騒々しきコトブキ飛行隊
1話とはうって変わって
先日、『荒野のコトブキ飛行隊』の第1話の感想を書きました。
第1話は戦闘シーンが多かったため、『ガールズ・アンド・パンツァー』のクライマックスシーンのような、登場人物は無言、その無言さがかえってSEと戦闘時の緊迫感を盛り上げているという意味で、「静かなる」という冠をつけたんですね。
参照:静かなるコトブキ飛行隊
しかし、第2話は、一転してピーピーキャーキャーと騒々しい。
それもそのはず、第2話の戦闘シーンは短めで、前半は人間ドラマ中心。
しかも登場人物の大半が女性、しかも2話から登場した最年少キャラのチカも参加していことも拍車をかけ、とにかく賑やか、ニギヤカ。
戦闘シーンも、今回の趣旨は、「性格が合わないようでいて、じつは似ている」主人公のキリエとチカを描かんとする戦闘でもあったので、今回は空戦シーンも静かではありませんでした。
まぁ登場人物が女子中心のアニメだから仕方のないことではありますが。
個人的には、もっと戦闘シーンを見たいと思うのですが、きっと多くのアニメファンからしてみれば、声優の声をあまり聞けなくなるので、戦闘シーンよりも、日常的なやり取りのシーンのほうが望まれるのかもしれませんね。
今後も、第2話のような内容のエピソードが中心になっていくのでしょうか。
鍾馗!
ところで前回、陸軍機が主役のアニメなんだから、同じ陸軍機の飛燕も登場しないかなと書いたんですが、早速登場していましたね。敵役ですが。
飛燕に比べれば、コトブキ飛行隊の隼は旧型機。でも、戦闘機単体としてのスペックは勝敗にはあまり関係ないようで、あくまでパイロットの腕と、戦法が戦闘の優劣を左右するようです。
そういえば、これも先日「登場しないかな~」と書いた鍾馗も登場していましたね。ユーリア評議員の護衛機として。
一瞬、アメリカ海軍のグラマンかと見まごう、鍾馗のスングリムックリとしたボディ、けっこう好きなんですよ。
個人的には、鍾馗は、格闘戦よりも、迎撃機というイメージのほうが強いんだけど。
海軍の局地型戦闘機・雷電と同じような位置づけですね。
鍾馗は、ある意味、運用の誤りから、あまり華々しいイメージのない戦闘機ではありますが、設計者である糸川英夫氏としては、自分が設計した戦闘機の中では、隼よりも鍾馗のほうがお気に入りだったようですね。
自著にも「最高傑作」と書かれているくらいですから。
そういえば、昔ハセガワの1/72のプラモ作ったなぁ、懐かし。
しかし、劇中の鍾馗の薄茶色(ダークアース?)なカラーリングは渋いですね。
ペプシコーラのようなマークもチャーミング。
記:2019/01/25