恋とハシカとジャズは、年をとってからのほうがタチが悪い
ジャズは聴く者の気持ちを鼓舞してくれる要素が多分にはいった音楽だと思う。
ジャズを聴いて、仕事へのやる気を出す人も多いだろう。
しかし、個人的にヤル気が出たからといって、その気持ちは人に強要するものではない。
ときおり私の周囲には、興奮しながら「ジャズ聴きはもっと行動を起こすべきだ」などといったことを、やかましくガナリ立てる輩が出現するが、私はこのような人種は苦手な上に、とても鬱陶しい気分になるので、そのような方とのお付き合いは遠慮させていただくことにしている。
受け手の温度は人それぞれだし、生き方まで説教される覚えはないからだ。
元より、私は生理的に説教オヤジは受け付けない体質だということもある。
だいたい、この手の人はオッサンが多い。
恋と麻疹(はしか)は、年をとってからのほうが重症になるそうだが、ジャズの場合も年をとってから目覚めたほうが、タチの悪い病状が発症しやすいのかもしれない。
記:2005/11/12