旧キットのメッサーシュミットMe109G(ハセガワ1/72)制作記
飛行機プラモが苦手なんです
そういえば、私、メッサーシュミットって作ったことなかったんですよね。
メッサーはカッコいい。
だから、長年「作るぞ~、作るぞ~」と思いつつも、
でもドイツ機だからな~(難しそう)
だってドイツ機だしな~(失敗しそう)
そういう思いが頭をもたげて、手を出すのが怖くて怖くて現在に至る、って感じでした。
しかし、「粗製乱造斉」を目指す者としては、そんなこと言ってられん。
押入れの中で熟生され過ぎて腐りかかっている(?!)ハセガワの旧キット、Me109G、作ります!
今回の心構えとしては「たとえ途中で上手くいかないと思っても、諦めずに最後まで作る」です。
けっこう飛行機のプラモって、私の場合、途中で作るのをやめてしまうことが多かったんですよ。
なので、今回は「ああ、上手くいかない!」と嘆く暇を自分に与えないためにも勝敗を決するのはスピードですね。
とにかく雑でもいいから「早く作る」。
これしかないです、私の飛行機プラモに対する苦手意識を払拭するのは。
なので、組み立て説明書に指定されているマーキングや塗装も、きっちり&厳密に守ろうという意識は捨てる!(笑)
参考になりそうなところは、参考にするという「ほどほど参考戦法」をとりました。
一気に組み立て
というわけで、ドイツなだけに電撃戦ばりに一気に組み立て。
プロペラやキャノピー以外は一気に組み立ててしまいました。
ポーランド侵攻作戦においては、ヴァイクセル川に到達したくらいの段階ですかね。
本当は操縦席を塗装して、フィギュアを塗装して操縦席に座らせてから、それを挟み込むように胴体を接着するのですが、このプロセスは無視(ヒドイ)。
また、張り合わせる前に、脚部を収納する翼の内側も塗装すべきなんですが、それも無視(ヒドイ)。
その理由は、過去に何度か私、飛行機のプラモ作りを挫折しているのですが、だいたい上記プロセスの段階で作ることに飽きてしまうことが多いから。この段階にいたると、別なプラモに目移りしてしまうから(ヒドイ)。
だから、今回は飽きる前に、一気に組み立ててしまい、後で塗ろうという魂胆です。もし奥まったところに筆が届かなかったら、それはそれで仕方がないさ!と諦めようと考えています(ヒドイ)。
裏側です。
成型色が濃く、テカっているので、ペーパーがけしてもパーティングラインが消えたかどうかよく分からないんですよ。
なので、サフを吹いてチェックすることにします。
下塗り
マホガニーのサーフェイサーを吹いてみました。
その日、かなり高温多湿の曇り空の日だったためか、いつもに増して吹き付けた後の色のマット感がハンパないです。
ちなみに、このサフを吹いた後、同時並行で作っているSu-22フィッターにも、つや消しトップコートを吹いたのですが、とにかく全体的に白濁、白濁、ひどいものでした。
やはり、高温多湿の日のスプレー作業は、よく考えてから取り掛かったほうが良いですな。
筆塗り
テキトー筆塗り第一弾。
タミヤのアクリル塗料を水で薄めたものを平筆で大雑把に塗ってみました。
マスキングはせず、フリーハンドで、それこそ文字どおりの一筆描き(テキトー)。
だから、ドイツ機らしいビシッ!とした要素は皆無で、なんだかダルくて緩い感じになってしまっています。
ま、薄めた塗料の筆塗り第一回目だから、今後塗り重ねていく過程で少しずつ修正していければなと考えています。
茶色汚い
で、一気にデカール貼って、デカールの上からフラットクリアを5倍ほど薄めたものを面積広めの筆で塗って、乾いたら、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンでスミ入れ、拭き取りをしました。
拭き取りが甘かったので、茶色汚いです。
というより、ボカシ筆でポンポンした機体側面の点々迷彩が台無し。
まったく色の境目が分からなくなってしまった……。
主翼や水平尾翼のグレーとグリーンの差はかろうじて見分けがつくんですけどね。
ガンプラもそうだけど、ついついAFV感覚でキツ目の汚しをいれちゃう癖が抜けていない。
完成!
後悔していることは、キャノピーのパーツ、塗装する前にすり合わせしておけばよかったということ。
さて残すはキャノピーのみだと、キャノピーの透明パーツをランナーから切り出して本体にはめてみたら、ピタッとフィットしないんですよね。
微妙に隙間ができたりはみ出たりと。
まあいいや、そんなの関係ねぃぜ!ってことで強引にキャノピーのパーツを本体に接着!
で乾いたら、窓枠を塗装しました。
透け透けにならぬよう、最初にNATOブラックを塗り、乾いてからNATOグリーンを面相筆で上塗りしました。
はみ出しまくり……。
そりゃそうだ、本当は接着する前に塗装すべきなんですよね。
で、軽くウェザリングカラーのステインブラウンで窓枠をなぞって完成!
ちょい汚し過ぎ、というかウェザリングカラーの拭き取りが甘かったですね。
裏側。
スジ彫りが際立ってパネルラインが明確になったのは良いけど、もうちょっと茶色、拭き取ったほうが良かったですね。
でも、なんだかカッコいいですね。
機首がいいんですよ。
黄色く塗ったあたりの箇所が、角度によっては、ほんのりとふっくらした感じに見えるところが、たまらなくセクシー。
ただ、ちょっと汚すぎ(汗)
次回作るときは、もう少しグレーとグリーンのメリハリがつくように塗りたい(汚したい)と思いまーす。
記:2019/08/10