キング・アーサー/試写レポート
2018/01/09
ゴメン、ほとんど寝てた。
起きていたのは、冒頭の、子どもが徴兵されてゆくシーンあたりまで。
「徴兵期間は旅している時間を除いた15年間だ」、なんてことを村に迎えにやってきた兵士たちが言い、「15年もか、長いな」などと思っているうちに、長い眠りについてしまった。
目が覚めたのは、ラストのクライマックス。
たぶん剣と剣がぶつかり合うカキン、カキンな金属音で目が覚めたのだろう。
いやぁ、圧巻です。戦闘シーン。
さすが、『トップ・ガン』『アルマゲドン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』なジェリー・ブラッカイマーの世界です。
とりあえず、スケールが大きい。お金がかかってそう。
だってさ、燃えた弓矢が放たれるじゃない?そうすると、地面がドッカーン!だよ、ドッカーン!
これ、今から1600年前の戦闘。日本では、邪馬台国の卑弥呼が魏に遣いをやってから数十年後の世界。古墳とかハニワが全国いたるところに作られていた時代ですね。
さすが、西洋は進んでるわ。火でドッカーン!な圧倒的なビックリ戦闘は、広告の言葉通り、まさに“思わず息を呑む戦闘シーン!”でした。
さらに、広告の文句を続けますと、“この夏最大の《感動の涙》!”、“『パイレーツ・オブ・カリビアン』のスタッフが放つ愛と激動のスペクタクル!”、“愛と友情の絆が、いま《救世主》を目覚めさせる…。”ですが、うん、まさに、愛と友情とスペクタルなんですね。
そして、これがそのまま、製作者ジェリー・ブラッカイマーの世界観なのでしょう。というのも、時代やテーマこそ違えども、クライマックスからラストにいたるまでの流れって、ほとんど『アルマゲドン』。
どういうことかというと、それは、ご覧になっていただければ分かると思います。
ジェリー・ブラッカイマーという製作者の確固たる世界観、
あるいは、「オレの映画はかくあるべし」な哲学が、見事なまでに具現化した後半からラストでした。
え?中盤については?
夢の中にいたから分からないよ。
movie data
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
製作 : ジェリー・ブラッカイマー
監督 : アントワン・フークワ
出演 : クライヴ・オーエン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ、ステラン・スカルスゲールド、スティーヴン・ディレン、レイ・ウィンストン ほか
配給 : ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
公開 : 2004/07/24~
観(寝)た日 : 2004/07/13
キング・アーサー ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]
記:2004/07/23