安い!1/144 デュエルガンダム (機動戦士ガンダムSEED)制作記
2021/01/31
こんなキットもあったんだ
AKIBAのヨドバシの6階、ホビーショップをぶらついていたら、なんと、めちゃくちゃ安いSEED系のガンプラのコーナーを発見!
その中でひときわ目をひいたのが、デュエルガンダム。
箱が小さい。
このサイズで1/144?
しかも、値段がめちゃくちゃ安い!
291円(税込み)。
ニクイ!
店頭では箱がセロテープで開けられないようになっているので、中身は見れないのですが、これはきっとかなりパーツ数が少ないだろうということが想像できます。
ということは?
⇒作るのがラク
⇒すぐ塗れる!
よし、すぐ作ってすぐに塗ろう!
ということで、購入。
すぐに作ります!
シンプルなパーツ構成
デュエルガンダムのランナーは、たったのこれだけ。
ランナー2枚にポリキャップ。
そのランナーも1枚のランナーを箱に入るサイズに2分割されているだけなので、実質的にはランナーは1枚だけという、かなりシンプルなパーツ構成になっています。
腕のパーツは、左右貼り合わせるだけという、極限まで組み立ての手間を省いてくれています。
それでいて、造型やモールドには手抜きの印象がまったくありません。
可動域にはそれほどこだわらず、とにかく早く完成させて、むしろカタチが出来た後の塗装を楽しみたい私のようなタイプには、嬉しいパーツ分割です。
素組み完成
デュエルガンダムの本体、あっという間に完成です。
塗装の際に隙間が目立たないよう、接着剤で貼り合わせています。
組み時間は、20~30分程度。
接着剤を使わずに、もっと早く組もうと思えば10分くらいで組めてしまうかもしれません。
あっという間に完成してしまうほどのパーツ量ですが、完成後のカタチに手抜き感はまったくなく、なかなかのプロポーション。
塗装をほどこせば、かなりの見栄えになるのではないかと思います。
黒サフ吹き
いったん組みあがったデュエルガンダムをバラして、黒のサーフェイサーを吹きました。
これを吹くことで、隙間や継ぎ目を浮彫にさせるわけです。
もちろん、プラの下地を塗りつぶすという意図もあります。
乾いたら、隙間には瞬着を流し込み、継ぎ目の目立つ箇所にはペーパーがけをします。
ペーパーがけとサフ吹き
ペーパーがけをして表面をならすと、今度はプラスチックの地肌が見えます。
そこを目がけて、ガンメタルをシュッと軽くスプレー。
乾くと、まだ隙間が埋まっていなかったり、継ぎ目が目立つ箇所もチラホラあるので、またまたペーパーでゴシゴシ。
再びプラの地肌が出たところを中心にマホガニーのサーフェイサーを吹き付けました。
なんだか厚ぼったくモッサリとした感じになってしまいました。
個人的には、これくらい眠たい感じが好みなんですけど、やっぱりガンダムは精悍かつシャープじゃなきゃいけないのではないか?という強迫観念が心の中のどこかに残っているようで、「しまった!」という気持ちと、「まあまあこれはこれでイイじゃないの?」という気分が半々という感じですね。
ジャーマングレーを筆塗り
タミヤのアクリル塗料、ジャーマングレーを水で薄めて、さらりさらりと筆塗りしました。
水で薄めて塗ると、下地が透けて見える箇所は多いのですが、溶媒である水が乾燥すれば、塗料の表面は乾燥して本来の色味になってくれるので(容器の中にはいっている液体状態の色と、乾いてからの色味にはかなりのギャップがある)、色の確認が素早くできて便利です。
もっとも、現段階では下塗り段階なので、どうせ見えなくなる色なので色味の確認をしても仕方がないのですけどね。
薄めたレッドブラウンを窪みにペタペタ
水でうすめたレッドブラウンを窪みや陰になるところを中心に筆で流し込みました。
いや、流し込むという表現は適切ではないかな。
水で薄めたアクリル塗料は、エナメル塗料のようにツツーっと心地よく隙間に流れてくれないのです。
エナメル塗料はサラサラですが、水で薄めたアクリル塗料は、けっこうボッテリと重たい感じ。
なので、流し込むというよりは、筆でぺたぺたと色を置いていくような感じで下塗りの色に変化をつけていきました。
水は油より重たいことを指先で実感しながら。
タミヤのアクリル塗料のつや消しは、ミスターカラーのようなラッカー系のつや消しよりも、かなりつや消し度が高いので、解体、スクラップ寸前のボロボロなガンダムに見えてしまいます。
一気に塗り塗り
水で薄めたアクリル塗料で一気に基本カラーを塗って、フィルタリングまで一気に作業を進めてしまいました。
手が止まらんかったんですよ。
白い部分は、ライトグレーを塗り、明灰白色を重ね、さらに白と明灰白色を塗り重ねました。
水で薄めたアクリル塗料はすぐに乾くので、どんどん重ねていけて便利ですね。
青い部分はシーブルー、さらにフラットブルーを塗り重ねました。
目やV字アンテナや胸のインテークの黄色は、オレンジ、オレンジ+黄色の塗り重ね。
そして乾いたら、ステインブラウンでフィルタリングをかけて、乾いたら、軽くメタリックグレーでドライブラシで輪郭を強調。
筆塗りの良い練習になるプラモではありますが、いやぁ、それにしても自分の筆塗りのヘタさ加減を思い知りました。
でも、このSEEDの1/144スケールの「部品少ないシリーズ」は、お値段安め、組むのがカンタンゆえ、筆塗りの練習台にはもってこいだと思います。
完成!
デュエルガンダム完成です。
タミヤのスミ入れ塗料のブラックやブラウンを凹んだところに流し込んだり、タミヤのアクリル塗料のメタリックグレーやタミヤのエナメル塗料のバフでエッジをドライブラシをしたり。
そして最後に仕上げはウェザリングマスターのオイルやサビを塗って。
いやあ、関節ほとんど動かないので、塗って乾かし、関節曲げて再び塗ってないところを塗ってという作業を繰り返す必要がなかったので、一気に作業が進みました。
筆塗の良い練習台になるキットです。
にしても、塗り分け下手やなぁ。
もっと練習しないとね。
SEEDの関節動かないシリーズ、安いし、すぐに組みあがるし、そのぶん浮いた時間は塗装に回せるし、なかなか良いですね。
他のMSも作ってみようかと思います。
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