演奏レポート 2002/05/04 ねこオフ会

   

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2002年5月4日、六本木のバックステージでオフ会を行った。

神戸から上京したドラマー(ねこひろ様)を囲んで、みんなで遊ぼうといった趣旨のオフ会だ。

いつものバックステージで行うオフ会は、演奏したり、歓談したり、カラオケやったりといった具合にダラダラと数時間を過ごすような内容なのだが、今回はちょっと違った。

もちろん最初はそのような内容で考えていたのだが、思いのほか楽器を演奏出来る人が集まったために、最初から最後まで、ほとんどセッションに時間を費やすという内容になった。

椎名林檎のファン、それに今回はジャズを演奏する人も来たので、演奏は林檎の曲半分、ジャズ半分という仕立てで、次々にセッションを行っていった。

最終的に店に集まった人数は28人。

見学の人も多かったが、集まった楽器奏者は、ギター5人、ドラム5人、キーボード4人、ヴォーカル6人、トロンボーン1人という顔ぶれ。

なのに、ベースは私一人……。

上記の面子から、バランス良く人選をして、指名をしてステージに上がってもらい、次から次へと演奏をしてもらうという構成にした。

自分にとって今回のオフ会は、特別なものになったと思う。

何が特別かというと、酒がほとんど飲めなかったこと(笑)。

それと、ベーシストが私一人だったので、たくさんの曲をほとんど休み無しでぶっ通しで弾いたことの2点だ。

当日弾いた曲を以下、列挙してみる(五十音順)
WB……ウッドベース
EB……エレクトリックベース
P……ピアノ

・アイデンティティ(椎名林檎/WB)
・茜指す帰路照らされど…(椎名林檎/WB)
・ウォーター・メロンマン(ハービー・ハンコック/EB)
・オン・グリーンドルフィン・ストリート(ブロニスロウ・ケーパー/WB)
・歌舞伎町の女王(椎名林檎/WB)
・枯葉(ジョセフ・コスマ/WB)
・カンタロープ・アイランド(ハービー・ハンコック/EB)
・警告(椎名林檎/WB)
・サカナ(椎名林檎/WB)
・スペイン(チック・コリア/WB)
・すべりだい(椎名林檎/WB)
・セント・トーマス(ソニー・ロリンズ/WB)
・正しい街(椎名林檎/WB)
・月に負け犬(椎名林檎/WB)
・積み木遊び(椎名林檎/EB)
・罪と罰(椎名林檎/WB)
・テナー・マッドネス(ソニー・ロリンズ/WB)
・バズ・スタイル(矢井田瞳/WB)
・波動(Ajico/WB)
・光(宇多田ヒカル/P)
・病床パブリック(椎名林檎/WB)
・ブルース(key=A/P)
・本能(椎名林檎/EB)
・丸の内サディスティック(椎名林檎/WB)
・メロウ(椎名林檎/WB)
・モーニン(ボビー・ティモンズ/WB)
・やっつけ仕事(椎名林檎/WB)
・浴室(椎名林檎/WB)

といった感じだ。

ピアノ2曲に、エレキベースも数曲弾いたが、ほとんどの曲をウッドベースで演奏した。

もっと多く弾いたような気もしたが、列記してみると意外と少なかったなという気もする。

エレキベースでこれぐらいの数の曲をこなしたことはあるが、ウッドベースでは一度にこれだけの曲を演奏したのは初めての経験。

オフ会も後半になると、ウッドベースの弦も指板も大量の汗でツルツルになっていて、指がすべって音程が取りにくくなっていた。今後は指板を拭ける布を近くに置いておこうと思った。

幹事といいながらも、ずっとステージの上に立ちっぱなしの演奏マシン状態だったので、初対面の人も多かったにもかかわらず、あまり交流することが出来なかったのが心残りといえば心残り。

それと、やはりジャズとブルースと椎名林檎という守備範囲の異なる人が集まった中で、誰もが満足してもらえるような演奏曲配分と人選は難しいと思った次第。

林檎の曲を演奏している間は、ジャズ方面の人が退屈しているんじゃないかと気になるし、ジャズの演奏中には、林檎の人たちはつまらないんじゃないかと気になって仕方がなかった。

中には、思ったよりも演奏をすることが出来ずに不満を感じていた人もいるんじゃないかと思うと、その人たちには申し訳なかったなと思っている。

特に事前に希望曲の申し出があったにもかかわらず、演奏が実現出来なかった曲もあったので、それに関してはせっかくやりたい曲の希望を出してくれた人にはお詫びのしようがない。

今後は、これぐらいの規模のオフ会を催すことが出来るかどうかは分からないが、もし次回やる機会があれば、そこらへんの進行と段取りをもう少しキッチリとしなければならないと思った。

記:2002/05/06(from「ベース馬鹿見参!」)

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