ビル内のおもちゃ屋のプラモコンテストに出品したまま回収するのを忘れていたんだ。
思い出した思い出した。
フレッシュで塗って、ダークグリーンをほかし筆で叩いてドット迷彩を施したゴッグでした。
たしか準優勝か3位くらいだった記憶が。
ゴッグに見えないなんだか変な塗装だったんですが、今回作るゴッグは、設定色に近いわりかし普通の色で塗ってみようと思います。
ここのところ設定色を無視したヘンな色でガンプラを作ってばかりいたので、オーソドックスな塗装でいこうと思います。
もっとも私が作れば、ヘンな感じになってしまうかもですが。
というわけで、ヨドバシカメラで買ってきたゴッグ。
税込み678円也。
安い!
箱の中
シンプル、シンプル、箱の中。
HGUCゴッグの箱の中です。
ランナー、ポリキャップ、シールなどのパーツ類がはいった袋が2枚。
おお、部品少な目、すぐ出来上がりそう。
これだから(?)初期のHGはいいんですな。
部品と取説
ランナー、シール、ポリキャップを並べてみました。
ふむふむ、パーツ構成、コンパクトにまとまっていて良い感じですな。
A1、A2ランナー
A1とA2ランナーです。
脚でけぇ!
ドカンと面積が広いドムのような脚。
それがハイゴッグになると、足は3枚の鉄板のようなものに変わるので、ほとんどゴッグとは違うMSなんじゃないかと思ってしまいますね。
踏襲したのは名前だけ、って感じかも。
Bランナー
Bランナーです。
この黄土色、塗装の際はダークアースを基調にすべきか、カーキを基調とすべきか悩んでします。
Cランナー
ゴッグのチャームポイント(?)であるアイアンネールのパーツがCランナーにはまとめられてますね。
ペーパーで削って、もっと鋭利な爪先にしてもいいけれど、面倒なので今回はそのまま作ります。
シールとポリキャップ
ゴッグのシールとポリキャップです。
顔面のモノアイのシールを貼る黒い面はシールで再現するようになっていますが、さすがにテカリがあるので、ここは黒や濃いグレーなどで塗装したほうが良いと思いますね。
ただし、素組みで作る人にとってはこのシールの存在は親切だと思います。
取説/設計図
取説(取り扱い説明書/設計図)です。
表1と表4。
機体解説のカラー面。
やっぱり、この名シーンは外せないでしょう。
「さすがゴッグだ、なんともないぜ」。
ちなみに、放送当時は、「ゴッグ」ではなく「ゴック」と呼ばれていましたね。
なので正確には「さすがゴックだ、なんともないぜ」。
次に1色の設計図面です。
さて、制作開始!
サフ吹き
今回はアクリル塗料で塗ろうと考えています。
その前に、プラスチックの下地ツブし。
マホガニーと黒のサーフェイサーを交互に吹きました。
こうすることで、乾燥後に塗る塗料の食いつきをよくすることと、完成後に関節のスキマからチラリと見える塗装していないプラスチックの箇所を無くそうという意図があります。
筆が届く表面はあとでいくらでも重ね塗りが出来るので、むしろ組み立てた後に筆が届きにくい箇所を狙ってサーフェイサーをプシューっと。
すると、その周辺にも粒子が付着するので、結果的に全体的にサフが行き届くようになるわけです。
ランナーにハルレッド塗り
ランナーからパーツを切り離さない状態のまま、タミヤアクリル塗料のハルレッドを塗りました。
水で薄めたハルレッドを幅の広い平筆でササっと塗ってはいおしまい。
ランナーに基本色+ハルレッドを筆塗装
ランナーからパーツを切り離さないまま各色を塗装しました。
だいたいこんな色にしようかなぁと思い描いている色にハルレッドを混ぜて筆塗りしました。
茶色いパーツはレッドブラウンにハルレッドをプラスして、
黄土色のパーツにはカーキにハルレッドをプラスして、
グレーのパーツにはダークグレーにハルレッドをプラスして、
足先のパーツにはNATOブラックにハルレッドをプラスして塗りました。
すべての色にハルレッドを混ぜることで色彩に統一感をもたらそうという意図です。
基本色を筆塗り
各パーツにゴッグの基本色を筆塗りしました。
塗料はすべてタミヤのアクリル塗料です。
茶色い箇所はレッドブラウン。
黄土色っぽいところはカーキを塗った後に薄めたデザートイエロー。
グレーのパーツはジャーマングレー、もしくはNATOブラックです。
この後、フィルタリングをかければ、暗い色になってしまうので、この段階では少し明るめの色を塗っています。
ステインブラウンでフィルタリング
ゴッグの各パーツにMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでフィルタリングをかけました。
専用の溶剤で薄~く溶いて軽~く筆塗り。
乾く前にささっとティッシュで拭き取り。
控えめ、控えめに。
ガンメタルでドライブラシ
各パーツにガンメタルでドライブラシをかけました。
半分にカットした平筆の先にガンメタルをつけてキッチンペーパーで塗料を拭き取り。
そして、軽く、軽~くパーツのエッジを中心に筆をさすって塗料の剥がれを表現。
アップでみると、けっこうやり過ぎたかも?
少しドライブラシしては少々休憩、少しこすっては少々休憩。
これを繰り返すのが一番なんですけど、せっかちなんで、一気に結果を欲しがってついつい調子に乗ってやり過ぎてしまいます。
モノアイの位置
MG(マスターグレード)のゴッグのモノアイは、可動式なので好きな位置に移動できます。
しかし、HGのゴッグのモノアイはシールなんですね。
なので、一度貼る位置を決めて貼ってしまえば、あとは動かせない。
もうそれだけで、ゴッグのイメージが決定されてします。
ですので貼る位置にはこだわりたいものです。
キットにはピンク色のモノアイのシールがついていますが、今回はセンサー用メタリックシールを使いたいと思います。
これのいいところは、わずかな光でもなぜか光を集めて発行しているように見せてくれるところ。
最近作っているガンプラは、このセンサー用メタリックシールの赤や青のお世話になっています。
で、今回は赤のバージョンを使用したいと思います。
まずは、頭部の中央に貼ってみました。
この位置でも構わないのですが、なんだか可愛らしいですよね?
せっかくの「さすがゴッグだ」のゴッグなので、もう少し怖い感じを出したい。
となると、やっぱりモノアイの位置をズラすしかない。
以前作ったアッガイのような上目遣いも悪くはないのですが、それだとワンパターンかなとも思うんですよね。
だいたいジオン系のモノアイがついたMSは、モノアイの位置を右か左にズラすだけで、なんとなくメンチきってる怖い感じになりやすい。
なので今回はあえて上目づかいの怖い感じよりも、巨大感を出すための下睨みをしている『リング』の「貞子目」にしてみました。
約18mの上空から、こんな目で見降ろされたら、誰だってビビリそうです。
頭部を胴体に装着してみました。
うーん、怖ぇ。
フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット
少しずつ組み立てながら汚しをかけています。
この段階ではMr.ウェザリングカラーのフィルタ・リキッド レイヤーバイオレットを面相筆に含ませて、全体に薄く延ばすように塗装しました。
色調が、しっとりと落ち着いた感じになりました。
フィルタ・リキッド イエロー
今度は、Mr.ウェザリングカラーのフィルタ・リキッド・イエローでフィルタリングをかけました。
平筆で薄くうすーく伸ばしていく感じで。
後姿。
だいぶ無難かつアッサリとした外観になってきました。
今回は無理してインパクトを出そうとしないでもイイかな?なんて思っています。
完成!
ゴッグ、完成しました。
今回は、あまり汚しをやり過ぎず、ロールアウトした新機体が2~3回ほど海の中に浸かった程度のイメージで仕上げています。
やっぱり、下睨みのモノアイ配置が功を奏したと思います。
ごっつく怖い。
兄ちゃん、お金ちょーだいなっ!
それに比べて後姿は可愛らしい。
幼児体型。
大きなパンツをはいたハゲ坊主。
これでHGのジオン水泳部の主力MSの4体が揃いました。
顧問のゾック先生と3人の水泳選手。
さらに、赤い3人の不良部員が加わると……。
ちなみに、赤い奴らの中で一番ヘンなコウモリみたいなカタチの奴がいますよね。
この人です。
この人、ゴッグの親戚です。
全然カタチがちゃいますな。
参考記事:HGUCハイゴッグ制作レポート
ど~ゆ~ことやねん!?
記:2018/10/10
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