ジャズ批評 No.202 マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2017
2021/02/11
2017年ジャズアルバムのマイ・ベスト
『ジャズ批評』誌の2018年3月号が発売されました。
特集は、毎年恒例の「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム&ジャズ・オーディオ・ディスク大賞」です。
私も、いつものように2017年発売の「いい!」と思ったジャズのアルバム5枚をセレクトして、それにまつわるテキストを寄稿させていただいております。
私が選んだ5枚のアルバムは、あの人のあれと、あの方のそれと……(詳しくは本書をお読みください)。
あの人と、あのアルバムが一致!
おっ!? 私が選んだ1枚と、プロデューサーの行方均氏がセレクトしたものが一致しておりますな。
(ま、その人をニューヨークで「発見」し、プロデュースもし、二本に広めた行方さんのことですからね)
ちなみにジャズ鑑賞集団MOONKSのメンバー・白澤氏も同じアルバムを選ばれておりますね。
あと、異種格闘技、いや「格闘技」ではないのですが、まったく異なるジャンルの楽器弾きと共演して、スリリングな演奏を繰り広げた、あの人の、あのアルバム。
もっと多くの人がセレクトするものかと思いきや、意外にもベスト5に選ばれている人は少ないですな。
まだ詳しく読んでいないのですが、ざっと見た限りでは、「新潟ジャズストリート実行委員会」理事の舟田敏氏くらい?
レコードショップの担当の方は選ばれている方は多いのですが、人気、知名度から、やっぱり店頭では他のジャズCDよりは各段に売れたのでしょう。
それにしても、あのサックス奏者のあのアルバムを選んでいる人、皆無だったのは意外ですなぁ。一人くらいはいると思ったんだけど。
この「カフェモン」でも以前レビュー書いたんですが、「フュージョンな人」という固定イメージがついちゃっているのでしょうかね。しかし、だとしても、そのイメージとは裏腹に、なかなか気持ちの良い音を出す人だと思うし、これからも要注目なお方だと思うんですけどね。
それと、ちょっとベタかな?と思いはしたんだけど、やっぱり音が、というよりリズムがカッコ良かったので、いつもはピアノ弾く人が、ピアノ以外の電子楽器をメインい弾いてた「例のアルバム」もセレクトさせていただきましたが、さすがに、このアルバムを選ばれている人は、コルトレーン研究家の第一人者の藤岡靖氏をはじめ、何人かいらっしゃいましたね。
ちなみに今回、「ベスト5枚」を選出するにあたり、個人的な「選考基準」を設けました。
いや、「選考基準」というと大げさか。自分の中のルールというか縛りのようなものですね。
では、その「縛り」とは?
そして、「あの人」や「あのアルバム」とは?
詳しくは『ジャズ批評 No.202』をご覧ください!
記:2018/02/25
関連記事
>>ジャズ批評 2017年03 月号
>>ジャズ批評 2009年9月号/トミー・フラナガンとデューク・ジョーダン特集
>>『ジャズ批評』編集長に、教えられた。
>>セロニアス・モンクについて『ジャズ批評No.94』の記事に反論