『ラスト・フレンズ』の上野樹里と『絶対彼氏』の相武紗季

   

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前にも書いたかもしれないけどドラマ『ラスト・フレンズ』の上野樹里、そうとうイイです。髪型が(笑)。

思い切ってベリーショートにして正解。

おそらく、いままでの髪型の中では一番似合っているのではないかと思います。

ちょっと前の椎名林檎に通じるような精悍さも醸し出し、さらには、トゲトゲしさとは裏腹の内面の痛々しさをも感じさせる佇まいは、おそらく、これまでの彼女が演じた役の中でもベストにはいるでしょう。

ま、個人的ベストワンは、どう転んでも、『スウィング・ガールズ』の鈴木友子の役だけどさ(笑)。

そういえば、最近ドラマに出まくりの相武紗季ですが、今回の『絶対彼氏』の役も、どちらかというと「純情おっちょこちょい」的な性格。

もう、この雰囲気が定着しちゃった感もあり、それはそれで56年前後のハードバップを聴いているような安心感、安定感はあるのですが、個人的に彼女の役柄でベストだったのは、なんといっても、映画『ビート・キッズ』のナナオ約でしょう。

学生服とも中国拳法の服ともつかぬ妙な衣装を着て、ブラバンを仕切る天才少女。

自分のことを「ボク」といい、命令口調で、高飛車でドラムがうまいという、いかにもマンガ的な設定の役を、一生懸命凛々しさをだそうとしつつも、妙にギコチない演技。

そこがまた妙にハマっていて、見ていて面白かった記憶があります。

で、なんで、上野樹理の話題から相武紗季に飛ぶのかというと、上野樹理→スウィング・ガールズ→スウィング・ガールズ出演者がたくさん出ている映画→ビートキッズ→あ、両方とも、音楽・青春映画じゃん!

と連想が働いただけだよーん。

近藤等則(tp)も、ちょこっと出ている『ビート・キッズ』は、音楽好きはおさえておきたい相武紗季の隠れ名作かもしれません。

記:2008/04/18

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